マウス、紐だけど
「何だコレ!?ミステリー」(2022/1/26)、画面左上にしばらく「大学教授と学術的に紐解く!」と出ていましたが、昔の絵巻物を見たりして、これこそ「ひもとく」ですよ。意味は合っているのになぜ「紐解く」なんだ? 「ひもとく」と書いてあればよかったのに、もったいない(`н´)。
「この亀とは、どのような女性だったのか。鎌倉時代の文献をひもときながら、迫ってみたいと思います」(2022/4/2 18:16 PRESIDENT Online)、d(⌒・⌒)good。「亀」は頼朝の愛妾、亀の前。「ここに書かれたことの意味をひもといていきたい」(2023/10/1 16:36 PRESIDENT Online)、平仮名なのはいいけれど、意味はビミョー( ̄" ̄)。
「新しいシーケンステクノロジーが紐解く人類史」(2021/8/15 22:00 GIZMODO)って( ̄д ̄)! そもそも「紐解く」は誤字で、「ひもとく(繙く)」ですよ、本を開いて読むという意味。「~をひもとく」であって、「~がひもとく」も「~でひもとく」も違います。現代人の遺伝子情報が人類史を「解明する」「明らかにする」でしょ。
「~で」というケースがあるとしたら、例えば“難解な本を読むための手引書”や“外国語の本を読むための辞書”を用いて本を読む・・・でしょうか? 「そこまで言って委員会NP」(2022/3/13)、この日のタイトルが「古典落語で紐解く 先行き不透明な出来事」だったのですが、「紐解く」は誤字で、やはり意味も違います。
まず古典落語を紹介し、その内容になぞらえて議論のテーマについて概要を説明、質問して議論に入っていくわけで、落語は“導入部”、議論の“取っ掛かり”です。「古典落語」でもって「先行き不透明な出来事」を「ひもとく」という流れは、やはり無理ですね。最適な表現を考えるという仕事を放棄して日本語を貧しくしています。
「先行き不透明な出来事」について、議論する、検討する、分析する、考察する、「古典落語になぞらえて考察していく 先行き不透明な出来事」ぐらいですが、長い? だったら「古典落語で考察! 先行き不透明な出来事」はどう? キャッチーじゃない? 言葉を誤用するより随分ましだと思いますが <( ̄д ̄)>。
「小さなお餅の向こうに広がるかけがえのない記憶、ひもといてみましょう」は「グレーテルのかまど 片岡愛之助のくるみ餅」(2021/5/3)で聞いたかまど(キムラ緑子)のナレーション。これは「たどる」という意味で言っているようですが、やはり最適な言葉を選ぶという姿勢はないようです。
「京コトはじめ 金箔・京漆器」で「京都の職人の手仕事についてひもときます。(中略)京都ではぐくまれ全国に広まった日本文化の魅力をひもとく京コトはじめ」と言った森田洋平アナ( ̄д ̄)! 日本文化なんていう割に何も考えていない。NHKって、率先していろいろ壊しているような・・・( ̄_ ̄)。
職人の仕事ぶりを撮影した映像と解説、スタジオで職人から直接話を聞く、ということで、書物は全く関係なし。それなら「改めて見ていきます」「魅力を再確認する」ですね。「ご説明いただきます」「幾つかご用意いただきましたが」はd(⌒・⌒)good、ですが、これぐらい言えて当然、言えなければアナウンサー失格ですからね。
「グレーテルのかまど」(2022/1/17)で「この味わいをひもといてみましょう」と言ったかまど(キムラ緑子)( ̄д ̄)! 五島列島の“かんころ餅”について「いろいろ見ていきましょう」といった意味です。最適な言葉を選ぶという姿勢、そういう考えは完全に捨て去ったようです。
「持続可能な社会をつくる知恵を縄文時代からひもときます」(2022/3/15)と言った新井秀和アナ( ̄д ̄)! 新井アナは、自分が話している日本語が正しいかどうかなんて気にしていませんから、毎度毎度おかしなことを言います。この場合は「探っていきます」ではないでしょうか。
「一連の報道とは異なり、『経済的な理由での海外移住は0%』という結果だ。この結果を紐解くと、移住の具体的な理由は人生の数だけあるといえる」(2023/3/19 11:02 デイリー新潮)は「この結果から」ということで、「…という結果だ。このことから、移住の…」ぐらいでしょうか。はやりの便利な言葉を使いたいだけですね。
「犬があなたにキレている時に見せる『5つのサイン』怒っている理由から紐解くケア方法とは?」という見出し(2023/7/8 12:00 わんちゃんホンポ)、この流れだと「導き出す」ですね、「ひもとく」とは全く違う意味です。何でもかんでも「紐解く」で、楽をしているだけですね ┐( ̄д ̄)г。
「世界の何だコレ!?ミステリー」(2023/9/6)の番組情報「坂本龍馬暗殺事件―いまだ解明されてないこの事件…近年公開されたある手紙をきっかけに、黒幕の存在が浮かび上がってきた!黒幕Xの正体…ひも解く鍵は『龍馬と疑惑の海難事故!?』」って( ̄д ̄)! 明らかに「解明の鍵は」でしょ。
「そこで厚生労働省『令和4年 高齢者の健康に関する調査』で、いまどきの高齢者の介護に対する考え方を紐解いていきましょう」(2023/11/19 10:17 THE GOLD ONLINE)、「そこで、厚生労働省『令和4年 高齢者の健康に関する調査』で今どきの高齢者の介護に対する考え方を読み解いていきましょう」でしょ。
「こころの時代 シリーズ『空海の風景』」(2023/12/3)の番組情報「2002年に制作された番組『空海の風景』をひもときながら」って、珍しく平仮名、その点はいいのですが、意味はビミョー。「2002年に制作された番組『空海の風景』を振り返りながら」ぐらいだと思いますよ。
「謎解き!伝説のミステリー 平安時代に隠された7つの謎がわかる 神社仏閣2時間SP」(2024/7/27)で見た「謎を紐解く 超貴重な古文書を特別公開」というテロップ( ̄д ̄)! 日本語として成立していませんね、貴重な古文書をひもといて謎を解くのですよ。皆さん、少しは言葉の意味を考えましょう <( ̄д ̄)>。
「何だコレ!?ミステリー」(2022/1/26)、画面左上にしばらく「大学教授と学術的に紐解く!」と出ていましたが、昔の絵巻物を見たりして、これこそ「ひもとく」ですよ。意味は合っているのになぜ「紐解く」なんだ? 「ひもとく」と書いてあればよかったのに、もったいない(`н´)。
「この亀とは、どのような女性だったのか。鎌倉時代の文献をひもときながら、迫ってみたいと思います」(2022/4/2 18:16 PRESIDENT Online)、d(⌒・⌒)good。「亀」は頼朝の愛妾、亀の前。「ここに書かれたことの意味をひもといていきたい」(2023/10/1 16:36 PRESIDENT Online)、平仮名なのはいいけれど、意味はビミョー( ̄" ̄)。
「新しいシーケンステクノロジーが紐解く人類史」(2021/8/15 22:00 GIZMODO)って( ̄д ̄)! そもそも「紐解く」は誤字で、「ひもとく(繙く)」ですよ、本を開いて読むという意味。「~をひもとく」であって、「~がひもとく」も「~でひもとく」も違います。現代人の遺伝子情報が人類史を「解明する」「明らかにする」でしょ。
「~で」というケースがあるとしたら、例えば“難解な本を読むための手引書”や“外国語の本を読むための辞書”を用いて本を読む・・・でしょうか? 「そこまで言って委員会NP」(2022/3/13)、この日のタイトルが「古典落語で紐解く 先行き不透明な出来事」だったのですが、「紐解く」は誤字で、やはり意味も違います。
まず古典落語を紹介し、その内容になぞらえて議論のテーマについて概要を説明、質問して議論に入っていくわけで、落語は“導入部”、議論の“取っ掛かり”です。「古典落語」でもって「先行き不透明な出来事」を「ひもとく」という流れは、やはり無理ですね。最適な表現を考えるという仕事を放棄して日本語を貧しくしています。
「先行き不透明な出来事」について、議論する、検討する、分析する、考察する、「古典落語になぞらえて考察していく 先行き不透明な出来事」ぐらいですが、長い? だったら「古典落語で考察! 先行き不透明な出来事」はどう? キャッチーじゃない? 言葉を誤用するより随分ましだと思いますが <( ̄д ̄)>。
「小さなお餅の向こうに広がるかけがえのない記憶、ひもといてみましょう」は「グレーテルのかまど 片岡愛之助のくるみ餅」(2021/5/3)で聞いたかまど(キムラ緑子)のナレーション。これは「たどる」という意味で言っているようですが、やはり最適な言葉を選ぶという姿勢はないようです。
「京コトはじめ 金箔・京漆器」で「京都の職人の手仕事についてひもときます。(中略)京都ではぐくまれ全国に広まった日本文化の魅力をひもとく京コトはじめ」と言った森田洋平アナ( ̄д ̄)! 日本文化なんていう割に何も考えていない。NHKって、率先していろいろ壊しているような・・・( ̄_ ̄)。
職人の仕事ぶりを撮影した映像と解説、スタジオで職人から直接話を聞く、ということで、書物は全く関係なし。それなら「改めて見ていきます」「魅力を再確認する」ですね。「ご説明いただきます」「幾つかご用意いただきましたが」はd(⌒・⌒)good、ですが、これぐらい言えて当然、言えなければアナウンサー失格ですからね。
「グレーテルのかまど」(2022/1/17)で「この味わいをひもといてみましょう」と言ったかまど(キムラ緑子)( ̄д ̄)! 五島列島の“かんころ餅”について「いろいろ見ていきましょう」といった意味です。最適な言葉を選ぶという姿勢、そういう考えは完全に捨て去ったようです。
「持続可能な社会をつくる知恵を縄文時代からひもときます」(2022/3/15)と言った新井秀和アナ( ̄д ̄)! 新井アナは、自分が話している日本語が正しいかどうかなんて気にしていませんから、毎度毎度おかしなことを言います。この場合は「探っていきます」ではないでしょうか。
「一連の報道とは異なり、『経済的な理由での海外移住は0%』という結果だ。この結果を紐解くと、移住の具体的な理由は人生の数だけあるといえる」(2023/3/19 11:02 デイリー新潮)は「この結果から」ということで、「…という結果だ。このことから、移住の…」ぐらいでしょうか。はやりの便利な言葉を使いたいだけですね。
「犬があなたにキレている時に見せる『5つのサイン』怒っている理由から紐解くケア方法とは?」という見出し(2023/7/8 12:00 わんちゃんホンポ)、この流れだと「導き出す」ですね、「ひもとく」とは全く違う意味です。何でもかんでも「紐解く」で、楽をしているだけですね ┐( ̄д ̄)г。
「世界の何だコレ!?ミステリー」(2023/9/6)の番組情報「坂本龍馬暗殺事件―いまだ解明されてないこの事件…近年公開されたある手紙をきっかけに、黒幕の存在が浮かび上がってきた!黒幕Xの正体…ひも解く鍵は『龍馬と疑惑の海難事故!?』」って( ̄д ̄)! 明らかに「解明の鍵は」でしょ。
「そこで厚生労働省『令和4年 高齢者の健康に関する調査』で、いまどきの高齢者の介護に対する考え方を紐解いていきましょう」(2023/11/19 10:17 THE GOLD ONLINE)、「そこで、厚生労働省『令和4年 高齢者の健康に関する調査』で今どきの高齢者の介護に対する考え方を読み解いていきましょう」でしょ。
「こころの時代 シリーズ『空海の風景』」(2023/12/3)の番組情報「2002年に制作された番組『空海の風景』をひもときながら」って、珍しく平仮名、その点はいいのですが、意味はビミョー。「2002年に制作された番組『空海の風景』を振り返りながら」ぐらいだと思いますよ。
「謎解き!伝説のミステリー 平安時代に隠された7つの謎がわかる 神社仏閣2時間SP」(2024/7/27)で見た「謎を紐解く 超貴重な古文書を特別公開」というテロップ( ̄д ̄)! 日本語として成立していませんね、貴重な古文書をひもといて謎を解くのですよ。皆さん、少しは言葉の意味を考えましょう <( ̄д ̄)>。