トリュフチョコだよ~ん
「入れてもらいました」なのに「入れさせてもらいました」というナレーション、「苦しめて」なのに「苦しめさせて」と言う文化人、「複雑にしていく」なのに「複雑にさせていく」と言うアナウンサー、「ダメにしてしまう」なのに「ダメにさせる」と書くYAHOO! のスタッフ、「弟子にしてくれ」なのに「弟子にさせてくれ」という漫画のセリフ。
こういう不思議な間違いをするのが「させ」症候群の患者です。芸能人の「~させていただく」から多くの人が「~ていただく」症候群を発症、何でもかんでも「~させて」だから、不要な「させ」を入れたり「~する」を「~させる」に置き換えたり、意味が変わってしまうのもおかまいなしだから本当に困ります。
実は、別のパターンの症状はかなり前から出ていて、私もたまに書いています。例えば、「保存する」「誘導する」「維持する」「達成する」といった複合動詞、「野菜を保存する」だから他動詞というのは分かりやすいと思いますが、これをわざわざ「保存させる」と言う人がいるのです。「誘導する」は他動詞なので、自分がやるのなら「誘導する」ですが、なぜか、わざわざ「誘導させる」と言う人がいるわけです。
ニュース番組であれこれ補足説明をする解説員が「○さんが政権を維持させたいと考えても」と言ったことがありますが、「維持する」は他動詞なので、「政権を維持したい」と言わなければいけません。政権を握っている○さんがその政権を維持したいと考えるわけですが、「維持させたい」だと、○さんは、政権を握っている人を支えている人、あるいは、陰で操っている黒幕ということになりますよ。
「目標を達成させるためには」なんて言うから社長かと思ったらそうじゃない、目標を達成するために頑張る社員だった、なんていう例もあるのです。自動詞と他動詞の区別ができなければ「~する」「~させる」を正しく続けることはできませんが、このごろは、「自動詞」「他動詞」という言葉すら知らないという人のほうが多いかもしれませんね。
いや、そんなことは知らなくても、日本人なら自然に区別していたはずです。ですが、「野菜が売ってる」なんて平気で言う人が多くなりましたからね。NHKがちょっと前に放送した「地球イチバン『世界一高価なキノコの秘密』」でも、黒川芽以(1987年生まれ)が「トリュフが売ってますね」と言いましたから、「~を~する」だから他動詞だ、なんて言っても無駄でしょう。
実は、「させ」症候群はずーっと前から静かに広がっていたわけですが、複合動詞以外で不要な「させ」を入れる、「~する」を「~させる」に置き換える、こういうことが起きているのは、「~させていただく」が爆発的に広がって定着し、「~ていただく」症候群に大勢が感染するというインパクトがあり、「させ」症候群が一気に拡大、その症状が重篤になった、ということでしょうか。
自動詞か他動詞か、これは「~が」か「~を」かという助詞の選択も関係することなのですが、テレビに映る芸能人のほとんどが箸をちゃんと持っていないのと同じくらい、日本人なのに、助詞が違う、助詞が欠ける、不要な助詞が入る、とにかくおかしくなっています。北陸放送の「MRO旅フェスタ」で大木文香アナが「たくさん、いろいろなものが売ってるんです」と言いました( ̄д ̄)! 「めざましテレビ」でさんざん聞かされましたから、若い人はこれが“普通”のようです。
「襟のカットの仕方が書いたタグが付いてるの」と言ったのは若いタレントですが、友達としゃべっている場面ではなく、情報番組で、ある映画の主演俳優である◇さんがかかわっている物品の紹介をしていたのです。「この映画で主演の◇さんが」とも言いましたが、テレビでこの幼稚さは・・・┐( ̄д ̄)г。
「襟のカットの仕方が書かれたタグが付いてるの」とか、「襟のカットの仕方が書いてあるタグが付いてるの」とか、言えませんかね。「この映画で主演なさっている◇さんが」と言えませんかね・・・言えないだろうなぁ~~~、「この映画で主演されている◇さんが」なら言えるかな。
一般の人が書いた文章で「会場のアクセス方法などが書いた紙」という記述を見たことがありますから、若い人はこういう表現をおかしいと感じていません。「会場へのアクセス方法などが書かれた紙」と書ける人はいるのでしょうか。「もし△がセブンイレブンに売ってあったら買いますか」と言ったのは杉浦太陽ですが、ひどすぎますね、いずれまた別のテーマで取り上げましょうかね。
「入れてもらいました」なのに「入れさせてもらいました」というナレーション、「苦しめて」なのに「苦しめさせて」と言う文化人、「複雑にしていく」なのに「複雑にさせていく」と言うアナウンサー、「ダメにしてしまう」なのに「ダメにさせる」と書くYAHOO! のスタッフ、「弟子にしてくれ」なのに「弟子にさせてくれ」という漫画のセリフ。
こういう不思議な間違いをするのが「させ」症候群の患者です。芸能人の「~させていただく」から多くの人が「~ていただく」症候群を発症、何でもかんでも「~させて」だから、不要な「させ」を入れたり「~する」を「~させる」に置き換えたり、意味が変わってしまうのもおかまいなしだから本当に困ります。
実は、別のパターンの症状はかなり前から出ていて、私もたまに書いています。例えば、「保存する」「誘導する」「維持する」「達成する」といった複合動詞、「野菜を保存する」だから他動詞というのは分かりやすいと思いますが、これをわざわざ「保存させる」と言う人がいるのです。「誘導する」は他動詞なので、自分がやるのなら「誘導する」ですが、なぜか、わざわざ「誘導させる」と言う人がいるわけです。
ニュース番組であれこれ補足説明をする解説員が「○さんが政権を維持させたいと考えても」と言ったことがありますが、「維持する」は他動詞なので、「政権を維持したい」と言わなければいけません。政権を握っている○さんがその政権を維持したいと考えるわけですが、「維持させたい」だと、○さんは、政権を握っている人を支えている人、あるいは、陰で操っている黒幕ということになりますよ。
「目標を達成させるためには」なんて言うから社長かと思ったらそうじゃない、目標を達成するために頑張る社員だった、なんていう例もあるのです。自動詞と他動詞の区別ができなければ「~する」「~させる」を正しく続けることはできませんが、このごろは、「自動詞」「他動詞」という言葉すら知らないという人のほうが多いかもしれませんね。
いや、そんなことは知らなくても、日本人なら自然に区別していたはずです。ですが、「野菜が売ってる」なんて平気で言う人が多くなりましたからね。NHKがちょっと前に放送した「地球イチバン『世界一高価なキノコの秘密』」でも、黒川芽以(1987年生まれ)が「トリュフが売ってますね」と言いましたから、「~を~する」だから他動詞だ、なんて言っても無駄でしょう。
実は、「させ」症候群はずーっと前から静かに広がっていたわけですが、複合動詞以外で不要な「させ」を入れる、「~する」を「~させる」に置き換える、こういうことが起きているのは、「~させていただく」が爆発的に広がって定着し、「~ていただく」症候群に大勢が感染するというインパクトがあり、「させ」症候群が一気に拡大、その症状が重篤になった、ということでしょうか。
自動詞か他動詞か、これは「~が」か「~を」かという助詞の選択も関係することなのですが、テレビに映る芸能人のほとんどが箸をちゃんと持っていないのと同じくらい、日本人なのに、助詞が違う、助詞が欠ける、不要な助詞が入る、とにかくおかしくなっています。北陸放送の「MRO旅フェスタ」で大木文香アナが「たくさん、いろいろなものが売ってるんです」と言いました( ̄д ̄)! 「めざましテレビ」でさんざん聞かされましたから、若い人はこれが“普通”のようです。
「襟のカットの仕方が書いたタグが付いてるの」と言ったのは若いタレントですが、友達としゃべっている場面ではなく、情報番組で、ある映画の主演俳優である◇さんがかかわっている物品の紹介をしていたのです。「この映画で主演の◇さんが」とも言いましたが、テレビでこの幼稚さは・・・┐( ̄д ̄)г。
「襟のカットの仕方が書かれたタグが付いてるの」とか、「襟のカットの仕方が書いてあるタグが付いてるの」とか、言えませんかね。「この映画で主演なさっている◇さんが」と言えませんかね・・・言えないだろうなぁ~~~、「この映画で主演されている◇さんが」なら言えるかな。
一般の人が書いた文章で「会場のアクセス方法などが書いた紙」という記述を見たことがありますから、若い人はこういう表現をおかしいと感じていません。「会場へのアクセス方法などが書かれた紙」と書ける人はいるのでしょうか。「もし△がセブンイレブンに売ってあったら買いますか」と言ったのは杉浦太陽ですが、ひどすぎますね、いずれまた別のテーマで取り上げましょうかね。