これなら問題なし
「少しでも歴史に興味をもってもらえるのでは、と考えて(Tシャツ)をつくった」(2018/11/9 14:27配信 WoW!Korea)は、どこがどうおかしいか分かりますか? 私なら「幾らかでも歴史に興味を持ってもらえるのではないかと考えて(Tシャツを)作った」とかね、あるいは「少しでも歴史に興味を持ってもらえたらと考えて(Tシャツを)作った」と書きます。
流れをちょっと修正しましたが、今日のポイントは「(Tシャツを)作った」なのですよ、「を」まで括弧に入れて、「をつくった」ではなく「作った」と続けます。「(Tシャツを)」を飛ばして読んでも「幾らかでも歴史に興味を持ってもらえるのではないかと考えて作った」と、す~んなりつながるわけです。うん、それで、何を作ったの? 「(Tシャツを)」と補足するわけです。
一般の人の文章に「彼氏は以下のような行動(言動)をとってきて」という不思議な例があったのですが、なぜわざわざ「行動(言動)」と書くのか? 小倉智昭も「この女子生徒の言動とか行動を見てると」なんて言いますから、「言動」を分かっていない人は多いようですが・・・。「行動」と書いた直後に言葉もそうだと思ったのなら、「彼氏の言動は以下のようで」とでも書き直せば? 書き直すのが面倒だったのか?
「今日は(来たのは)山梨です」というお粗末なテロップも見たことがあります。一般の人に「どこから来たの?」と聞いたら「今日は、山梨です」と答えた、つまり、「今日は山梨から来た」ということですが、それがなぜ「今日は(来たのは)山梨です」になるのかな ┐( ̄д ̄)г。「山梨です」でも十分なのに、わざわざ「(来たのは)」と補足するのだったら、「山梨から来ました」と書き直せば? それは思いつかない?
皆さんは括弧の使い方をちゃんと意識していますか? これはおかしいなぁと思うことはたまにあるのですが、考えてみたら、これまでそういう例を記事にしたことはありませんでした。それで、たまたま、やたら括弧が出てくるうえに非常に読みにくい、実例として挙げるのにおあつらえ向きの文章が目についたので、抜粋して解説します。
「家族で旅行、計画や予約は私に任せるということで、全て私が計画し準備しました。(運転は旦那です。)私がやっている短期アルバイトのお金(専業主婦)があり、そのお金を使っての旅行です。出来るだけ子供を喜ばせたいという思いで計画(旦那が大好きな○○も組み込んで)を立てていました。旅行前日に、知人と食事の約束をしたと旦那から伝えられました。夕食の後に買い物に行ったり、街を散策したい(繁華街だったので)という、子供が楽しみにしていた予定があったので別行動にしようかと提案すると、相手に失礼だろうとキレ気味に言われました。勝手な約束(その上キレ気味)にカッとなりましたが、ぐっと我慢しました」
というわけですが、どうですか? まず、自分ならこう書くというのを考えてみてください。考えてみましたか? さて、次の段は、私ならこう書くという例です。
「家族で旅行、計画や予約は私に任せるということで、全て私が計画し準備しました。運転は旦那です。私は専業主婦ですが、短期アルバイトをやっているので、そのお金を使っての旅行です。できるだけ子どもを喜ばせたいという思いで(旦那の大好きな○○も組み込んで)計画を立てていたのですが、旅行前日、知人と食事の約束をしたと旦那から言われました。夕食の後に買い物に行ったり、繁華街だったので街を散策したりと、子どもが楽しみにしている予定があったので別行動にしようかと提案すると、相手に失礼だろうとキレ気味に言われました。勝手な約束をしたうえにキレ気味の態度で、とても腹が立ったのですが、ぐっと我慢しました」
おや? 書いてから気づきましたが、括弧は一つだけになりました。元の文章で「旦那が大好きな○○も組み込んで」を括弧に入れてあったのは、ずっと旅行したがっていた子どもを喜ばせたいというのがメインではあるけれど、旦那の好きな○○もしっかり入れましたよ、忘れていませんよ、という補足(言い訳?)ですね、そういうわけで、やはり括弧に入れました(⌒-⌒)。
「少しでも歴史に興味をもってもらえるのでは、と考えて(Tシャツ)をつくった」(2018/11/9 14:27配信 WoW!Korea)は、どこがどうおかしいか分かりますか? 私なら「幾らかでも歴史に興味を持ってもらえるのではないかと考えて(Tシャツを)作った」とかね、あるいは「少しでも歴史に興味を持ってもらえたらと考えて(Tシャツを)作った」と書きます。
流れをちょっと修正しましたが、今日のポイントは「(Tシャツを)作った」なのですよ、「を」まで括弧に入れて、「をつくった」ではなく「作った」と続けます。「(Tシャツを)」を飛ばして読んでも「幾らかでも歴史に興味を持ってもらえるのではないかと考えて作った」と、す~んなりつながるわけです。うん、それで、何を作ったの? 「(Tシャツを)」と補足するわけです。
一般の人の文章に「彼氏は以下のような行動(言動)をとってきて」という不思議な例があったのですが、なぜわざわざ「行動(言動)」と書くのか? 小倉智昭も「この女子生徒の言動とか行動を見てると」なんて言いますから、「言動」を分かっていない人は多いようですが・・・。「行動」と書いた直後に言葉もそうだと思ったのなら、「彼氏の言動は以下のようで」とでも書き直せば? 書き直すのが面倒だったのか?
「今日は(来たのは)山梨です」というお粗末なテロップも見たことがあります。一般の人に「どこから来たの?」と聞いたら「今日は、山梨です」と答えた、つまり、「今日は山梨から来た」ということですが、それがなぜ「今日は(来たのは)山梨です」になるのかな ┐( ̄д ̄)г。「山梨です」でも十分なのに、わざわざ「(来たのは)」と補足するのだったら、「山梨から来ました」と書き直せば? それは思いつかない?
皆さんは括弧の使い方をちゃんと意識していますか? これはおかしいなぁと思うことはたまにあるのですが、考えてみたら、これまでそういう例を記事にしたことはありませんでした。それで、たまたま、やたら括弧が出てくるうえに非常に読みにくい、実例として挙げるのにおあつらえ向きの文章が目についたので、抜粋して解説します。
「家族で旅行、計画や予約は私に任せるということで、全て私が計画し準備しました。(運転は旦那です。)私がやっている短期アルバイトのお金(専業主婦)があり、そのお金を使っての旅行です。出来るだけ子供を喜ばせたいという思いで計画(旦那が大好きな○○も組み込んで)を立てていました。旅行前日に、知人と食事の約束をしたと旦那から伝えられました。夕食の後に買い物に行ったり、街を散策したい(繁華街だったので)という、子供が楽しみにしていた予定があったので別行動にしようかと提案すると、相手に失礼だろうとキレ気味に言われました。勝手な約束(その上キレ気味)にカッとなりましたが、ぐっと我慢しました」
というわけですが、どうですか? まず、自分ならこう書くというのを考えてみてください。考えてみましたか? さて、次の段は、私ならこう書くという例です。
「家族で旅行、計画や予約は私に任せるということで、全て私が計画し準備しました。運転は旦那です。私は専業主婦ですが、短期アルバイトをやっているので、そのお金を使っての旅行です。できるだけ子どもを喜ばせたいという思いで(旦那の大好きな○○も組み込んで)計画を立てていたのですが、旅行前日、知人と食事の約束をしたと旦那から言われました。夕食の後に買い物に行ったり、繁華街だったので街を散策したりと、子どもが楽しみにしている予定があったので別行動にしようかと提案すると、相手に失礼だろうとキレ気味に言われました。勝手な約束をしたうえにキレ気味の態度で、とても腹が立ったのですが、ぐっと我慢しました」
おや? 書いてから気づきましたが、括弧は一つだけになりました。元の文章で「旦那が大好きな○○も組み込んで」を括弧に入れてあったのは、ずっと旅行したがっていた子どもを喜ばせたいというのがメインではあるけれど、旦那の好きな○○もしっかり入れましたよ、忘れていませんよ、という補足(言い訳?)ですね、そういうわけで、やはり括弧に入れました(⌒-⌒)。