思わず足を止めた
「お客さんの足止めを最小限に抑えている」は「モーニングバード」で聞いたナレーションですが、実はこれ、お客さんが足止めを食っているという話ではなく、災害の影響で客が減った観光地の人たちがあちこちで安全性をアピールし、客足が落ちるのを最小限に抑えるべく努力しているという話なのですからあきれます┐( ̄д ̄)г。
「NEWS23クロス」で中継先から「足止めを余儀なくされた人たち」と言った人、いけませんね。「報道ステーション」のナレーションも「人々は足止めを余儀なくされた」でしたし、「あの日 わたしは」でも、基地から出られないことを「隊員たちは足止めを余儀なくされます」と言いました。「日本人観光客が足止めにされている問題で」と言ったのはTBSの竹内アナですが、惜しいですね。
沈みゆく船内にいた学生たちがなぜ脱出しなかったのかという話で「彼らを足止めさせていたのは」と言った「ワイド!スクランブル」のナレーション( ̄д ̄)! このとき「次々と明るみになる問題に」「ずさんな対応が明るみになるにつれ」とも言ったのですが、原稿を書いた人も書いた人なら、そのまま読む人も読む人ですよ。平野義和ナレーターは誤りだと気づかないのか、あるいは、気づいても直せないのか?
「僕を足止めさせてるんだ」はアニメのセリフ、「こうして○を足止めさせると」は「マツコ&有吉の怒り新党」のナレーション、「我らを足止めさせるためか」は「濃姫Ⅱ」の今川義元のセリフ、そして、「足止めさせたほどの見事な舞」はドラマのセリフ。うんむぅ、全くどうなっているのでしょうかねぇ( ̄~ ̄)。
「足止め」「足止めする」「足止めされる」「足を止めさせる」の違いが分からない? 「足止めする」と「足を止めさせる」も意味が全く違いますが、それすらごっちゃになっています。「足止め」とは、外出・進行・往来を止めること、「止まる」ではなく「止める」です。「足止めする」は他動詞、要するに「出るな」「行くな」ということで、足止めされるのは不都合なことですから「足止めを食う」と言ったりしますね。
ここで一つ注意、「とめる」ですよ、「やめる」ではありません。「止める」を「やめる」と読むのは常用漢字表外の音訓であり、「止める」は「とめる」とだけ読み、「やめる」なら平仮名で「やめる」だと書いたことがありますが、「止めること」を「やめること」と読んでしまったら何も理解できなくなります。
「余儀なくされる」は、しないわけにはいかなくなるということです。「大会の中止を余儀なくされる」なら、大会を中止しないわけにはいかなくなる、しかたなく「中止する」わけで、中止するのは主催者です。では、「足止めを余儀なくされる」は? 足止めしないわけにはいかなくなる、しかたなく「足止めする」わけですから、ある場所にとどまることを余儀なくされた人たちのことを「足止めを余儀なくされた人たち」と言うのは変ですよね、「足止めされた人たち」です。
最低限の修正を加え、「お客さんが減るのを最小限に抑えている」「足止めされた人たち」「人々は足止めされた」「隊員たちは足止めされます」「日本人観光客が足止めされている問題で」「彼らを足止めしていたのは」「僕を足止めしてるんだ」「こうして○を足止めすると」「我らを足止めするためか」「足を止めさせたほどの見事な舞」ですよ。
あ、そうだ、「川崎市の男子高校生のジカ熱感染について、厚労省は、高校生が帰国した際に成田空港の検疫所では自己申告がなかったと明らかにした」という記事をオンラインニュースで見ましたが、申告すれば空港に足止め、ですかね。申告から検査、その結果を見て「足止め」あるいは「解放」、この流れがどの程度の時間を要するのか、そこがはっきりしないとねぇ( ̄~ ̄)。
「お客さんの足止めを最小限に抑えている」は「モーニングバード」で聞いたナレーションですが、実はこれ、お客さんが足止めを食っているという話ではなく、災害の影響で客が減った観光地の人たちがあちこちで安全性をアピールし、客足が落ちるのを最小限に抑えるべく努力しているという話なのですからあきれます┐( ̄д ̄)г。
「NEWS23クロス」で中継先から「足止めを余儀なくされた人たち」と言った人、いけませんね。「報道ステーション」のナレーションも「人々は足止めを余儀なくされた」でしたし、「あの日 わたしは」でも、基地から出られないことを「隊員たちは足止めを余儀なくされます」と言いました。「日本人観光客が足止めにされている問題で」と言ったのはTBSの竹内アナですが、惜しいですね。
沈みゆく船内にいた学生たちがなぜ脱出しなかったのかという話で「彼らを足止めさせていたのは」と言った「ワイド!スクランブル」のナレーション( ̄д ̄)! このとき「次々と明るみになる問題に」「ずさんな対応が明るみになるにつれ」とも言ったのですが、原稿を書いた人も書いた人なら、そのまま読む人も読む人ですよ。平野義和ナレーターは誤りだと気づかないのか、あるいは、気づいても直せないのか?
「僕を足止めさせてるんだ」はアニメのセリフ、「こうして○を足止めさせると」は「マツコ&有吉の怒り新党」のナレーション、「我らを足止めさせるためか」は「濃姫Ⅱ」の今川義元のセリフ、そして、「足止めさせたほどの見事な舞」はドラマのセリフ。うんむぅ、全くどうなっているのでしょうかねぇ( ̄~ ̄)。
「足止め」「足止めする」「足止めされる」「足を止めさせる」の違いが分からない? 「足止めする」と「足を止めさせる」も意味が全く違いますが、それすらごっちゃになっています。「足止め」とは、外出・進行・往来を止めること、「止まる」ではなく「止める」です。「足止めする」は他動詞、要するに「出るな」「行くな」ということで、足止めされるのは不都合なことですから「足止めを食う」と言ったりしますね。
ここで一つ注意、「とめる」ですよ、「やめる」ではありません。「止める」を「やめる」と読むのは常用漢字表外の音訓であり、「止める」は「とめる」とだけ読み、「やめる」なら平仮名で「やめる」だと書いたことがありますが、「止めること」を「やめること」と読んでしまったら何も理解できなくなります。
「余儀なくされる」は、しないわけにはいかなくなるということです。「大会の中止を余儀なくされる」なら、大会を中止しないわけにはいかなくなる、しかたなく「中止する」わけで、中止するのは主催者です。では、「足止めを余儀なくされる」は? 足止めしないわけにはいかなくなる、しかたなく「足止めする」わけですから、ある場所にとどまることを余儀なくされた人たちのことを「足止めを余儀なくされた人たち」と言うのは変ですよね、「足止めされた人たち」です。
最低限の修正を加え、「お客さんが減るのを最小限に抑えている」「足止めされた人たち」「人々は足止めされた」「隊員たちは足止めされます」「日本人観光客が足止めされている問題で」「彼らを足止めしていたのは」「僕を足止めしてるんだ」「こうして○を足止めすると」「我らを足止めするためか」「足を止めさせたほどの見事な舞」ですよ。
あ、そうだ、「川崎市の男子高校生のジカ熱感染について、厚労省は、高校生が帰国した際に成田空港の検疫所では自己申告がなかったと明らかにした」という記事をオンラインニュースで見ましたが、申告すれば空港に足止め、ですかね。申告から検査、その結果を見て「足止め」あるいは「解放」、この流れがどの程度の時間を要するのか、そこがはっきりしないとねぇ( ̄~ ̄)。