◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

注文できない料理店。

2011-10-30 09:24:35 | いろいろあれこれ
                                いい隠し場所?

 Iさんはネットで1時間調べても「萼」の読み方にたどり着きませんでした。試しに「草冠」で検索したら約4分で「がく」にたどり着き、「草冠の漢字」で検索したら筆順まで分かるサイトがすぐに出てくるのですから、一口に検索といってもやり方によって随分違う結果が出るものですね。
 私は、勤務先でも自宅でもパソコンの前にいる時間が長く、何か調べるときは大抵インターネット検索です。でも、そうすることがいいとは思っていません。だって、ネットの情報は、古いんだか新しいんだか、正しいのか、誤りなのか、さっぱり分かりませんから。それに、肝心のことは分からない、しかたない、図書館に行こう、なんてことがよくあるのですよ。また、一つのサイトが全てを網羅しているということがあまりないようで、猛烈に不便さを感じます。
 先日、市内のある料理店について、店の位置、定休日、営業時間をネットでしっかり確認して出かけたのですが、あるはずのその場所に店はありませんでした。それらしい建物はありましたから、つぶれたのかな。ローカルのグルメ番組で紹介されたことのある店だったのですけどね。あれこれグルメサイトを見たのですが、閉店したなんてどこにも書いてない! 移転したという情報もない。
 閉店したならしたで、その店のデータを削除してもよさそうなものですが、店主は「閉店しました」なんていちいちサイトに報告しないでしょうし、サイト側も、紹介した店がつぶれてやしないか定期的に調べるなんてことはしないでしょうしね。そうなると、「○○がつぶれた」や「○○が閉店」で検索してヒットするかしないかやってみて、ヒットしなければやっている、ということになるでしょうか( ̄_ ̄)フン。
 昨日、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』を見てきました。3Dの楽しさをたっぷり堪能することができ、期待を裏切らない展開でスカッとしました。ここ、大事! 久しぶりにスカッとしたのです。それと、テーマソング「When We Were Young」はTAKE THATですよ、なんか懐かしい( ̄・ ̄)。
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「正しく恐れられている」って?

2011-10-26 20:54:10 | めちゃくちゃな敬語
                               ・・・と言っている

 「ご利用しやすい金利をご用意しました」というのは地元の信用金庫のCMです。この信金ってば、いっつもこの調子。「ご利用になりやすい金利を用意いたしました」や「利用しやすい金利をご用意しました」のほうが言いやすいと思うんですけど。その点、ゆうちょ銀行はいいですよ、無難に、ナレーションは「ご利用可能です」だし、テロップは「ご利用いただけます」だし。
 それにしても、「ご利用しやすい金利」といい、「お求めやすくなりました」といい、すっかり定着してしまいましたよ。「利用しやすい」に「ご」を付けただけ、「求めやすい」に「お」を付けただけ、お手軽敬語もどきです。「お求めやすくなりました」なんて平気で言う人に「お求めにくくなりました」と言わせてみたい( ̄_ ̄)。
 くりぃむしちゅーの上田は、変な敬語もどきでべらべらしゃべる、今風に言えば残念な人(?)痛い人(?)です。「やられている」は一般にも広く定着してしまいましたが、すごく気持ち悪いです。上田は「おやりになられています」なんて言うのですから、もっと気持ち悪いです( ̄д ̄)うへぇ~。まるで「ようこそ来やがってくださいました」と言っているみたい(;一_一)。
 「正しく恐れられている」というのはどういう意味だと思いますか。原発事故の後、放射能について正しい知識を持って「正しく怖がる」ということがいわれました。そして、これは、「正しく恐れている」人に対して敬意を表し、「正しく恐れられている」と言っているのです。いやはや、ややこしいですね。「正しく恐れていらっしゃる」と言えば分かりやすいんですが。
 一般の人が「けっこう顔を腫らされて帰ってきて」と言うのを聞きました。殴られて顔が腫れた人のことを言っているのですが、「腫らされて」は変ですね。ややこしく考えれば「殴られ」と同じ「腫らされ」かもしれませんが、これも顔を腫らして帰ってきた人に対する尊敬表現のつもりなのです。何でも「れる・られる」ですか。私なら「けっこう顔を腫らして帰ってらっしゃって」かな。
 ま、でもね、そんなのまだまし・・・かも。「おいしくないなと思っていただいたら返金します」と言ったスーパーの店長、「○○さんの母が頂いていたそうです」と言ったナレーター、「皆さん○○は存じられていらっしゃらないんです」と言った一般の人、買い物をした直後に「買っちゃいました、お買い上げです」と言った若い女性、「私もモデルさんのお仕事してますしぃ」と言ったモデルさん、いいかげんにしてね(⌒⌒)。
 祝日にEテレの番組を見ていて、チャンネルをそのままにしていたら手話レッスンの番組が始まり、ちらちらと見ながらパソコンに向かっていたのですが、「おっしゃるとおりです」はどう表現したらいいのかという質問が出たので注目したら、手の動きをゆっくりにして、肩をすぼめ、顔で敬意を表すのだそうです。うわぁ、やられたなぁ、このほうがずっと伝わる(~_~;)。
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「犯人にさせられちゃうよ」って?

2011-10-23 09:37:57 | 気になる言葉、具体例
                                  アイボと相棒

 土曜日の昼はいつも「世界ふれあい街歩き」を見ています。撮影している側の人が全く画面に出ない、声すら聞こえない。見えるのは目の前の風景とそこで生活している人たち、聞こえるのは街のいろいろな音、街行く人の声。だから、自分がそこを歩いているような気分になれるのです。ほかの旅番組とか、リポーターなんてものが出てくる番組では、まさにそこにある見たい風景を映す前にリポーターの顔を長々と映すでしょ、あれが嫌で嫌でたまらないのですよ。リポーターはもういいから、早くカメラをあっちに向けてくれ~~~( ̄д ̄)!
 さて、その「世界ふれあい街歩き」で、15日の放送だったでしょうか、「すみません、足止め(あしどめ)させちゃって」というナレーションが聞こえてがっくり。話を聞くために、「自分」が「街行く人」を「足止め」したのですから「足止めしちゃって」です。「~させて」が猛威を振るう世の中だからこうなってしまうのでしょうか。
 でも、もっと言えば、話を聞くためのちょっとの間のことですから、「足止め」というほどではないですね。例えば、崖崩れで通行止めになったとか、交通機関がストップして帰れなくなったとか、それで困って「足止めを食った」と言うのが適当ですから、この場合は「足を止めさせちゃって」がいいと思います。「自分」が「街行く人」の「足(歩行)」を「止めさせた」わけです。
 (⌒・⌒)にゃは~、ついに「相棒ten」が始まりましたよぉ~。初回2時間スペシャル、15年前の冤罪事件を調べるという話ですが、そんなに込み入った感じでもなかったのに意外な展開もあり、面白かったぁ(⌒‐⌒)。でもね(←やっぱり出た)、殺人事件の容疑者(真犯人ではなかった)が発したこのセリフ、「犯人にさせられちゃうよ!」って・・・がっかり。
 「する」と「させる」を区別できない人がものすごく増えているように感じます。だれも自分の言うことを信じてくれない、捕まったら自分が犯人ということになってしまう、ということは、「犯人にされちゃうよ!」です。動機はある、凶器には自分の指紋がついている、証拠はそろっていましたからね。
 それから、真犯人が言った「取っ替え引っ替え、しつこいな」も変です。刑事が何人も何度もしつこく訪ねてくることを言うなら「入れ替わり立ち替わり」でしょう。脚本家が書いたセリフそのままなのかな? 「犯人にさせられちゃうよ!」のほうは役者がセリフを変えちゃったということもありえますが、そうでなければ、やっぱり脚本家の日本語力不足? ちょっとしたミス? (ーー;)う~ん、頼む、頑張ってくれい。
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「家族とお話しして」って?

2011-10-19 21:53:14 | 気になる言葉、具体例
                           何を話し合ってるんですか?

 10月9日、「お父さんがどんなことをお話ししているかというと」は、羽鳥慎一が「お話ししている」という謙譲の形を認識しておらず、ガキンチョみたいに「お話、している」という感覚でもって言っているのではないかと書きました。そして、10月12日、「家族とお話、しておいたほうがいいよね」と子どもたちに向かって話す人がいて、そのテロップが「家族とお話ししておいたほうがいいよね」だったから妙だ~~~と書きました。ほんとにみょ~~~(⌒⌒)ン。
 それで、つい先日、恐らく50代後半の、落ち着いた感じの女性がゆっくり「○○さんとおはなししていて」と言うのを聞いたものですから、テロップを書くとしたら「○○さんとお話ししていて」か「○○さんとお話、していて」か考えてみました。「お話しする」という謙譲表現だったら「○○さんにお話ししていて」ですから、この場合は「○○さんとお話、していて」と書くしかないかなぁ。
 でもね、この雰囲気ならこれもありかなぁ~と思ったのですよ。例えば、おめかしする、お出掛けする、おさらいする、お絵描きする、おねだりする、お遣いする、お休みする、そして、お話する・・・このぐらいにとどめておいてほしいですけどね。
 それから、「○○と話す」はいいですが、「○○と話させて(はなさせて)ください」は言いにくいですから、普通は「○○と話をさせてください」と言いますね。「話す」は、どちらかというと一方的、「話をする」は会話というイメージもあります。「○○と」だったら「話す」より「話をする」でしょうか、そして、「話を」が「お話」になった。ま、私はやっぱり「○○さんと話をしていて」と言いますよ。
 「お話ししておいたほうがいいよね」なら「ご家族に」で、話し合うというより、何か大切なことを打ち明けるような・・・そんなイメージではありませんか? つまり、「家族と」に「お話ししておいたほうがいいよね」と続けたテロップがどうもしっくり来ないのです。そういうわけで、「家族と」なら「話をしておいたほうがいいよね」あるいは「家族と話し合っておいたほうがいいよね」でしょう。
 要らないところにやたら「を」を入れる人がいるかと思えば、入れないといけないのに入れない人がいる、うまくいかないですねぇ~~~(ーー;)。うまくいかないといえば、Excelで数値から文字列へ、逆に文字列から計算というところがいまいち分からなくて、関数の勉強をもっとしないといけないなぁと感じましたよ。言葉も便利な道具もちゃんと使いこなさなければ何にもならないのだわ(~_~;)。
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「怖い」って言うな!

2011-10-16 09:37:36 | ストレスと闘いながら
                               モフって癒やされる

 例のIさん、先日たまたま私の隣の席(Tさんの席)に来て何か作業をしていたのですが、ふと目が合ったときに、いつもの困り顔で「昨日、反対側に穴開けちゃって、もぉ~、2時間もかけて何やってんだか・・・」と言いましたよ。印刷物をファイルにとじるために穴を開ける作業をしていて、普通は紙の左側に穴を開けるものですが、右側に開けてしまったというのです。
 う~ん、一体どうしたら印刷物の右側に穴を開けられるのか? Iさんは右利きですから、普通に作業すれば当然左側に穴が開くわけで、どんな器用な動きをしたら右側になるのか理解できません。印刷物を上下さかさまに持つとか、裏返しに持つとか、そういう特別なことを・・・したのか?
 それから、しばらくパソコン(Tさんの席だからTさんのパソコン、Tさんは、その日は外出)に向かって作業をしていたIさんが「あーーーっ、どうしよーーーっ」と・・・今度は何だ? 見たら、ツールバーのコマンドを指差し、「間違ってこれ押したら変なことになっちゃった~」ですって。
 大抵、操作を間違えても「戻る」コマンドで状態を元に戻せるのですが、Iさんがやってしまった操作は元に戻せません。だから、前に、ちゃんと教えましたよ。データAならA、データBならB、ほかのデータと交ざったら面倒なことになるから、絶対に交ざらないように、Aについて作業するフォルダ、Bについて作業するフォルダ、それぞれ専用のフォルダを最初に作り、作業場所を確保してから作業するように、とね。
 ところが、Iさんは、いろいろなデータがごちゃごちゃに存在するフォルダで作業してコマンドを間違え、Tさんにしか分からない、Tさんの業務で扱っているたくさんのデータの並びをすっかり変えてしまったのです。戻すとなると手作業になりますが、元の状態がどうだったのか分からないので戻せません。
 教えたことをちゃんとやらないというのは腹が立ちますが、それ以上にカチンと来たのは、そこでIさんが、いつもの困り顔で「怖い~」と言ったことです。コマンドを間違えたらとんでもないことになった、それを「怖い~」と言ったのですが、私に言わせれば、いろいろなデータがごちゃごちゃに存在するフォルダで作業することを怖いと思わないその神経のほうがよっぽど怖い~( ̄_ ̄)。
 ところで、先日の「報ステ」で、VTRに登場した人の名前のテロップが間違っていたと謝罪した古舘さん、名前を間違えるのは本当に申し訳ないことだと言いましたから、それは分かっているのですね。分かっていないのは、表に立つことのないディレクターですよ。Tさんなんて、やがて1年半になるというのに、いまだに私の名前を違う漢字で書きます。支店のTeさん同様、いったんこうだと思い込んだら違う字だということが全く分からないようです( ̄ ̄)。
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「本体は取り付けされていません」って?

2011-10-12 19:58:32 | 気になる言葉、具体例
                              モフる、モフモフする

 「本体は取り付けされていません」というのを読んで、なぜ「本体は取り付けられていません」と書かないのかと非常に疑問に思いました。「取り付ける」をわざわざ「取り付け」+「する」って、変じゃないですか? 前から気になっていたのですが、もともと動詞なのに、名詞+「する」の形で言う人が多くなっているようです。
 「約500種類、取り扱いしておりますが」は、本来「約500種類、取り扱っておりますが」と言うもので、「取り扱う」をわざわざ「取り扱い」+「する」って、変でしょ? 「名刺を手渡しする」も聞いたことがありますが、なぜ「名刺を手渡す」と言わないのでしょうかね( ̄_ ̄)?
 「今までずっと間違いしてたってこと?」は「今までずっと間違ってたってこと?」ですし、「何度も念押しして」は「何度も念を押して」、「気負いせずに魚料理に取り組めます」は「気負わずに魚料理に取り組めます」と言うものですよね。「気負いせずに」なんておかしいでしょ(ーー;)?
 それから、「勉強する」「料理する」は、「勉強」+「する」、「料理」+「する」で、「勉強をする」「料理をする」でも違和感はありませんが、「非常に大きな影響をするので」「赤色は、興奮をしたことを示します」「実現をしていきたい」「充実をさせる」「雨雲が発達をする見込みです」「日本で滞在をしながら」「74年前に記録をした」は変でしょ?
 正しい言い方は、「非常に大きく影響するので」「赤色は、興奮したことを示します」「実現していきたい」「充実させる」「雨雲が発達する見込みです」「日本に滞在しながら」「74年前に記録した」です。このくらい、ごく当たり前の日本語だと思うのですが、なぜ「を」が入るのか、「を」を入れる人に聞いてみたい(~_~;)。
 前回、「お父さんがどんなことをお話ししているかというと」は、羽鳥慎一が「お話ししている」という謙譲の形を認識しておらず、ガキンチョみたいに「お話、している」という感覚でもって言っているのではないかと書いたのですが、久々に、ちゃんとしゃべれの神様降臨m(_ _)m、妙なものを見ました。
 NHKの番組かな、「家族とお話、しておいたほうがいいよね」と子どもたちに向かって話す人がいて、大人が相手なら「家族と話をしておいたほうがいいよね」ですが、子どもが相手だからまぁいいですよ、でも、テロップが「家族とお話ししておいたほうがいいよね」で、???、妙でしょ~~~(⌒⌒)。
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「皆さんがお支払いした金額」って?

2011-10-09 09:17:34 | めちゃくちゃな敬語
                                何を話してるの?

 羽鳥慎一は、元アナウンサーなのに「○さん、△さん、お二人がお越しいただきました」ですからね、完全に間違っています。「やじうまテレビ!」のアナウンサーも「すてきなゲストがお越しいただいております」なんて言うのですから( ̄д ̄)! 正しい言い方は「○さん、△さん、お二人にお越しいただきました」「すてきなゲストにお越しいただいております」ですよ。
 羽鳥慎一は敬語を使えない、つまり、言い間違いなどではなく、正しい敬語を知らないのです。だって、「お父さんがどんなことをお話ししているかというと」なんて言うのですよ、元アナウンサーが聞いてあきれる! ただのタレントなのですからただの「羽鳥慎一」でいいですよね。
 「お父さん」というのはもちろん他人のお父さんのことですから、「お父さんがどんなことを話していらっしゃるかというと」もしくは「お父さんがどんなことをおっしゃっているかというと」、あるいは「お父さんがどんなことをお話しなさっているかというと」「お父さんがどんなことをお話しになっているかというと」・・・いろいろあるのにどれも言えないなんて・・・(ーー;)。
 ついでに言えば、「お話しなさって」「お話しになって」ですよ! 「話」ではなく「話し」ですよ!! 「話す」という動詞の連用形「話し」なんですよ!!! 「話」と「話し」、どちらも「はなし」ですが、「話」は名詞、「話し」は動詞です。「お話をなさって」の「お話」は名詞ですが、「お話しなさって」の「話し」は動詞です。テロップでも、最近、名詞の「話」なのに「話し」と書いてあるのを見かけますが、「話しを聞いて」は明らかな誤りで、「話を聞いて」が正しいのですよ。
 「本体は取り付けされていません」というのを読んで違和感を覚えますか、それとも、何も感じませんか? 本来、「本体は取り付けられていません」と書くものですが、「取り付ける」をわざわざ分解して「取り付け」+「する」、動詞があるのに、名詞+「する」と表現する人が多くなっています。
 「お父さんがどんなことをお話ししているかというと」の「お話ししている」は「ご(お)~する」という謙譲の形であり、他人のお父さんの行為を「お話ししている」なんて言えないわけですが・・・まさか・・・ねぇ、元アナウンサーがガキンチョみたいに「お話、している」って・・・でも、だから、「ご(お)~する」という形の謙譲表現であることに気づかないのかも。
 つい先日も「皆さんがお支払いした金額」と言いましたからね。ゲストを含む出演者の「支払う」という行為について司会者である羽鳥慎一が「お支払いした」と言うのは誤りです。「お支払いした」は謙譲表現、つまり、自分及び自分の側の人の行為について言うわけですから、「皆さんが」なら「お支払いになった」です。
 若いアナウンサーや一般の人たちはいいかげんなタレントの影響を受けて同じ言い方をするようになるのですから、羽鳥慎一よ、その責任の重さを知って、できれば、もう人前でしゃべらないで。しゃべるのなら、初心に返って敬語をちゃんと勉強してくださいよ~~~( ̄_ ̄)。
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「クラック」が「ブロック」に。

2011-10-05 20:01:59 | 言葉についてあれこれ
                               なんでTなんかな?

 勤務先の、あ、今回は言葉の話ですから(~_~;)、勤務先の○○支店のTeさん、読みやすいとは言えないけれど読めないことはない、そんな手書きの文字をExcelの表に入力してくれたのですが、読めない部分は「読めません」と入力してありました。でも、私は読めますよ、なぜかというと、その行のほかの列を見れば、そのセルにどういうことを書いてあるか想像できるからです。
 Teさんには全く想像できなかったようですが、実は、この人、最近入ったアルバイトのようで、なぁ~んにも知らないわけです。専業主婦が「進捗状況」を知らないのと同じです。「支柱」は「支持」に、「クラック」は「ブロック」に、「再塗装」は「再舗装」に、「縁」は「緑」に、「(筆記体の)h」は「T」になっていました。
 まぁ、ね、しかたないと思ってチェック&修正作業をやっていたのですが、だんだん、何かおかしい、普通じゃないと感じて腹が立ってきました。どう見ても「クラック」、「クラック」を知らない人でも「クラック」と読めるものまで「ブロック」と入力してあるのです。はっきり読める「再塗装」という文字が幾つ出てきても全て「再舗装」です。「(筆記体の)h」なんて、どう見ても「(筆記体の)h」ですよ、これが「T」に見えるわけがない! しかも、「長さ、幅、高さ」というヒントがあるのに!
 これが一つのファイル内でのことなら、コピペでほいほい、こうなってしまうのかもしれませんが、12個のファイル、ぜ~~~んぶ、1個目から12個目まで、全てです。手書きの紙も12枚あって、もちろん全く同じことを書いてあるわけではありません。紙が違えば文言が微妙に違います。だから、全部コピペというわけではないのですが、その言葉だけコピペしたように同じ間違いなのです。
 例えば、はっきり「クラック」と読める文字を見たとき、あ、これ、「クラック」だったんだ、これは「再塗装」だったんだ、そういえば、道路なら舗装だろうけど、そうじゃないんだから塗装だよね、というふうに気づくはず。そして、気づいたら直しますよね。でも、最後まで「ブロック」「再舗装」「T」でした。いや、正確にいうと、最後の最後に「クラーク」が一つありましたけど(ーー;)。
 単語を知らない、だから読めない、無意識に自分の知っている言葉に置き換えてそれだと思い込む、いったん思い込んだら全てそういうふうに見えてしまうのでしょうか。あるいは、もしかして違うかなぁと迷ったりもしたでしょうか。迷ったけれど、直すのが面倒だからそれで押し通したのでしょうか。
 ディクテーションでも、話し手が早口で言葉が崩れているうえに雑音がひどくて聞き取りにくいというとき、1回目は「非競合性、他人の利用を妨げて利用する」と聞こえ、2回目は「非競合性、他人の利用を妨げずに利用する」と聞こえます。1回目はぶつ切りで少しずつ、わずかに聞こえる言葉を拾って文字にしていき、「妨げ・・利用する」はとりあえず「妨げて利用する」と入力しますが、2回目は、1回目で入力した文字を読むことができますから、「非競合性」に続くのだから「妨げずに」だろうと思って聞くと、実際に「妨げずに利用する」と聞こえるのです。
 1枚1枚ちゃんと読んだら読めるのでしょうけれど、読もうという気がなかったら読めませんね。確かに、読みにくい文字を読むのはしんどいですが、「読めません」がだんだん増え、しまいには半分「読めません」になってしまった、それもしかたない? 仕事でも( ̄_ ̄)?
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そんな神経質にならなくても・・・?

2011-10-02 09:36:11 | ストレスと闘いながら
                              ハムや~ん、聞いてぇ

 勤務先の(最近ちょっと続くね)ある場所に大きな古いモニターがず~っと(2年半ぐらい)置かれています。壁際の棚とデスクの間に置かれたテーブルの下にあったのが、一体だれが何のために出したんだか(恐らく処分するため)、いつの間にか、棚の横のふだん使っていないドアの前に置かれ、私はその棚に用があってカニ歩きでそこをうろちょろするのでそれが邪魔でしかたありません。
 先日、同じフロアの一部で配置換えをして不要のパソコンや粗大ゴミが出て、あれを処分するならそれも一緒に処分してほしいと、近くにいた人みんなに聞こえるように言ったのですが、だれも動かない。なぜかというと、本来社員がやるべきことを派遣の私が代わりにやっていて、社員はその辺りに用がないからほとんど行かない、つまり、それを邪魔だと感じることがないわけです。
 でもね、ずっと前から言ってるでしょ、処分すべきものがここにあると。Uさんには何度か言いました。それで、改めてUさんに言ったのですが、「僕はあまり気にならないし、そんな神経質にならなくてもいいんじゃないかな」と言われました。へ? 神経質? あのね、Uさん、ゴミを処分し忘れて放置しているのはだれ? あなたは感じなくても、私は邪魔だといつも感じているのですよ。
 これは3年分のストレスを爆発させるに十分な、無神経な言葉でした。「私はあの辺りに用があって行くから邪魔なんですけど。じゃ、置いとけば? 10年でも20年でも、置いといてください!」と言いましたよ。そして、私がやっている、本来社員がやるべき作業について、必要なファイルのある場所や内容について伝え、「私は今後やりませんから」と宣言しました。もう絶対やってやんないからね。
 さて、その日の夕方、例のIさんが何かやらかしたようです。私の隣の席の社員Tが作業を指示してやらせていたのですが、呼ばれてIさんの席に行きました。おや? 席が前より近くになってるぞ。そして、Iさんが「これとこれがどうしても保存できない」と言っているのが聞こえました。ん? これとこれ?
 若手でフットワークのいいTさんはすぐにノートパソコンを持ってきてネットワークにつなぎ、作業の続きをするよう指示したようですが、Iさんが「作業する前の状態に戻ってます!」と言うのが聞こえました。実は、前にも2時間作業した挙げ句に保存できなくて閉じてしまったということがあったので、何か作成するときはすぐに名前を付けて保存し、自動保存のできないパソコンだから自分でこまめに上書き保存するようにと言ってあったのですよ。
 k・kさん(業務担当者)がす~っと私の横に来て「Iさんって、ファイルの保存とかサーバーとか、何も知らんのやね」と言ったので、「ええ、本当に何も知りませんよ、ファイルの保存のことは前に教えましたけどね」と言ったらびっくりしていました。そして、ついでに「萼」の件を話したら、k・kさん、倒れました。
 それから、ゆっくり起き上がって「Iさんが○○さん(私)のストレスの一部になっとるんやね」と言うものですから、私は両手を広げて大きな円を空中に描き、「こ~~~~~~~~~んな大きなストレスの一部です」と言いました。そしたら、k・kさん、「それを言わないでぇ~~~」と言ってまた倒れました(~_~;)へへ。
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