◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

よく分からないお知らせ。

2008-08-31 09:53:16 | 言葉についてあれこれ
                       落ちたかなぁ
 利用しているインターネットプロバイダの○○からメールでお知らせが来たのですが・・・、何をどうすればいいのか・・・よく分かりません。( ̄ ̄)ムムウ

===<お知らせ>インターネット料金案内標準化===
 2008年10月ご請求分より、○○サービスは「インターネット料金案内」を標準とさせていただきます。(当メールサービスをご利用のお客さまはインターネット料金ご利用中のお客さまとなります)
※「インターネット料金案内」について
 個人向け○○サービスご利用料金は、郵送(紙)によるご案内にかえて、インターネット経由で料金情報を確認できるお客さま専用サイト「マイページ」を標準とさせていただきます。

 こういう文章なのですが、「インターネット料金ご利用中」というところが・・・? 「案内」という文字が抜けているだけ、と考えればいいのでしょうか? 続けて読んでいくと、今度はこういう文章が。

※「ご請求額お知らせメール」はマイページのオプションサービスです。毎月の請求額および領収金額等の通知は、マイページへの表示をもって行います。

 ん? これはオプションだから、今後、このメール配信はなくなって、自分でマイページを見て確認しないといけないの? と考えながらさらに読むと・・・

 送信先メールアドレスの登録・変更は、お客さまの管理とさせていただきますので、あらかじめご了承願います。

 ・・・ということで、「送信先メールアドレス」と書いてあるからには、今後も配信してくれると思っていいのかな? コンピューター関係の文書は読んでもよく分からないことが多いのですが、日進月歩の世界だから追いつけない、製品の種類が多くてあまり細かく書けない、ちゃんと分かるように表現する力がない、などなど、いろいろ理由があるのでしょうね。結局、あれやこれや調べたり、サポートに電話したり、時間がかかること、かかること、本当に嫌になります。
 先日も、雷でモデムが初の赤ランプ点灯! インターネットはもちろん、電話さえ不通になり、携帯電話であっちこっちに電話。もちろん、電話する前に説明書を読みましたよ。けれど、トラブルシューティングにも「赤ランプが点灯したら」という項目がなくて、なぜ書かないのか聞いたら、「書けない」という返事でした。世の中、進歩しているんだか退歩しているんだか・・・( ̄・ ̄)?
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「現地に行かずにも手に入る」って?

2008-08-27 20:04:20 | 気になる言葉、具体例
                     日本語を勉強しようね
 これはもう「現地に行かなくても手に入る」としか言えないでしょう、言えない・・・ですよね? 幾ら何でも「現地に行かずにも手に入る」はおかしいでしょう? でも、テレビに出てしゃべっている人たち、放送業界の人って、「現地に行かずにも手に入る」と言うのですよ、ここまでおかしくなっているのです。( ̄ ̄)ムムウ
 まぁ、一般の人でも、人前で意見を述べるとか、ちょっぴり緊張感を味わうことはありますが、放送でしゃべるというのは、我々一般人には想像もつかないような緊張感、プレッシャーがあるのでしょうね。何しろ日本中の人が聞いているのですから、下手なことを言ったら大きな問題になるとか、アナウンサーらしくとか、制約も、求められることも多いのでしょう。( ̄_ ̄)
 このごろの放送業界の人たちは、こういった緊張感に負けているのではないでしょうか。それはすなわち力がないということでもありますが、正しく、聞き取りやすい日本語、内容が正確に伝わる表現、豊かな表現、美しい日本語、というより、硬めの響きでそれっぽく聞こえるというだけの偽の言葉になってしまっているという気がしてならないのですが、どうでしょうか( ̄・ ̄)?
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「そこを通らないでも行ける」って?

2008-08-24 10:01:20 | 気になる言葉、具体例
                      通れるか~い?
 「そこを通らないでも行ける」などと言った人、大物キャスター・・・でしょうね、出演していた報道番組を病気で降板し、最近、病を克服して復帰なさったようで、ある報道番組で、メインキャスターを相手に、ゲストという立場だからでしょうか、かなり気楽にしゃべっていました。だからこういう言い方をしてしまったのでしょうが、ちょっとこれはまずいでしょう。正しくは「そこを通らなくても行ける」です。
 「そこを通らないでも行ける」は、「気にしなくて外出できる」と逆のパターンになりますね。放送業界の人たちは、本来、「○○を気にしないで外出できる」と言うべきセリフを、意味も考えずに「ないで」を「なくて」と言い換える、理由は、響きが、「ないで」より「なくて」のほうが硬いから。それとは逆に、若い人がでれ~っとしゃべっているのを聞いていると、「~ないでも平気だしぃ~」といった言い方が多いように感じます。ひょっとして、このイメージを嫌うあまり「気にしなくて外出できる」となってしまったのかもしれませんね。
 若い人は、言葉の意味の区別、表現の豊かさということを気にしなくなり、「~なくて」も「~ないで」も「~ないで」で済ませてしまっているようですが、いい年した人までがこんな言い方をしてはいけません。自分がメインキャスターだったら、もっとビシッとして、こんなおかしなしゃべり方はなさらないでしょうけれど、たとえゲストでも、もう少し気をつけていただきたい。
 ちなみに、こちらの方言で言うと「そこ通らんでも行ける」となるのですが、これを標準語に直すと「そこを通らなくても行ける」であり、「そこを通らないでも行ける」ではありません。「通らん」=「通らない」ですが、「通らんでも」≠「通らないでも」です。「通らんでも」=「通らなくても」ですよぉ~。(^.^)/~~~
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「気にしなくて外出できる」って?

2008-08-20 19:04:02 | ちゃんとしゃべれ!変な日本語
                       外出する?
 10日に「車輪が下りずに胴体着陸」と「車輪を下ろさずに胴体着陸」について書きましたが、たまたま△△という商品のCMで「○○を気にしなくて外出できる」というセリフを聞き、ここまでひどいことになっているのかと非常に驚き、また改めて書くことにしました。実は、「~ずに」の誤用のもとがこれなのです。いや、私は学者ではありませんから断定することはできませんが、少なくとも、「~ずに」の誤用と「~なくて」「~ないで」の誤用は影響し合っていると思います。
 電子書籍『ちゃんとしゃべれ!』-スーパースプレッダーに気をつけて- の中で、「~ずに」「~なくて」「~ないで」について文法の説明をしています。「~ずに」の使い方が間違っているというのを、何となく雰囲気では分かってもらえたかなぁと思うのですが、この辺で一度文法の裏付けをしておきたいと思います。そのほうがすっきりしますからね。はいっ(^^)/
 まず、「~ずに」について説明します。打消の助動詞「ぬ」の連用形「ず」に助詞「に」が付いて「~ずに」、意味は「~ないで」です。例えば、「手紙を読まずに捨てた」「種類を区別せずに使う」「泣かずに頑張った」、読まなければならないのに手紙を読まないで捨てた、種類を区別することが望ましいのに区別しないで使う、泣いてしまうのが普通なのに泣かないで頑張った、ということになります。
 「車輪が下りずに胴体着陸」の「ずに」を「ないで」と言い換えると「車輪が下りないで胴体着陸」となり、誤りであることがはっきりしますね。本当は「車輪が下りなくて、やむをえず胴体着陸した」と言いたいわけで、「下りなくて」の「て」は接続助詞、打消の助動詞「ない」の連用形「なく」に接続し、「~ので」という意味になります。「車輪が下りないので、やむをえず胴体着陸した」です。そして、これを、いかにも報道らしい、少し硬い言い方にすると、「車輪が下りず、胴体着陸」となるわけです。
 例えば、「探したけれど、見付からずにがっかりした」というのはどうですか、おかしいと感じますか? 「ずに」=「ないで」ですが、「見付からないでがっかりした」ですか? そうではなく、「見付からなかったのでがっかりした」ではありませんか? それは「見付からなくてがっかりした」であり、硬い言い方にすると、「見付からず、がっかりした」です。いつもいつも「~ずに」と言ってしまう人は、「~ないで」と「~なくて」の区別がついていないのでしょう。
 次に、「○○を気にしなくて外出できる」について考えましょう。例えば、「やむをえなくてやりました」と言えば、「~なくて」ですから、「やむをえなかったのでやりました」という意味になります。ということは、「気にしなくて」は「気にしないので」という意味であり、文字どおり「気にしないので外出できる」、それならこのCMは無意味、○○を気にしていないなら何も問題ない、△△を買う必要はないということになります。
 それから、「~ないで」の「で」は状態を表す格助詞で、打消の助動詞「ない」の連体形「ない」に接続しています。「何もしないで立っていた」と言えば、どのように立っていたのか、何もしないでただそこに立っていただけ、という状態を表します。「○○を気にしないで外出できる」なら、外出できる → どういう状態で? → ○○を気にしない、そういう状態、ということで、これが正しい表現です。
 以上、いろいろ書きましたが、普通は「○○を気にしないで外出できる」と言いませんか? 「○○を気にしなくて外出できる」なんて言うのは放送業界の人が多いのではないでしょうか。意味も考えずに「ないで」を「なくて」と言い換えているだけです。響きが、「ないで」より「なくて」のほうが硬いから・・・、要するに、かっこつけてるだけです。でも、ひょっとして、若い人はもうだいぶこういう言い方になっている・・・?
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「ハムナプトラ3-呪われた皇帝の秘宝-」を見た。

2008-08-17 14:19:37 | いろいろあれこれ
                     ハムな「ぷ」と「ら」
 昨夜、レイトショーを見てきましたよ、「ハムナプトラ3-呪われた皇帝の秘宝-」ですよ、いやぁ、面白かった。なにしろジェット・リーが呪われた皇帝ですからね、これは見ないわけにいかないでしょ。お盆休みも終盤、締めは映画だ! というところでしょうか、夜、雨も降っていたのに、大勢の観客がいました。原題は「THE MUMMY」、「ミイラ」という意味ですが、幼児がお母さんを「マミー」と呼ぶ、それも「MUMMY」、つづりが同じなんですね、な~ぜ~?
 主役のブレンダン・フレイザー、エヴリンのお兄さん役のジョン・ハナ、ふむふむ、これはお決まり、で、なぜエヴリンがレイチェル・ワイズじゃないのか? どうやらスケジュール調整ができなかったような・・・残念ですねぇ。それにしても、ジェット・リーは、やはりこういう髪型や服装が似合う! 頭のてっぺんで髪を一つにまとめてポニーテールみたいに垂らすスタイルですよ、皇帝に呪いをかけた妖術師との対決のときは、その髪がちょっぴり切られたりなんかして。
 こういう映画を作る人たちは、常日ごろ、何か人をあっと言わせるようなことがないかと考えているのでしょうけれど、アイデアって尽きないものなのですねぇ。皇帝の復活のシーンが意外な展開でほぉ~、すんごい映像にひょえーっ、イエティ(雪男)が意外な登場の仕方でほぉ~、反皇帝軍の登場にほぉ~、皇帝を倒すシーンでほぇ~、ジェット・リーの顔がいろんなことになるのでひぃぃぃ~!
 そういえば、6月28日に映画の字幕についてちょっと書きましたが、やはり、これはちょっと日本語としてどうなの? というところがありました。字数制限でしかたがないというより、ミスに近い感じでしたけれど、どことは申しません。静かなシーンだったのでたまたま気づいただけです。皆さんは、そんなことは気にしないで楽しんでください。(^^)/
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「医師が入った袋を示して」って?

2008-08-13 19:11:18 | 言葉についてあれこれ
                       デーモン復活
 石川県津幡町にある郵便局で、8日午後1時50分ごろ、強盗未遂事件が発生、男が刃物を手に局員を脅したのですが、結局、何も取らずに自転車で逃走したようです。
 9日に警察が防犯カメラの映像を公開し、テレビニュースとなったわけですが、私は、いつものように、テレビの画面は見ないで音だけ聞いていました。そして、「医師が入った」と聞こえ、一瞬、けが人が出たのかと思ったのですが、「袋を示して『爆弾だ!』と」と続き、訳が分からなくなりました。画面を見て急いでテロップを読むと、「石が入った袋を示して」と書いてあります。石? 石ですか? ベテランアナウンサーのアクセントは明らかに「医師」でしたが・・・( ̄ ̄)。
 このベテランアナウンサー氏、続けてまた別のニュースを読んだのですが、「金沢駅前では」のアクセントがおかしかった( ̄д ̄)。「かなざわえきまえでは」の中で、「駅」の「え」の音が飛び抜けて高く、まるで沖縄の人がしゃべっているように聞こえました。金沢は石川県の県庁所在地ですよ、念のため。
 例えば、「製品」は、同じ高さで「せーひん」と発音するのが普通ですが、「せ」を高く発音するアナウンサーが増えています。とにかく単語の頭を高い音で始めるというのが流行している、というか、感染が広がっているというか、非常に増えてきているように思います。「林道」は「リンドウ」と聞こえ、「信条」は「新庄」と聞こえ、「続々登場」が「ゾクゾク登場」と聞こえたときは、幽霊が墓場でショーでもやっているのかと笑ってしまいました。(^д^;)ハハハ 毎日暑いからそれもいいかな。
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今度のは「車輪を下ろさずに」だったよ。

2008-08-10 10:26:04 | 気になる言葉、具体例
                     胴体着陸みたいだなぁ
 いやはや、先日、面白いニュースを見ました。いや、「面白い」なんて言ったらしかられるかもしれませんが、面白いものは面白いんだからしょうがないでしょ。一人で面白がってないで早く教えろって? はい、では早速。( ̄・ ̄)コホン
 私はNHKで見たのですが、「小型機が車輪を下ろさずに胴体着陸しました」というニュースですよ、ご覧になりましたか? おまけに、操縦していた人の話として、「車輪を出した覚えがない」とかって。幸い、けが人もいなかったようで、大笑いしてしまいました。芸人がときどき「笑いの神様が降りてきた」とか言いますが、私にとっては「日本語の神様が降りてきた」と言ってもいいようなニュースです。
 3日の午前9時32分、伊豆諸島・神津島の空港で自家用小型プロペラ機が胴体着陸し、乗っていた男女6人は無事だったが、機体は胴体下部などを損傷した。操縦していた会社経営者は、空港関係者に対して「管制官との交信に気を取られ、着陸の際、車輪を出し忘れた」と話した・・・ということです。
 6日に「~ずに」について書きましたが、実は、この記事、投稿したのは6日ですが、書いたのは1日の夜だったのです。時間のあるときに何日分かまとめて書いておいたりしているもので。(^^)ゞ というわけで、1日に書いて、3日にこのニュースですよ。昨年11月14日の記事のタイトルは「車輪が下りずに胴体着陸」・・・、以下に抜粋を載せます。

「車輪が下りずに胴体着陸」って?
 ニュースで、テロップは「車輪が下りず 胴体着陸」となっていたのですが、ナレーターは「車輪が下りずに胴体着陸」と言いました。これって、おかしくないですか? 例えば、「手紙を読まずに捨てた」は、手紙を読まねばならなかったのに読まないで捨ててしまった、というイメージですよね。アクシデントで車輪が下りなくなった、それでしかたなく胴体着陸したということを言うのに「車輪が下りずに」は変です。正しい言い方は「車輪が下りず、胴体着陸」です。機長が突然おかしくなって「車輪を下ろさずに胴体着陸!」ならありえる・・・かな? そういえば、昔、逆噴射というのがありましたねぇ。現代人はだれでも突然プッツンする可能性がゼロとは言えないようですから。

 これですよ、これ、今度のは、まさに「小型機が車輪を下ろさずに胴体着陸しました」だったのです。「車輪が下りなくて」ではなく、「車輪を下ろさないで」です。この「車輪を下ろさないで」が「~ずに」の形、「車輪を下ろさずに」になるのです。あ、現実のことになったよ・・・って、私が大笑いした理由、分かっていただけましたか?
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印刷物もだいぶ怪しくなってきた。

2008-08-06 22:53:19 | 言葉についてあれこれ
                       パワー炸裂
 先日、ある銀行でA3サイズの張り紙が目につき、先日の水害に関して書いてあるようなので読んでみました。で、じきに読むのをやめました。え、理由ですか? だって、「被災を受けた世帯は」なんて書いてあったものですから気持ち悪くなっちゃって。この張り紙、多分、本店の事務方が作成してすべての支店に配布したのだと思いますが、なぜこんな稚拙な誤りに気づかないのでしょうか? 「被災」とは、災難を受けること。それをさらに「受けた」というのはいけませんよ。
 「満面の笑顔」というのもじわじわ増えてきていますが、それを言うなら「満面の笑み」です。「満面」は顔全体という意味で、満面に笑みを浮かべる、そういう表情のことを「笑顔」と言うわけで、「顔全体の笑顔」はおかしいでしょ? あ、そういえば、「野球観戦を見に行ったとき」なんて言っている人もいましたねぇ。
 1日に映画を見たのですが、パンフレットを買ったら、袋にチラシが入っていました。10月公開の「イーグル・アイ」、9月公開の「ウォンテッド」、これ、面白そうですよ。そして、8月30日からの「ハンコック」。すごいですね、「ハンコック」のはお金がかかっています、B4の紙2枚を真ん中で折ってとじてありますよ。こういうものの文章はどんな人が書くのでしょうかね。「超人的パワーの調整ができずに、空から降り立てば道路を粉砕」なんて書いてあります。
 分かりますか? 分からない人は要注意ですよ。「粉砕」もちょっと変ですが、それはまぁこの際ほうっておきましょう。去年、2月19日と11月14日に「~ずに」について書きましたが、これもそうです。大新聞の記者でも「子どもが行きたがらずに登校できないのであって」なんていうばかな表現をしますから、この変な「~ずに」はだいぶ広がってきています。でも、これは誤りですから、誤りであることをはっきり認識してください。
 文章ではなく会話なら、「超人的パワーの調整ができなくて」と言いますよね、それを文章にすると、正しくは「超人的パワーの調整ができず、空から降り立てば道路を粉砕」です。「できずに」ではなく「できず」です。「に」は要らないのです。もしも「に」を書くのなら、「超人的パワーの調整ができずにいて」と続けなければいけません。「いて」まで書いて初めてちゃんとした日本語になります。
 書いた本人だけではなく、他の人も読み、きちんと校閲をやっていると思われる印刷物でもこうした誤りが目につくようになり、どうしたものかと危機感を募らせる今日このごろです。
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「ドラゴン・キングダム」を見た。

2008-08-03 10:18:31 | いろいろあれこれ
                     気分はジェット・リー
 見ましたよ、「ドラゴン・キングダム」、ひゃっほ~。伝説の如意棒をめぐる未知なるアドベンチャーか、まぁいいや、ジェット・リーが出てるんだから見よう、ということで見たのですが、いやぁ、想像以上でした。正直いうとそんなに期待していなかったのですが、もぉ~面白くて面白くて、あちこちにびっくりさせられる仕掛けがいっぱいあって、想像をはるかに超える面白さ。見終わってすぐ、もう一回見たいなぁと思いました。いつもはパンフレットを買わない私も、見終わった後、いろいろ確認したくて買ってしまいました。
 なにしろ夏休みですから、ポニョとか鬼太郎とかパンダとかインディとか、話題作が目白押し、その陰に隠れてしまい、全く目立ちません。おや? 「スターシップ・トゥルーパーズ3」ですって( ̄д ̄)ゲゲッ。3ですか・・・続いていたんですね~。1を映画館で見て、あまりの恐ろしさに途中で帰りたくなりました。プラズマ・パグだのホッパー・パグだの、とにかく虫がいっぱい出てくるのですが、これが「虫」なんてもんじゃぁない、巨大なんですよ、巨大なパグの大群ですよ、人間は餌です。
 え~、こほん、話を「ドラゴン・キングダム」に戻しましょう。私がジャッキー・チェンを初めて見たのは「酔拳」ですから、とても懐かしい感じ。ジェット・リーは、「ロミオ・マスト・ダイ」で見せた、強くて寡黙、だけど、たまに見せる笑顔がとてもいい、惚れちゃうよぉ(*^。^*)、という感じ。当然、二人が戦うシーンはすごいですよ、ぜひ見てください。ほかの登場人物もしっかり見ましょう。とにかくスクリーンから一瞬でも目を離したらいけません。まさにまばたき禁止です。あれも、これも、気づかなかったらもったいない!
 ジャッキー演じるルー・ヤンは八仙の1人。パンフレットによると、瓢箪と鉄の杖がトレードマークの鉄拐李(てっかいり)ではないかということですが、「酔拳」で出てきた酔八仙というイメージもあるようです。ジェット・リー演じるサイレント・モンクは・・・ひ・み・つ・・・これは秘密、言えません。ロケは中国で行われましたから、ゴビ砂漠とか、「グリーン・デスティニー」でも出てきた竹林とか、棚田、川、滝、どれも美しい風景です。「HERO」の九寨溝(きゅうさいこう)もすごかったですけど、中国にはまだまだこういう場所がいっぱいあるんでしょうかねぇ。
 ちなみに、ジェット・リー、「ハムナプトラ3」では、2,000年の時を経て蘇った「呪われた皇帝」の役をやっているんですね。これも見たいなぁ~、けっこう悪役もはまるんですよね。
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