◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

7と9で苦労したっけ。

2010-08-29 09:37:36 | ストレスと闘いながら
                                      791379
 昔、図面がみんな手書きだったころ、思わぬことでとんでもない苦労をさせられたことがあります。ある人の書く「7」と「9」の形がとても似ていて、それが大変なことだということに私は気づいていませんでした。その人が数字を書き込んだ青焼き図面でプロにトレースを依頼、数日後、トレース屋から上がってきた図面を見てあ然、呆然、愕然、それを直すのにどれだけ苦労したか~~~。(TдT)
 私はその人の字に慣れていたので7と9を区別できたのですが、それを初めて見るトレース屋さんは区別できなかったようです。それに、見た目とスピードが勝負のトレース屋さんですからね、いちいちこれは「7」か「9」かなんて考えなかったのでしょう。そんなこと、想像もできませんでしたよ、完敗です。
 男性の中にも、ミミズがのたくったような、というより、細かい糸くずを散らかしたような字を書く人がいました。ほとんど筆圧がかかっていない、細い、薄い。1と3と7と9の区別がつかない、5と6と8の区別がつかない、よくよく見ないと分からない。そんなだらなぁと思うかもしれませんが、本当に分からなかったのです。当然、読める字で書いてくれと言ったのですが、「シャープペンの芯が折れたら嫌だから筆圧をかけたくないんだよね」などとぬかし・・・コホン・・・言いましたよ。( ̄д ̄)ダラケッ!
 チェックをしていたときは、例えば1.17と読んで計算して答えが合わなかったら、これは1.37なんだなぁ・・・というふうに読んでいったのですが、いざそれを図面に清書していくというとき、1・・・3・・・1・・・迷いながら書いていったら、書き上げた後の計算チェックで答えが合わず、また苦労して修正ですよ。
 あ~~~、皆さんここでつぶやいたでしょう?! 最初のチェックの段階で「これは1.37なんだなぁ」と分かったら、それをそこにはっきりくっきり書けばよかったんだよ、とね。そうなんですよ、それをしなかったのが敗因です。またもや完敗です。
 今は・・・( ̄・ ̄)・・・今はもう手書きの時代ではありませんから、こんなのはそれこそ想像もできないような、昔々の失敗談ですね。でも、今は、コンピューターが出力する文字の「゛」濁点と「゜」半濁点の区別に苦労しています。だって、小さくて、よく見えない~~~。( ̄д ̄)
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「語源の由来が来ている」って?

2010-08-25 20:15:08 | 言葉についてあれこれ
                                 暑いじゃないの!
 カンボジアからのリポートで、市場でカボチャを手に取り、「カボチャの語源の由来がこのカンボジアから来ているんですね」と言ったバレエダンサー。ま、しゃべるのが本業ではないのだからしかたないか・・・、いや、しかたないなんて言ってちゃいかんぞ。o(`д´)o レギュラーとしてテレビに出て、海外ロケにまで行かせてもらってしゃべるのなら、少しは自分の話している日本語に気をつけてくださいよ。
 「炎天下の中で」「南に南下する」という分かりやすいものから、「ピースサインをしていただけることって可能ですか」という、うっかりすると聞き流してしまいそうなものまで、実にいろいろ、しゃべるプロであるアナウンサーやナレーターの口からもふざけた重複言葉が出てきます。
 そういえば、「炎天下の下(もと)」はさすがに聞く回数が減ってきましたが、「炎天下の中で」は逆に増えていますね、なにしろこの暑さですから。ん~暑さのせいなのか? お天気といえば・・・、お天気お姉さんからニュースキャスターに昇格した人が前に「記録的な積雪を記録したほか」と言ってましたねぇ、さらに、ナレーターは「被害を被った」ですって。古舘さん、どうする?
 この記事を書いている最中に聞こえてきたのは「銃声の音が続いています」ですよ。バスジャック? 夜9時からのNHKの報道番組ですが、現地から伝えている男性とスタジオの女性キャスター、二人とも「銃声の音」と言いました。いつもと違う人、これはだれかな、青山さんより美人だけど声がいまいち。
 ローカルでは、一体何のCMなのか分からないのですが、画面にでかでかと「いよいよ 始動開始 近日!」と出て、何でしょうねぇ、ふざけてるんでしょうか? 「北朝鮮の住民に向けられて作られた風船」って、くどい! 「気になってらっしゃったかた、たくさんいらっしゃったかと思いますが」もくどい! 話し手は「契約するというのはまずない話ですね」と言っているのに、テロップは「契約するという話はまずない話ですね」って、なんでわざわざ・・・( ̄_ ̄)?
 毎日毎日変な日本語が聞こえてきてストレスになりますが、それはこうして書くことで発散しています。でも、職場で受けるストレスは発散のしようがありません。実は、ノック式のボールペンをず~~~~~っとカチカチやっている人がいて、この春からそういう人が1人増え、イライラが募っているのです。さすがに我慢の器の空きが少なくなってきて爆発寸前ですわ。(~_~;)ゞ
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「心肺停止状態もその後回復」って?

2010-08-22 08:52:50 | 気になる言葉、具体例
                                   心肺停止?
 「消火活動に23万人以上動員も火の勢いは衰えず」というテロップを見て、そういえば、このごろ「○○も△△」というテロップをけっこう見るなぁと思っていたのですが、これはどうですか、「一時心肺停止状態もその後回復」、ちょっと変じゃないですか?
 「も」は「するけれども」という意味で、「23万人以上動員も火の勢いは衰えず」は「23万人以上動員したけれども火の勢いは衰えない」という意味になります。ちょっと古いというか、硬いというか、一般の人はあまり使わない表現ですが、「状態も」は違和感があります。「一時心肺停止もその後回復」もしくは「一時心肺停止状態に陥るもその後回復」ではないでしょうかね。
 小倉智昭は「押しも押されもせぬ」を「押しも押されぬ」とはっきり言っているので、実は小倉智昭が感染源だったのだと今は考えていますが、それで、ふと「一時心肺停止状態も」が頭に浮かびました。ひょっとして、「押しも押されぬ」が広まった結果としてこういう言い方が頻出するようになったのではないでしょうか。
 「押しも押されもせぬ」の「も」は副助詞で、「押し」「も」「押され」「も」と並べています。つまり、押すことも押されることもないということで、だからこそ「だれもが認めている」という意味になるわけです。一方、「押しも押されぬ」の「も」は接続助詞です。です、というより、と言うほかない。( ̄~ ̄)もちろん、日本語に対していいかげんな小倉本人が助詞や意味の違いなど意識するはずもありませんから、本人の知らないところで誤りが定着して変化したのですよ。
 接続助詞の「も」は、「ても」「するけれども」という意味で、「押し」「も」「押されぬ」、押しても(押すことはあっても)押されない、押すけれども押されない、つまり、「押さない」が「押す」に変わったわけです。本来の「押しも押されもせぬ」が堂々たるナンバーワンだとしたら、「押しも押されぬ」は、先手必勝、押される前に押して敵を倒し、ぎりぎりその地位を守っている、近づくと押されるから危なくて近づけない、孤独なナンバーワンです。
 「押しも押されぬ」がちょいちょい聞こえてきて、俳優もナレーターもテロップもみんな「押しも押されぬ」になって、とにかく「も」を付けて「○○も△△」と書けば「○○、しかし、△△」という意味になるという感覚が広まり、「動員も」からさらに進んで「状態も」といった使い方までされるようになった、と私は考えます。
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「操作が格段と使いやすくなる」って?

2010-08-18 20:14:53 | 気になる言葉、具体例
                               ハムやんアシスタント
 テレビから流れてきた「コンピューターの操作が格段と使いやすくなるんです」というセリフは、どうやら「コンピューターの操作が格段に楽になるんです」もしくは「コンピューターが一段と使いやすくなるんです」という意味のようです。言いたいことがちゃんと言えていないわけですが、悲しいことに、日本人の日本語はこの程度です。
 それにしても、「格段と」は何となく気持ち悪いですね。「と」なら「一段と」であり、「格段」は、「格段の差」「格段にアップする」であって、「と」はないでしょう?! そういえば、小倉智昭も「格段と激しい」なんて言っていましたが、あの人の日本語は悪い見本ですからね。先日、笠井アナも「格段とレベルが違うということ」と言ったのですが、笠井アナは小倉智昭の影響を受けていますから。
 小倉智昭は「押しも押されもせぬ」を「押しも押されぬ」なんて平気で言うくらいですからね、しかも、完全にそれでいいと思って言っていますから、「一段と」と言うべきところで「格段と」と言うのも小倉智昭にすれば普通のこと、自分のしゃべっている日本語が正しいか誤っているかなんて全く気にしていません。
 そういう姿勢が番組に携わる人全てに伝わっているのでしょう。前回、「実の妻」という言葉を紹介しました。それを聞いて小倉智昭はどう思ったか、何も思わなかったか、それは知る由もありませんが、いいかげん、だれか気づいてほしいものです。プロでさえ日本語に無頓着で正しいかどうか気にしない。だから、日本人全体が、適切な日本語を選んで組み立てるという能力を失いつつあるのではないでしょうか。
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「おいしそうなお顔を見ました」って?

2010-08-15 07:38:40 | 気になる言葉、具体例
                                バイキンマンかいっ
 多分、洗剤のCMだと思うのですが、一般人っぽい人、その人は朝に洗濯をするらしく、「朝の貴重な時間が短くなる」と言って商品を薦めていました。けなしているわけではありませんよ、逆です、逆! CMですから、洗う時間もしくはすすぎの時間が短縮されて助かるということを言いたいのだと善意に解釈してください。<( ̄・ ̄)>
 短くなるのは洗濯の時間ですから「洗濯の時間が短くなる」とストレートに言えばよかったのですが、どうしても「朝の貴重な時間」というキーワードが必要だったのでしょうかね、それなら「朝の貴重な時間が助かる」とでも言うしかないかな。もうちょっとセリフを考えてから収録するというわけにはいかないのでしょうか?
 それから、「○○さんのおいしそうなお顔を見ました」と言ったのも一般の人ですが、そうそう、○○さんの顔はおいしそうだよね・・・って、アンパンマンかっ(~o~)! 随分言葉を端折ってます。このとき、○○さんがおいしそうに食べていたのはブドウです。「○○さんの、ブドウをおいしそうに召し上がるお顔を見ました」が正しいのですが、さらっとこんなふうに言える人は・・・?( ̄_ ̄)ウ~ン
 なにしろアナウンサーでさえ「△△さんが勤務していた校長先生の話」なんて言うのですからね。え? そんなあほなアナウンサーはだれなんだ、って? 田中大貴アナです。高校教師殺害事件について話していて、被害者の△△さんが勤務していた高校の校長先生の話を紹介していたのですが、脳挫傷という大変な状態で出勤してきたというのがすごいですねぇ、そのほうがよほど怖いです。
 おっと・・・怖いことがもう一つ。ナレーションに「実の妻」という言葉が出てきたのですよ。養子ではない実の子、義理の父母ではない実の親、血縁のある人が「実の」ですよね。通常、妻はみんな他人ですから、「妻」は「妻」、正式な妻のことを「正妻」と言うことはありますけど。原稿を書いた人は大卒でしょ? 何歳なのかな? 「実の妻」なんて書く、その感覚が怖い~~~。(ーー;)
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「よくぞ聞いていただきました」って?

2010-08-11 21:10:54 | 気になる言葉、具体例
                             ハムやんが癒やしてくれる
 後に続ける言葉がある程度決まっている言い回しがありますよね、これもそう、「よくぞ聞いていただきました」・・・って( ̄д ̄)? 普通は「よくぞ聞いてくださいました」です。「~ていただく」「~させていただく」は、それ自体が誤りというわけではありませんが、多くの人が誤った使い方をしています。
 「いただく」と言わなければいけない、「いただく」と言いさえすればそれでいい、そう思っている人が放送業界には大勢いて、「感動させていただきました」などと言う人まで出てきて、ついには「よくぞ聞いていただきました」という変な言い方まで聞こえてきました。「よくぞ」は「よくまあ」という意味で、相手の行為に驚いたり、感謝したり、恐縮したり、そういう気持ちを表現するわけです。○○さん「が」聞いてくださった、だから「よくぞ」なのです。
 「~ていただく」も、相手の動作をありがたく受ける気持ちを表しているに違いありませんが、元々の「~てもらう」はどういう意味か、考えてみてください。○○さん「に」聞いてもらう、それって、忙しい○○さんを捕まえて、お願いして、あるいは無理やり話を聞かせたんでしょ? なのに「よくぞ」なんて言えるわけがない。o(`д´)o 丁寧に「~ていただく」と言っても「~てくださる」とは違うのです。
 それから、「皆さんに、来てくださって」と大物芸能人が言うのを聞いたのですが、これなんか実に惜しいですね。最近、「くださって」をたまに聞くようになったなぁと感じていたのですが、この人はまだまだ自然に「くださって」と言えるようにはなっていないのでしょう。「皆さんに」と言ってから、さすがに「来ていただいて」ではなく「来てくださって」だと思って急きょ変えた、でも、「皆さんが」と言い直すことはしなかった、その結果、前後がつながっていない、というところですかね。
 それでも、「皆さんが来ていただいて」などと言う人が大勢いますから、「皆さんに来ていただいて」と言っていたのならず~~~っとましです。むしろ堂々と「皆さんに来ていただいて」と言えるのはいいことです。真剣に芸を磨いて素晴らしいものをお客様にお見せする、だから、来ていただきたい、見ていただきたい、そういう気持ちを率直に表した言葉ですからね。v(⌒・⌒)v
 「皆さんが来ていただいて」は、一体どういうつもりなのかさっぱり分かりません。「○○が~ていただいて」という言い方をする人は大勢います。大勢いるという事実に気づいていますか? この傾向は、放送業界だけではなく、一般の人でも同じです。変な日本語の中でも断トツの気持ち悪さですが、言っている本人にも自身の気持ちが分かっていないのかな? ┐( ̄д ̄)г
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「借りぐらしのアリエッティ」を見た。

2010-08-08 09:38:23 | いろいろあれこれ
                                   見ぃ~つけた
 4月に声が出なくなって、今は、出るには出るのですが、変な声、汚い声です。でも、世の中に汚い声の役者やタレントは大勢いますからね、汚い声が嫌いなので自分で自分の声がいやになりますが、だからといってしゃべらないわけにもいかず、○○みたいだなぁ、△△みたいだなぁと顔を思い浮かべつつしゃべっています。
 昨日、「借りぐらしのアリエッティ」を見たのですが、アリエッティのお母さんの声が顔と合わなくて、ず~っと変な感じでした。声優ではなく、ふだんテレビにちょいちょい顔を出す役者ですから、顔と声をセットで覚えています。だから、こんな顔でこの声はないだろ~という違和感があるわけで、その辺、もうちょっと考えてもらえないかなぁ。
 ディクテーション(テープ起こし、書き起こし)をやっていたとき、複数の出席者がしゃべっている会議では話者を特定するのが大変でとても苦労して、音声が電子化されてパッと目的の声を聞けるようになったときはものすごい進歩だと思ったものですが、作業するときは、Aさんはこんな顔、Bさんはこんな顔、というふうに想像します。
 出席者の名簿だけ寄越して、欠席者がいてもそういう情報は一切寄越さないで話者をきっちり特定しろなどと注文してくる発注者には本当に腹が立ちます。みんな出席していると思って作業していますから、継続して何度もやって声の特徴がすっかり分かっている場合は別ですが、顔を知らないとどれも似たような声に聞こえるわけで、途中で欠席だと分かって最初からやり直しなんてこともありました。デジタル技術は進歩しても、そういうところはどうしようもないですからね。
 声から顔を想像してそれが想像どおりだということは、残念ながらそんなにありません。後日、ビデオ等で顔を見る機会があって、きっとハンサムな人に違いないと想像していたら全く違うおっさんだったりしますから、とてもいい声だったらハンサムかというとそうでもないのですよ。( ̄ー ̄)
 そうそう、映画でしたね、映画、よかったですよ。あの絵の美しさはやはり映画館の大きなスクリーンで味わってほしいと思います。ああいう映画だと、感動は画面の大きさに比例しますから。あ、小さいおじさん伝説はこの映画の宣伝かな? 緑色のジャージを着ているというのは、最初にそう言ったタレントがいるからだと思いますけど。(~_~;)
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「消火器が底を突いた」って?

2010-08-04 20:29:44 | 気になる言葉、具体例
                                   熾烈な争い?
 よく聞く言い方、後に続ける言葉がある程度決まっている言い回しがありますよね。例えば、「消火器が底を突いた」「熾烈(しれつ)なライバル争い」「微動だに動きません」「○○県民を逆なでするような言葉」「隣町のピアノ教室の元へと通い始めた」「和食・洋食・中華、まるで三つのお店がそこにある」「手も足も出せなかった」などなど。
 え? なんか変? 分かります? そうですね、確かに変です。こういう背中がさぶぅ~くなるような言い方が毎日聞こえてきます。でも、言っているのはアナウンサーやナレーター、つまりプロですからね、間違っていると知らずにそのまま覚えてしまう世代はかわいそうです。ちょっとやそっと読書したからといって到底追いつかないでしょう。
 ちなみに、「微動だに動きません」と言った「めざましテレビ」の戸部洋子アナと同期の田中大貴アナも、「とくダネ!」の一員として負けてはいませんよ(←どんな競争?)。「いかにオランダがどういったチームなのか分かったと思いますが」ですって。本当にアナウンサーなのか?( ̄д ̄)ダラケッ! 放送業界の人はもっと日本語を真剣に勉強しないといけませんね。<(`^´)>
 正しくは、「消火剤が底を突いた」「ライバルどうしの熾烈な争い」「微動だにしません」「○○県民の神経を逆なでするような言葉」「隣町のピアノ教師の元へと通い始めた」「和食・洋食・中華、まるで三つのお店がそこにあるようだ」「手も足も出なかった」です。「いかにオランダが・・・」は「いかに」が余計ですよ。「いかに」と言ってしまったのなら「いかにオランダが強いチームか分かったと思いますが」とかね、アナウンサーならアナウンサーらしく、ちゃんとした日本語にしなさいよ!o(`д´)o
 ところで、「首都」を、(_ ̄)ではなく( ̄_)と発音するアナウンサーやナレーターが増えましたね。昔、「なるほど!ザ・ワールド」という番組があって、テーマソングに「首都( ̄_)はぁ~どぉ~こぉ~♪」という部分がありましたが、まさか、それの「首都( ̄_)」が脳に刷り込まれた世代とか・・・?(~_~)
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「洗ってしわになりにくい」って?

2010-08-01 08:47:42 | 気になる言葉、具体例
                                     幸せだぁ
 近ごろは、化学繊維とか、形状記憶とか、しわになりにくい乾燥機とか、いろいろ便利なものがありますが、布は、通常、洗って干すとしわになります。だからアイロンがあるわけで、洗えばしわになる、ということは、洗ってしわになりにくい、は変です。正しくは「洗ってもしわになりにくい」ですね。
 似たような例で「身が縮んで皮が破れにくい」というのもありますが、皮が破れるのは身が縮んで皮がくしゃくしゃになるからでしょ。身が縮むから皮が破れにくくなるわけではありません。身が縮んで皮が破れる、それを防ぐ方法を紹介していたのですから、「身が縮まず皮が破れにくい」です。
 それから、「あなたが幸せでぇ暮らせますよぉ~おぉ~にぃ~♪」という不動産屋のCMソングを毎朝聞かされているのですが、こんなの、だれでも分かることなんじゃないんですかね?! 「幸せに暮らせますように」が正しいのだと、「幸せで」は誤りなのだと、分からない日本人がいるんですか? いる! これが現実 <(`^´)>
 また、こういう微妙な例もあります。「○○が元気で活動してくれていると」と言ったのはアナウンサー、そのときのテロップは「元気に」でした。これは、「活動して」に係るので「元気に」ですね。「草を食べるので忙しくて」は「ザ!鉄腕!DASH!!」のナレーションですが、正しくは「草を食べるのに忙しくて」です。
 基本的にアナウンサーの日本語が間違っているとは思いませんよね。そして、CMのセリフは嫌でも耳に入り、何度も何度も聞かされるから本当に困ります。何か変だなと思っていてもそのうち慣れてしまうじゃないですかぁ~~~( ̄д ̄)! 私は気持ち悪くなるだけで、あまり慣れませんけれど、若い人はこういうものだと思って聞いているのではないでしょうか。
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