箸とフォーク
ある演歌歌手のブログ(2019/9/8)の内容がニュースサイトに掲載され、話題になっていたので読んでみました。「皆様のご指摘通り私も車内販売の方に余分な箸かフォークが備品にないかどうかを尋ね無ければお弁当を購入するつもりで車内販売ワゴンが来るのを待ちました」って、読点がない( ̄" ̄)。
「ないかどうかを尋ね無ければ」まで読み、「~ない」を「~無い」と書く人はけっこういるので「と思い」と続くと思ったら「お弁当を」って? 続きをしばらく読んで、やっと「尋ね無ければ」が「尋ね、無ければ」なのだと分かりました。これはもう“読む”ではなく“解読”ですが、これくらい普通?
「皆様のご指摘どおり、私も、車内販売のかたに余分な箸かフォークが備品にないか尋ね、なければお弁当を購入するつもりで車内販売ワゴンが来るのを待ちました」なら読みやすいのにぃ <( ̄д ̄)>。「待ちました」の後に全角スペースが入って一区切り、ですが、これの2倍以上の長さでも読点がなくて驚きました。
「渉外室から度を過ぎた患者さんには勇気を持って毅然とした態度を取るべきと、背中を押され警察に届け出をしました」(2016/11/7 5:00 DIAMOND online)って、「渉外室から、度を超す患者さんには勇気を出して毅然とした態度をとるべきと背中を押され、警察に届け出ました」なら読みやすいでしょ!?
「例えば大手ハウスメーカーが、手がけた賃貸物件だと」(2019/6/23 5:30 東洋経済オンライン)は読点の位置が違います。「例えば、大手ハウスメーカーが手掛けた賃貸物件だと」でしょ。「幼なじみたちにとっては特段、変わったところのない、いやむしろ、印象のいい男だった」(2019/6/26 5:58 デイリー新潮)も「幼なじみたちにとっては、特段変わったところのない、いや、むしろ印象のいい男だった」でしょ。
「構造上、必要な壁壊した? 中国で隔離施設が倒壊」という見出し(2020/3/8 12:41 テレ朝 news)を見て、“新たに設計された構造”のために壊さないといけなかったから壊したが、それは、壊してはいけない壁だった、だから倒壊したのだと読んだのですが、ちょっと変だなぁと感じたので記事を読んでみました。
「6階建てのビルが突然、倒壊しました。(中略)倒壊の原因について、現地メディアは1階と2階部分に入居していた自動車販売店が建物の構造上、必要な壁を取り壊していたためだと指摘しています」って、これも「構造上、必要な壁」ですが、どうやら「建物の構造上必要な壁」を勝手に取り壊したようで、「、」が余計です。
「新型コロナウイルスのパンデミック拡大を受け、インドでは『英雄』として称賛されていた医師や看護師、宅配ドライバーなど、最前線で働く人々が攻撃の標的になっている」(2020/3/29 23:41 AFP=時事)って、インドの英雄をどの国の人たちが攻撃するのかと思ったら、違いました。「インドでは、『英雄』と称賛されていた~」でしょ!
「小室圭さんが自分の正当性だけを主張して…その結果、起きる宮内庁が最も恐れることは」という見出し(2021/5/12 6:02 デイリー新潮)、おいおい、寝ていたのか? 「その結果」で区切りたい気持ちは分かるのですが、これは「その結果起きる、宮内庁が最も恐れることは」と書くしかありません。
「同番組には他にも、お蔵入りとなった映像があることがわかっています」(2021/5/22 11:05 まいじつ)は「クレイジージャーニー」に関する話。この書き方だと、ほかに“お蔵入り映像の件”があるという印象になりますが、違うのですよ、「同番組には、ほかにもお蔵入りになった映像があることが分かっています」です。
「ギュッ!と石川 ゆうどきLive」(HAB)で視聴者の投稿文を読む森重有里彩アナ。画面の下端にその投稿文「焼き鳥は串打ちからし職人気分です」が表示されていました。森重アナは「串打ち、からし?」と、訳が分からないといった様子で、多分、「辛子」を思い浮かべていたのでしょう、そういうふうに聞こえました( ̄ー ̄)。
ぱぱっと書いてすぐ投稿、句読点なんか打たないのですね( ̄" ̄)。「焼き鳥は串打ちからし、職人気分です」もしくは「焼き鳥は串打ちからやって職人気分です」と書いてくれればいいのにね。すんなり読めるように書けない書き手、即座に解読して正しく読むことができない読み手、アナウンサーですらこうですから、どうする?
ある演歌歌手のブログ(2019/9/8)の内容がニュースサイトに掲載され、話題になっていたので読んでみました。「皆様のご指摘通り私も車内販売の方に余分な箸かフォークが備品にないかどうかを尋ね無ければお弁当を購入するつもりで車内販売ワゴンが来るのを待ちました」って、読点がない( ̄" ̄)。
「ないかどうかを尋ね無ければ」まで読み、「~ない」を「~無い」と書く人はけっこういるので「と思い」と続くと思ったら「お弁当を」って? 続きをしばらく読んで、やっと「尋ね無ければ」が「尋ね、無ければ」なのだと分かりました。これはもう“読む”ではなく“解読”ですが、これくらい普通?
「皆様のご指摘どおり、私も、車内販売のかたに余分な箸かフォークが備品にないか尋ね、なければお弁当を購入するつもりで車内販売ワゴンが来るのを待ちました」なら読みやすいのにぃ <( ̄д ̄)>。「待ちました」の後に全角スペースが入って一区切り、ですが、これの2倍以上の長さでも読点がなくて驚きました。
「渉外室から度を過ぎた患者さんには勇気を持って毅然とした態度を取るべきと、背中を押され警察に届け出をしました」(2016/11/7 5:00 DIAMOND online)って、「渉外室から、度を超す患者さんには勇気を出して毅然とした態度をとるべきと背中を押され、警察に届け出ました」なら読みやすいでしょ!?
「例えば大手ハウスメーカーが、手がけた賃貸物件だと」(2019/6/23 5:30 東洋経済オンライン)は読点の位置が違います。「例えば、大手ハウスメーカーが手掛けた賃貸物件だと」でしょ。「幼なじみたちにとっては特段、変わったところのない、いやむしろ、印象のいい男だった」(2019/6/26 5:58 デイリー新潮)も「幼なじみたちにとっては、特段変わったところのない、いや、むしろ印象のいい男だった」でしょ。
「構造上、必要な壁壊した? 中国で隔離施設が倒壊」という見出し(2020/3/8 12:41 テレ朝 news)を見て、“新たに設計された構造”のために壊さないといけなかったから壊したが、それは、壊してはいけない壁だった、だから倒壊したのだと読んだのですが、ちょっと変だなぁと感じたので記事を読んでみました。
「6階建てのビルが突然、倒壊しました。(中略)倒壊の原因について、現地メディアは1階と2階部分に入居していた自動車販売店が建物の構造上、必要な壁を取り壊していたためだと指摘しています」って、これも「構造上、必要な壁」ですが、どうやら「建物の構造上必要な壁」を勝手に取り壊したようで、「、」が余計です。
「新型コロナウイルスのパンデミック拡大を受け、インドでは『英雄』として称賛されていた医師や看護師、宅配ドライバーなど、最前線で働く人々が攻撃の標的になっている」(2020/3/29 23:41 AFP=時事)って、インドの英雄をどの国の人たちが攻撃するのかと思ったら、違いました。「インドでは、『英雄』と称賛されていた~」でしょ!
「小室圭さんが自分の正当性だけを主張して…その結果、起きる宮内庁が最も恐れることは」という見出し(2021/5/12 6:02 デイリー新潮)、おいおい、寝ていたのか? 「その結果」で区切りたい気持ちは分かるのですが、これは「その結果起きる、宮内庁が最も恐れることは」と書くしかありません。
「同番組には他にも、お蔵入りとなった映像があることがわかっています」(2021/5/22 11:05 まいじつ)は「クレイジージャーニー」に関する話。この書き方だと、ほかに“お蔵入り映像の件”があるという印象になりますが、違うのですよ、「同番組には、ほかにもお蔵入りになった映像があることが分かっています」です。
「ギュッ!と石川 ゆうどきLive」(HAB)で視聴者の投稿文を読む森重有里彩アナ。画面の下端にその投稿文「焼き鳥は串打ちからし職人気分です」が表示されていました。森重アナは「串打ち、からし?」と、訳が分からないといった様子で、多分、「辛子」を思い浮かべていたのでしょう、そういうふうに聞こえました( ̄ー ̄)。
ぱぱっと書いてすぐ投稿、句読点なんか打たないのですね( ̄" ̄)。「焼き鳥は串打ちからし、職人気分です」もしくは「焼き鳥は串打ちからやって職人気分です」と書いてくれればいいのにね。すんなり読めるように書けない書き手、即座に解読して正しく読むことができない読み手、アナウンサーですらこうですから、どうする?