仲良し?
「入選・・・させていただきました」と言ったのは一般の人ですが、素直に喜んで「入選しました」と言えばいいのですよ、「させていただきました」なんて言ったら、かえって自慢たらしく見えるから。テレビで紹介されたお店の人は「地元の大豆で作らせていただいてます」「地元の食材で作らせていただいてます」「五穀米を使わせていただいてます」ですよ、それ、謙虚と違うからo(`д´)o!
「警察に通報さしていただきました」と言ったのは一般の人です。全国に指名手配されている容疑者らしき男を発見し、警察に通報したということなのですが、テレビの取材を受けて緊張したにしても、そんな言い方はおかしいですよ。謙虚? 丁寧? とんでもない! 薄っぺらな感じに見えるだけです。
「不適切な発言をさせていただいた・・・あ・・・してしまった・・・」とぎりぎり言い直したのは、何やら一生懸命弁解していた都議。「~させていただいた」と言うのが習慣になっているようで、いつだったか「非常に重く受け止めさせていただいたんですが」と言った人がいましたが、その人と同じで反省はしていませんね。
「中学と高校のとき、柔道部やらさしていただいてました」と言ったのはおかまタレントですが、「柔道部やる」って何ですかね( ̄д ̄)! 部活ですかね、おかまだろうが何だろうが柔道をやるのは勝手ですよ。「中学と高校のとき、柔道をやっていました」と言えばいいのに「やらさしていただいてました」って何?
「きょうの料理」で、料理講師の女性が3人並んで随分にぎやかだったのですが、そのうちの1人が「仲良しにさせていただいております」と言いました。「~ていただく」って本当に便利、もとい、怖いですよね、日本語としてありえない言い方を、さもそれで成立しているように感じさせてしまうのですから。
例えば、「座る」「座らせていただく」、「出席する」「出席させていただく」、この辺まではいいですよ、別におかしくないのですが、「感動しました」を「感動させていただきました」なんて言う人は「~ていただく」症候群の患者です。「○○(店名)でそろえました」と言えばいいのに「○○(店名)でそろわせていただきました」なんて言った人、もはや日本語として成立していませんから。
話し手が「離婚が成立しました」と言っているのに「離婚を成立させていただきました」と書いた新聞記者はかなり重症。「皆さんに迷惑をおかけしているかと思うんですけど」と言うべきところで「皆さんご迷惑いただいているかと思うんですけど」と言ったタレント(デヴィ夫人って芸名?)、全く意味不明( ̄д ̄)!
「仲良しにさせていただいております」を“直訳”すると「仲良しにすることを許してもらっている」となります。でも、「仲良しになる」とは言いますが、「仲良しにする」とは言いませんよね、それを言うなら「仲良くする」です。「仲良くする」→「仲良しになる」→「仲がいい」ですから「私たちは仲がいいんですよ」と言えばいいんですよ。
「仲良くさせていただいて」もちょいちょい聞こえます。2013年6月9日の記事で取り上げましたが、その後、「検事・朝日奈耀子」(脚本 奥村俊雄)でも「仲良くさせていただいてたので」というセリフを聞きましたし、「ST赤と白の捜査ファイル」メンバーの座談会では芦名星が「仲良くさせてもらってました」と言いました。「出して(だして)もらう」を「出させて(ださせて)もらう」と言うのと同様の誤りです。せっかく気を遣っているのに、結果的に偉そうな言い方になっていますよぉ┐( ̄д ̄)г。
「入選・・・させていただきました」と言ったのは一般の人ですが、素直に喜んで「入選しました」と言えばいいのですよ、「させていただきました」なんて言ったら、かえって自慢たらしく見えるから。テレビで紹介されたお店の人は「地元の大豆で作らせていただいてます」「地元の食材で作らせていただいてます」「五穀米を使わせていただいてます」ですよ、それ、謙虚と違うからo(`д´)o!
「警察に通報さしていただきました」と言ったのは一般の人です。全国に指名手配されている容疑者らしき男を発見し、警察に通報したということなのですが、テレビの取材を受けて緊張したにしても、そんな言い方はおかしいですよ。謙虚? 丁寧? とんでもない! 薄っぺらな感じに見えるだけです。
「不適切な発言をさせていただいた・・・あ・・・してしまった・・・」とぎりぎり言い直したのは、何やら一生懸命弁解していた都議。「~させていただいた」と言うのが習慣になっているようで、いつだったか「非常に重く受け止めさせていただいたんですが」と言った人がいましたが、その人と同じで反省はしていませんね。
「中学と高校のとき、柔道部やらさしていただいてました」と言ったのはおかまタレントですが、「柔道部やる」って何ですかね( ̄д ̄)! 部活ですかね、おかまだろうが何だろうが柔道をやるのは勝手ですよ。「中学と高校のとき、柔道をやっていました」と言えばいいのに「やらさしていただいてました」って何?
「きょうの料理」で、料理講師の女性が3人並んで随分にぎやかだったのですが、そのうちの1人が「仲良しにさせていただいております」と言いました。「~ていただく」って本当に便利、もとい、怖いですよね、日本語としてありえない言い方を、さもそれで成立しているように感じさせてしまうのですから。
例えば、「座る」「座らせていただく」、「出席する」「出席させていただく」、この辺まではいいですよ、別におかしくないのですが、「感動しました」を「感動させていただきました」なんて言う人は「~ていただく」症候群の患者です。「○○(店名)でそろえました」と言えばいいのに「○○(店名)でそろわせていただきました」なんて言った人、もはや日本語として成立していませんから。
話し手が「離婚が成立しました」と言っているのに「離婚を成立させていただきました」と書いた新聞記者はかなり重症。「皆さんに迷惑をおかけしているかと思うんですけど」と言うべきところで「皆さんご迷惑いただいているかと思うんですけど」と言ったタレント(デヴィ夫人って芸名?)、全く意味不明( ̄д ̄)!
「仲良しにさせていただいております」を“直訳”すると「仲良しにすることを許してもらっている」となります。でも、「仲良しになる」とは言いますが、「仲良しにする」とは言いませんよね、それを言うなら「仲良くする」です。「仲良くする」→「仲良しになる」→「仲がいい」ですから「私たちは仲がいいんですよ」と言えばいいんですよ。
「仲良くさせていただいて」もちょいちょい聞こえます。2013年6月9日の記事で取り上げましたが、その後、「検事・朝日奈耀子」(脚本 奥村俊雄)でも「仲良くさせていただいてたので」というセリフを聞きましたし、「ST赤と白の捜査ファイル」メンバーの座談会では芦名星が「仲良くさせてもらってました」と言いました。「出して(だして)もらう」を「出させて(ださせて)もらう」と言うのと同様の誤りです。せっかく気を遣っているのに、結果的に偉そうな言い方になっていますよぉ┐( ̄д ̄)г。