◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

よもぎのパン、バジルのパン、高値の花。

2008-04-30 19:40:04 | いろいろあれこれ
                      枕じゃないからぁ
 バターが品薄で、私が住んでいる辺りのスーパーの店頭には並んでいません。もうずっと前から消えたまんまです。ちょこっ、ちょこっと小出しにしているような様子はあるのですが、すぐに売り切れるようで、そこには「お1人様1個でお願いします」という紙があるだけです。いろいろなものの値段が上がり、あるいは、値段は同じでも量が減り、あるものは消え去り、あるものは手の届かないところへ・・・何だか寂しい気がします。それでも、まだまだ恵まれているということは分かっていますが・・・。( ̄‐ ̄)ウーン
 さて、「ちゃんとしゃべれ!」らしいことも少し書きましょうかね。手の届かないところへ、つまり、ただながめるだけで手に取ることはできない、高くて手が出ないということなのですが、こういうのを「高根(高嶺)の花」と言ったりしますよね。先日、テレビから「高値の花」と聞こえてきて、でも、本人は決してしゃれて言っているわけではなく、「高根の花」のつもりなのですよ。ただ単にアクセントが「高値の花」だったのです。しゃれてないのにしゃれたようになって、面白いなぁと思いました。あ、待てよ、ということは、こういう変なアクセントの人が増えたら、逆に、「高値の花」としゃれて言っても分かってもらえないかもぉ。( ̄д ̄)アッチャァ
 それに、「値段が上がった」もしくは「値上がりした」というのを「値上がった」と言う人・・・増えていますね。「値上がる」という動詞は辞書に載っているのですが、私はこれまであまり聞いたことがなかったのでどうも違和感があって・・・。それから、「値上がりしないでください」というのも聞きましたが、「しないでください」なら「値上げしないでください」が正しい言い方ですね。「値上がり」なら「値上がりしないでほしい」というのが自然な言い方です。どうも今の日本人のものの言い方って、不自然なんですよ。( ̄~ ̄)ズッコケチャウヨ
 ところで、じゃじゃぁ~ん♪ 今日のHAMニュースは一体何なんだ? とお思いでしょう。実は、友人から贈り物が届いたんです。お手製のパン2種類、よもぎと大納言のパン、バジルチーズパン、それから、なごやん、TimTam というオーストラリアのお菓子、うれしいなぁ。バターの不足がじわじわと影響してきている中で手作りのおいしいパンを頂けて感謝・感激! よもぎのは、だんごや草餅とはまた違って、パンならではのいい香りになって、たっぷり入った大納言の満足感も加わり、とってもおいしゅうございます~。バジルとチーズは相性抜群! とってもおいしゅうございます~。(^▽^)ニャハァ~
 つい先日、携帯電話というものを使い始めたのですよ。え~今ごろぉ~? って? そうですよ、やっとこさケイタイデビューです。というわけで、ほぉ~、カメラが付いてる、すごいなぁ、よし、これで写真を撮っちゃろ。こうか? 違うな、こうか? よっしゃ、撮ったぞ、んで、PCに送るには・・・アドレスを・・・ちっこいボタン押しにくい・・・真ん中の丸いボタン、真ん中押すのって難しい・・・やった、送れたぞ、ハムやん、写真送りましたから、よろしく! ってなことで、2時間近くかかりましたよ。メールは・・・まだ使えません。( ̄‐ ̄)ウーン
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「スパイダーウィックの謎」を見た。

2008-04-28 19:52:03 | いろいろあれこれ
                     ちょっと無理が・・・
 「チャーリーとチョコレート工場」のフレディ・ハイモアが主演、しかも、双子のジャレッドとサイモン、1人2役ということで、見てきました、「スパイダーウィックの謎」ですよ、人間 vs 妖精、ですよ。妖精といっても、戦う相手はゴブリン、いかにも悪そうな顔をしています。美しい妖精は、見る前にこんな感じというのは知っていたのですが、見た瞬間はやはりハッとして、うわぁ~きれぇ~( ̄▽ ̄)← こういう顔になりました。こんなきれいな妖精ばかりだったらいいのにね。全体的に明るくて見やすく、「ネバーエンディングストーリー」のように楽しめる映画でした。
 ところで、話は変わりますが、夕方のニュースでまたあほな場面を見てしまって、これは書かずにいられません。「事件については、何か気づいていらっしゃるようなことはありましたか」「競艇をやってらしたことはご存じで?」「自分のお金でやってらっしゃると思って・・・?」と、変な日本語を連発して国保の保険料10億円を横領して競艇につぎこんだ容疑者の母親にインタビュー・・・、この人、「スーパーJチャンネル」のディレクターなんですね。「事件については、何か気づいてらっしゃいましたか」と言うものですよ、普通は。「気づいたことは」+「あったか」なら成立しますが、「気づいているようなことは」+「あったか」というのは日本語として成立していません。
 二つめと三つめは、前から何度か書いていますが、容疑者の行為について述べている部分なので敬語にしてほしくないわけですよ、だって、公金を10億円も使い込んだのですよ、10億円! 本当に全部使い切ったのでしょうか? どこかに隠してないのかなぁ~。それにしても、お詫び(?)の会見を開いた人たち、12人も並んで、真ん中でしゃべっていた人、へらへら、へらへら、ずーっとへらへら、この人、なんでこんなにへらへらしてるの? と思いましたよ。10億円消えても大したことではないのでしょうね、この人たちにとっては。( ̄‐ ̄)ウムム
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肝心な言葉が抜けている。

2008-04-25 19:24:43 | 言葉についてあれこれ
                   とてもハムスター(^^)ブハハ
 「これから地球温暖化が進んだら」は、事の重大さを考えれば「これからもっと地球温暖化が進んだら」と言うべきもので、肝心な「もっと」が抜けています。これを入れると入れないとでは雲泥の差ですね。「またしても大型トラックの脱落が招いた悲劇」、これでは何のことかよく分かりませんが、相次いで発生している事故なので、ああ、そうか、「タイヤ」が抜けてるんだ、ということはじきに分かりました。単なるミス、ですね。「とても初めてでもできるのですね」は・・・、「とても上手に」とか「とても手際よく」とか、とにかく何かが抜けています。「とてもできるのですね」とは言えませんから。
 では、これはどうですか? 「山口県はある要職を日本一多く輩出しています」・・・・・よーく考えてください。ある要職とは総理大臣のことです。「要職」は「重要な職務」という意味で、「人」という意味が入りません。「総理大臣」なら、総理大臣を務めている「人」も意味するので、「総理大臣を輩出しています」と言うことはできますが、「ある要職を輩出しています」とは言えません。「看護師を輩出しています」とは言いますが、「看護職を輩出しています」とは言いませんね。
 ある要職とは何かを答えさせるクイズなので「総理大臣」とは言えない、では、どう表現するかというと、「ある要職に就く人」もしくは「ある要職を務める人」です。分かりましたか? え? いまいち? では、駄目押しの一言。「輩出」とは次々に出すこと、「要職」を輩出することはできません。( ̄エ ̄)ダヨネ
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要約と省略は違う。

2008-04-23 19:13:07 | 言葉についてあれこれ
                       緊張してる?
 要約とは、内容の主な点を短くまとめること。省略とは、一部分を省くこと。要約と省略は違うんだよなぁと考えていたら、非常に分かりやすい例が耳と目に飛び込んできました。話し手が「○○が中心になるべきだと思っています」と言っているのに「○○が中心になると思っている」と書いてあるテロップ、どう思いますか? 話し手は、○○が中心になるべきだとは思っているけれど、実際に○○が中心になるかどうかは分からないわけで、「なると思っている」と書いてしまうとうそになります。でも、こんな省略はしょっちゅう見ます。これは無残な省略であり、要約ではありません。内容をすっかり変えてしまっていますからね。ナレーションでも、「またしても大型トラックの脱落が招いた悲劇」とか、変な省略(間抜けなだけ?)がいっぱい。
 では、「○○が中心になるべきだと思っています」を要約するとどうなるかというと・・・「○○が中心になるべき」です。画面は、話し手がマイクに向かって語っているわけで、すでに提示されているテーマについて、その思うところを述べているというのは見ていて分かりますから、「○○が中心になるべきだと思っています」の「だと思っています」は省略が可能、ということは、「○○が中心になるべき」と書けば十分なのです。これは、なくてもいい部分を省いて要約したということで、話の趣旨は変えていません。放送の現場の人たちが、こんな簡単なことも分かっていないというのが現状です。え? 「大型トラックの脱落」って何だって? 「タイヤ脱落」です。肝心の「タイヤ」を言わなかったのですよ。ウ~ム( ̄‐ ̄)マヌケスギル
 ところで、3月26日に「犯人はどんなかたなんですか?」について書きましたが、今度は一般の人が「危険なかたもいるし、犯人のかたは」って・・・( ̄д ̄)アッチャァ。もちろん、「危険なかた」というのは「危険人物」、「犯人のかた」は「犯人」ですよ。これって、精いっぱいお上品にしゃべっているつもりなのでしょうね、テレビの取材だから。私も、ふだんなら「危ないやつ」とか言いますが、意識しちゃいますね、テレビだと。それでも、「危険なかたもいるし、犯人のかたは」なんて絶対に言いませんよ、絶対に! 犯人に「かた」は不適当ですから、「危険人物もいるし、犯人は」と言いますよ。だれに対しても敬語を使えばお上品なんて、それはとんでもない間違いですから。え? 罪を憎んで人を憎まずって? それでも「人」で十分です。
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「できそくない?」って?

2008-04-21 19:30:54 | 気になる言葉、具体例
                      それは笹だんご
 「できそくない?」ってどういう意味だと思いますか? これ、普通は「できそうじゃない?」と言うところです。「ああ、それなら私にもできそうじゃない?」の「できそうじゃない?」です。「違って」は「違くて」、「~と違った場合」は「~と違かった場合」、10~20代の人がこういうふうに言うことがあるというのは前に書きましたが、「できそくない?」と言った人、調べてみたら、1968年8月22日生まれ、う~ん、そんなに若くない。( ̄‐ ̄)イイトシヤァン
 例えば、地方の一般人が話しているとか、方言なら方言で、それでもいい場面ならいいのですよ。でも、この「できそくない?」はそういう場面ではなく、許容範囲を超えています。もちろん、「違くて」も「違かった」も、標準語できちんと話しているときに突然そう言うのですから、とても違和感があるわけです。え? 今、何て言った? というふうに引っ掛かります。勝手なしゃべり方をしてもいいときといけないときと、使い分けができないのなら、ふだんから気をつけるしかありません。
 それから、「無理しないでも行ける」なんて言っている人、こちらも40歳前後に見えますが・・・、これは「無理しなくても行ける」と言うべきもので、「違くて」とは逆の現象です。「許可を得ないでも可能で」とか「水を飲まないでも平気」とか、「許可を得ない、でも、可能で」「水を飲まない、でも、平気」ならいいのですが、「許可を得ないでも可能で」「水を飲まないでも平気」は日本語として誤りなのですよ。意味は何となく通じるのですが、幼稚な印象になりますから~。

 ここからは独り言。久しぶりにデパートに行ったんやけど、目的は横浜フェア。真ん中にアーモンドが丸ごと1粒くっついている、直径10センチぐらいの丸い中華クッキーがないかと思って行ってみたんやけど、なかった、残念。ココナッツ粉が主原料の甘露酥はあったけど、それも好きやからいっぱい買ったけど、大好きなあのクッキーはなかったぁぁぁぁぁぁぁ。(T_T)シクシク チョコレートも好き、毎日食べてる、1番は Meiji のCACAO STYLE オレンジピール、2番以下は・・・迷うなぁ、けど、どれも入手困難に・・・。(T_T)シクシク
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「これから地球温暖化が進んだら」って?

2008-04-18 19:01:18 | 言葉についてあれこれ
                     冬の次は春じゃよ
 あるCMで若い女性が「これから地球温暖化が進んだら」と言うのですが、これ、皆さんはどのようにお感じになりますか? 私は、「これからもっと地球温暖化が進んだら」の間違いではないのかと思います。すでに温暖化が進行していることは皆さんご存じですよね。2016年(あと8年ほど!)にはポイント・オブ・ノーリターンに達する、つまり、もう後戻りできない+1.5度という非常に深刻な状態になるそうです。それなのに「これから地球温暖化が進んだら」だなんて・・・。意識の低さを憂えると同時に、日本人が日本語で物事を的確に表現することができない、ましてや、CMという、一言一言が大切なメッセージになるものを制作している人たちでさえこうなんだということを見せ付けられ、本当に目の前が暗くなります。
 先日、同世代の友人と3時間、夕飯をごちそうになりながらおしゃべりしたのですが、30代以下の人は気が利かない、工夫するということをしない、言われたことすらできないと言っていました。まぁ、確かに、そういう人の割合が増えているというか、そういった傾向はあると思います。ニュースキャスターがテロップの誤りを訂正して謝るというのは日常茶飯事ですが、これが毎日続き、あるキャスターが「テロップの誤りが本当に多くて申し訳ありません。以後、本当に気をつけます」と言ったことがあって、心からそう言っていると感じたので、そのときはかえってお気の毒に思いましたが、放送業界全体がそういう状態ですからね。
 テロップの入力作業者だけではなく、人の名前なら、こういう漢字でと指示した人がいるはずで、具体的な場所や日時といったことなら、それも、指示したり調べて確認したりする人がいるはずで、いろいろな立場の人がいいかげんに仕事をしているということになります。どうも、間違ってるぞとクレームが来たらそのときに対処すればいいと思っているようです。NHKのローカル放送で何度も謝るアナウンサー、しまいには「今日は謝ることが多くて申し訳ありません」と謝っていました。( ̄‐ ̄)ウーン
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久々に聞いた普通の「入門」。

2008-04-16 19:45:39 | 言葉についてあれこれ
                    デーモンはおしまいか?
 NHK教育の「DIY入門」や「かな入門」の「入門」が「デーモン」みたいなアクセントになっていましたが、そうでない「入門」、「入」と「門」が同じ高さの「入門」もようやく聞こえてきました。「DIY入門」の次回の放送内容を伝える番宣で、アナウンサーが「入」と「門」を同じ高さで発音したのです。これですよ、これ! ほかにも、タレントの森口さんや三波さんがノーマルな「入門」ですね。
 それから、1年前の4月20日に「ふ」について書きましたが、昨日の深夜0:55からの「NHKスペシャル」、ナレーターの「ふ」がどうにもおかしくて気持ち悪くなりました( ̄д ̄)ヤメテヨォ~。テーマは睡眠時無呼吸症のようでしたが、「舌が気道をふぅさいでいます」「気道がふぅさがりやすいのです」と、ふぅふぅ言うのでいちいち引っ掛かって、しまいには、「ふぅせいみゃく」を何度も繰り返されて我慢できなくなり、見るのをやめました。
 こういう人は確実に増えているのですね、ローカルの新人アナだけではないようです。もちろん、男性にも同様の人はいますし、共通しているのは若いということですから、鼻濁音同様、若い人に見られる「変化」なのでしょうか? これは訓練で直せないものなのでしょうか? でも、放置しているところを見ると、直さなければならないものだとは思っていないのかもしれません。安○ぐ○さんの話し方がどうにも我慢できず、「サイエンスZERO」を見るのはとっくにやめましたが、「Nスペ」よ、おまえもか・・・、まぁ、違うナレーターなら、という希望はまだありますけれどね。
 見ても見なくてもいいようなどうでもいい番組なら別にいいのですが、じっくり見たい番組だと、ナレーションがおかしいというのは本当に残念です( ̄- ̄)。
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ばか流行、テロップにまで。

2008-04-14 18:55:15 | 言葉についてあれこれ
                   シロップ、ドロップ、フロッピー
 3月22日に「顔面にボールが直撃」について書きましたが、つい先日、ニュースで、一般の人が「イノシシが扉に直撃して」と言い、テロップも「イノシシが扉に直撃」となっているのを見ました。正しくは「イノシシが扉を直撃して」なのですが、これって、助詞もおかしいけれど、別の言い方をすれば、語彙が乏しいということなのです。扉にまともにぶつかった、それを「直撃」って・・・ちょっと情けない( ̄- ̄)。イノシシは、直撃したのではなく、パニックになってぶつかったのでしょう。それは、「イノシシが扉にまともにぶつかって」もしくは「イノシシが扉に激突して」ですね。本当はそう言いたかったのかな? そう思っていても、はやっている言葉、印象に残っている言葉に引っ張られやすいですからね。
 とにかく、「扉に」と言ったのなら、それに合う言い方をしないといけません。また、それができるということが日本人である証です。「直撃」と言うなら、「扉を」と言わなければいけません。テロップは、あからさまな書き変えはできないということであれば、せめて「イノシシが扉を直撃」と書くべきです。でも・・・、けっこうあからさまな書き変えをやっているようにも思いますけれどぉ~~~( ̄д ̄)チガウゾ。話し手が「あの問題との関連が」と言っているのに「ある問題との関連が」なんて書いたりぃ~、「出た、出た」と言っているのに「見付かった」と書いたりぃ~、「僕が思うのは」と言っているのに「一番ムカつくのは」なんて書いてあることさえあって、これは意図的なのか? と思いましたよ。
 「優位に立ちたいですね」を「有利に立ちたいですね」と書いてあったのは単なるミスか、それとも、「優位」を知らない? そんなことはないかなぁ? 「それを警察が全然静止しようとしない」と書いてあったのは変換ミス? 「全然臭みがなくておいしい」を「全然くさ味がなくておいしい」と書いてあるのは・・・造語ですね、んな勝手なぁ~。「くさ味」ってどんな味だろ? 「選手の上の名前と下の名前を覚えている」と言っているのに「選手の名前と下を覚えている」と書いてあるのは・・・ぼーっとしてた? というふうに、枚挙にいとまがありません。放送業界はもっとちゃんと作業者の育成をしないといけませんね。こんなテロップなら、ないほうがいいから。
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「水ぬくむ」って? NHKよ、しっかりしろ!

2008-04-11 19:15:07 | 気になる言葉、具体例
                   寒くて早々に引き揚げました
 このごろ変なアクセントの言葉がしょっちゅう耳に入ってくるのですが、何となく、何となくですよ、感じるのは、NHKのアナウンサーのアクセントが特におかしいということです。変なアクセントの感染源はNHK? また、文法で説明できるような誤りも多いですね。若いアナウンサーで敬語を正しく話せる人は・・・いるかなぁ~? 先日、だれだったか忘れましたけれど、NHKの偉い人が「NHKだからしかできないような放送を」と言っていましたね。日本語がめちゃくちゃです。「NHKだからこそできるような放送を」もしくは「NHKにしかできないような放送を」ですね、それは大いにやってください(^^)!
 でもね、その前に、日本語をもっとちゃんとしてください。白鳥が日本で越冬する様子を伝える番組を見ていたら、ナレーターが「水がぬくむのを待っていたかのように」なんて言いましたよ。NHKの番組のナレーションはNHKのアナウンサーが担当しているのでしょう? そういえば、民放に移った久○さんがNHK時代にナレーションをやったという番組の再放送を見たときも「変な言い方!」って思いました。久○さんは、民放に移ってから口数が極端に減りましたね、声も小さくて聞こえないし、完全にレベルダウンしています。もうちょっと頑張れぇ( ̄・ ̄)。
 さて、「水がぬくむ」ですが、初耳なので辞書を引いてみました。「温い」と書いて「ぬくい」、常用漢字の音訓外なので平仮名で表記、ぬくい(形容詞)、ぬくさ(名詞)、ぬくみ(名詞)、ぬくめる(他動詞)、ぬくまる(自動詞)、う~ん、活用を全部言ってみても「ぬくむ」は出てきません。「温い」と書いて「ぬるい」、ぬるい(形容詞)、ぬるさ(名詞)、ぬるむ(自動詞)、ぬるめる(他動詞)、これですよ、やはり、「水」といえば「ぬるむ」ですよね~~~(^^)/~ バイバーイ、マタコイヨォ。
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「ここに落ちたら二度と助からない」って?

2008-04-09 19:06:41 | 気になる言葉、具体例
                    落ちたのではありませぬ
 夕方、頂き物のバウムクーヘンを食べながら、1週間ぶりにコーヒーを飲みました。いいかほり~~~(^・・^)ホグホグ。さて、今日は、一昨日の記事に出てきた「ここに落ちたら二度と助からない」についてもうちょっと詳しく書きます。20~30代の人の中には、「二度と」を正しく使えない人がけっこういるのですよ( ̄‐ ̄)。
 目の前に「これは、落ちたら助からないなぁ~」と思うような穴があって、そういう穴を見ながら「ここに落ちたら二度と助からないですねぇ」と言った、というわけですが、この場合、正しくは、「ここに落ちたら二度と這い上がれない」「ここに落ちたら二度と地上に戻れない」もしくは「ここに落ちたら助からない」です。「ここに落ちたら」と「二度と助からない」は合いません。
 例えば、大病をして、「再発したら二度と助からない」というのは、1回めは助かったけれど、再発したら再び助かる確率は非常に低い、ということですね。つまり、前に経験したのと同じというのが前提で、この人が事故で瀕死の状態になっても「二度と助からない」とは言いません。「二度と来るな」は、1回(今回)来たのですね、で、けんかでもしたのでしょうか、「再びここに来ることは許さん!」というわけです。穴に落ちる前は地上のA地点にいたわけで、「二度と」と言ったら、再びA地点に戻ることはないということを言うのが自然なのです。
 また、「溶鉱炉に落ちたら二度と助からない」という言い方もありえません。「二度と助からない」は「再び助かることはない」ですからね。溶鉱炉に落ちて助かった経験がある人なんていないでしょう? ターミネーターだって溶けるんですから(^^;)。つまり、「ここに落ちたら助からない」といわれているような穴に落ちて助かった人はいない、いないから、「二度と助からない」ではなく、「助からない」なのです。
 さて、だれか(Aさん)が落ちたと仮定して、「ここに落ちたら」と聞いて、Aさんがここに落ちたのは何回めだと思いますか? 初めてですか? 2回めですか? ここがポイントです(^^)。過去に何度かそういう事故があったとしても、Aさんがここに落ちたのは初めてなのです。そして、当然、助かりません。だって、「ここ」は落ちたら助からない穴なのですから。初めてなのに「二度と助からない」とは言えませんね。
 それから、「彼は、前にも大きな穴に落ちて、瀕死の状態から生還したことがあるけれど、さすがにこんな穴に落ちたら今度こそ助からないだろう」ということなら、それを知らせたうえで「ここに落ちたら、さすがの彼でも二度と助からないだろう」と言う、これはないこともないのですが、限定的で、事前の説明があって初めて言えることですね(^^)/。
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「原因を作り上げたのは」って?

2008-04-07 19:27:12 | 気になる言葉、具体例
                      これも防災・・・
 おかげさまで風邪のほうはだいぶよくなりまして、昨日からちゃんと昼間は起きています。それにしても、体は正直というか、風邪を引くと、のどの痛みと頭痛を感じると同時に、コーヒーが飲めなくなります。カフェインはビタミンを破壊するとか・・・、風邪のときに必要なのはビタミンですから、コーヒーは敵、そういう思いがあるからか、コーヒーの香りを楽しむ余裕がゼロになるからか、とにかく体が拒否するのです。まだ、飲めません。完全に治ったというのは、あ~コーヒー飲みたいなぁ~と思うときです( ̄・・ ̄)カホリー。昼間、緑茶を飲みながらピンポン見てたら、福○さんが「読まざる、おえない」なんて言った! こらぁ~、ちゃんと「読まざるを、えない」と言いなさいよぉ!
 寝込んでいる間に桜が咲き、ちょっとした浦島太郎気分ですが、相変わらず日本語が変! 何が変って、文法が間違っているとか、アクセントがおかしいとか、慣用句が間違っているとか、漢字がおかしいとか、部分的にここがおかしいとすぐ分かるものがやはり多いのですが、聞いて5秒ぐらいたってから何だか変! というのも多いですね。「原因を作り上げたのは」というのは何がおかしいと思いますか? 原因って、作り上げるものですか? 例えば、「君がその原因を作ったんだ!」ならいいのですが、「作り上げたんだ!」とは言いませんよね。作り上げるというからには、やったーっ、とうとうやったぞー、作ったぞーっと言えるものでないとね。あ、でも、善悪は関係ありませんよ。
 それから、大地震などの災害が起きたときに備えてこういう設備があるというのを紹介している最中に「防災時に役立つ設備が」という説明、変でしょ? 公園に多数の仮設トイレを設置できるように下水管を埋設して穴を開けてあるとか、食料や日用品が備蓄してあるとか、それは「災害時」に役立つのであって、「防災時」とは違います。例えば、消火設備などは「火災を防ぐ」という意味で「防災」と言ってもいいのですが、避難生活のための設備や準備は、災害が起きた後の話です。このように、物事をちゃんと表現できていないということがしょっちゅうあるのですが・・・、あれ? と思うことはありますか?
 ほかにも、むずむずするような表現がいろいろ聞こえてきます。「ここに落ちたら二度と助からない」「下から吸い上げるバキュームの力」、どこがどうおかしいか考えてみてください。正しくは、「ここに落ちたら二度と這い上がれない(登れない、上がれない)」「下から吸い取る(吸い込む)バキュームの力」ですね。全部さら~っと聞き流していたらいけませんよ(^^)。
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風邪で寝込んでしまいました。

2008-04-05 19:29:36 | いろいろあれこれ
                   こういう姿勢で寝たらどうだろ?
 31日の洪水事件のとき、寒い中で手がしわしわになるほど水に触れていたわけで、その後の掃除も含めて、ふだんそんなに動かない私にはやはり過酷だったようです。急な冷え込みにも何とか耐え続けてきたのですが、ついにギブアップ、激しい頭痛で起きていられなくなりました。3日の夜から38時間、用足しと、水分・ビタミン補給をする以外は眠り続け、5日の午後、ようやく起きました。というか、今度は寝ているのがつらくて、起きなきゃしょうがないわけです。腰やら肩やら痛くて、その痛みで目が覚めて、寝ているのが嫌になったのです。でも、起きたら起きたで、まだ頭が重く、左顔面に痛みがあり、目を開けているのがつらい~( ̄д ̄)。
 こういうとき、無重力空間で眠ることができたら楽だろうなぁ、何十時間眠り続けても体が痛くなることなんかないだろうなぁと思うわけです。極小無重力空間ベッド、だれか開発してくれないかなぁ~~~( ̄‐ ̄)。
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「私の不徳の至りです」って?

2008-04-02 19:25:04 | 気になる言葉、具体例
                      それはイタリア
 「する、行う」の謙譲の形である「いたす」について考えていて、「不徳の致すところ」というのを思い出し、それに関連して、以前、「私の不徳の至りです」というのを聞いたことを思い出しました。あまり聞いたことのないセリフですよね。
 「不徳の致すところ」の「致す」は、原因となる、引き起こす、招く、という意味です。一方、「至り」は、「結果、極み」という意味で、「若気の至り」は、若者の、勢いだけで無分別に行動しがちな気持ちの結果、「恐縮の至り」は、恐縮の極み、ということになります。
 「不徳の至り」は、徳の足りないことの結果という意味になるので、これ自体を誤りだと断じることはできないのですが、どうも気になって~( ̄‐ ̄)ウーム。「私の不徳の致すところです」というのはよく聞く形で、私の不徳が引き起こしたことで・・・という意味ですが、「若気の至り」が、若者の過ちなのだから大目に見てよというニュアンスがあるので、「不徳の至り」と言われると、あまり反省していないように聞こえて・・・、う~ん( ̄‐ ̄)、どうでしょう?
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