快適なハウスで暮らす
「停電をいたしております」「カンボジアを旅行をした」「信頼をしています」「入社をしていただくのは」「興奮をした」「実現をしていきたい」「充実をさせる」「雨雲が発達をする見込みです」「74年前に記録をした」のように、複合動詞に不要な「を」が入る、こういう例が増えていますよね、よく見たり聞いたりします。
NHK「きょうの料理」で一柳亜矢子アナが「これで火を止めて盛り付けして」と言ったのですが、アナウンサーでも「盛り付けて」とは言わないのですね。「取り扱っています」なのに「取り扱いしています」、「チケットを扱っています」なのに「チケットの扱いをしています」、「引き換える」なのに「引き換えする」、「取り付けられていない」なのに「取り付けされていない」、「気負わずに」なのに「気負いせずに」って、なぜ?
「必ずこのホテルで滞在をする」と言ったのは山中真アナ(MBS)です。ある番組にリポーターとして出ていて、誰かと思って調べたら、なんと、アナウンサーだったのですよ。“何でも名詞化”については何度か書いていますが、敬語の一部とか、政治家が好む表現とか、もはやそういう域を超えています。
そもそも「このホテルで」からおかしいですね、「で」ではなく「に」でしょ、「必ずこのホテルに」です。そして、「滞在する」と続けて「必ずこのホテルに滞在する」ですよ。そういえば、だいぶ前に「日本で滞在をしながら」と言った人がいましたが、「日本に滞在しながら」ですよ。「過度に制限をすると」と聞いてどう感じますか? 本来は「過度に制限すると」か「過度な制限をすると」か、どちらかですよね。
ネタりかの記事でも「ウェイター最初にイスを引いた席が上座です」、gooいまトピの記事でも「いつかは観られる可能性高いのは確かですが」、このようにほいほい助詞が抜け落ちます。「大腸黒皮症のお写真こちらです」のようにいつも「お写真」と言う田中みな実アナは、「大腸黒皮症の写真がこちらです」の「が」を言う代わりに「お写真」と言っているわけで、「お写真」という言葉の本来の働きが死んでしまっています。
刑事ドラマで、息子について聞かれた母親が「今はお仕事お休みさせてます」と言う場面があったのですが、身勝手な犯行を重ねる息子、その息子をかばうために犯行現場で後始末をする母親、そういう異常な親子という設定でこのセリフは合っています。でも、普通の親なら「今は仕事を休ませています」と言うものですよ。普通の親が「お仕事お休みさせてます」なんて言ったら気持ち悪いから!
全く不要な「を」をやたら入れる、かと思えば「を」を言わない、「を」に限らず、必要な助詞をちゃんと言えなくなっている、正しい形なんか無視して「ご(お)○○」と言いさえすればいいと思っている・・・、根底に自分を品よく見せたいという気持ちがあるからこうなってしまうのではないかと感じますが、結果的に、品よくどころか( ̄д ̄)ダラケ! にしか見えません。
三雲孝江は割ときちんと話している人ですが、「おはなししてくださっていて」と言ったのにはがっかり( ̄д ̄)! 「ご(お)~くださる」なら「おはなしくださる」で、「お話しくださっていて」です。「~してくださっていて」と続けるなら「話をしてくださっていて」です。下手に「おはなし」なんて言って「を」を省くから変なことになるのですよ。「お話」でも、「話」と「話し」の区別がちゃんとできていれば「お話をしてくださっていて」になるはずですけどね、結局、基本を忘れているということです。
「ダウンタウンなう」で、元銀行員の女性が「お仕事をさせていただいて」と言ったけれど、あ~ぁと思うだけでメモはしませんでした。次に「左遷させられたり」と言ったけれど、池上彰のせいかぁ~と思うだけでメモはしませんでした。そして、次に「(横領を)すごく巧妙にされているかたもいますね」と言ったので、やはりメモすることにしました。いいかげんにしてぇ~( ̄д ̄)!
「停電をいたしております」「カンボジアを旅行をした」「信頼をしています」「入社をしていただくのは」「興奮をした」「実現をしていきたい」「充実をさせる」「雨雲が発達をする見込みです」「74年前に記録をした」のように、複合動詞に不要な「を」が入る、こういう例が増えていますよね、よく見たり聞いたりします。
NHK「きょうの料理」で一柳亜矢子アナが「これで火を止めて盛り付けして」と言ったのですが、アナウンサーでも「盛り付けて」とは言わないのですね。「取り扱っています」なのに「取り扱いしています」、「チケットを扱っています」なのに「チケットの扱いをしています」、「引き換える」なのに「引き換えする」、「取り付けられていない」なのに「取り付けされていない」、「気負わずに」なのに「気負いせずに」って、なぜ?
「必ずこのホテルで滞在をする」と言ったのは山中真アナ(MBS)です。ある番組にリポーターとして出ていて、誰かと思って調べたら、なんと、アナウンサーだったのですよ。“何でも名詞化”については何度か書いていますが、敬語の一部とか、政治家が好む表現とか、もはやそういう域を超えています。
そもそも「このホテルで」からおかしいですね、「で」ではなく「に」でしょ、「必ずこのホテルに」です。そして、「滞在する」と続けて「必ずこのホテルに滞在する」ですよ。そういえば、だいぶ前に「日本で滞在をしながら」と言った人がいましたが、「日本に滞在しながら」ですよ。「過度に制限をすると」と聞いてどう感じますか? 本来は「過度に制限すると」か「過度な制限をすると」か、どちらかですよね。
ネタりかの記事でも「ウェイター最初にイスを引いた席が上座です」、gooいまトピの記事でも「いつかは観られる可能性高いのは確かですが」、このようにほいほい助詞が抜け落ちます。「大腸黒皮症のお写真こちらです」のようにいつも「お写真」と言う田中みな実アナは、「大腸黒皮症の写真がこちらです」の「が」を言う代わりに「お写真」と言っているわけで、「お写真」という言葉の本来の働きが死んでしまっています。
刑事ドラマで、息子について聞かれた母親が「今はお仕事お休みさせてます」と言う場面があったのですが、身勝手な犯行を重ねる息子、その息子をかばうために犯行現場で後始末をする母親、そういう異常な親子という設定でこのセリフは合っています。でも、普通の親なら「今は仕事を休ませています」と言うものですよ。普通の親が「お仕事お休みさせてます」なんて言ったら気持ち悪いから!
全く不要な「を」をやたら入れる、かと思えば「を」を言わない、「を」に限らず、必要な助詞をちゃんと言えなくなっている、正しい形なんか無視して「ご(お)○○」と言いさえすればいいと思っている・・・、根底に自分を品よく見せたいという気持ちがあるからこうなってしまうのではないかと感じますが、結果的に、品よくどころか( ̄д ̄)ダラケ! にしか見えません。
三雲孝江は割ときちんと話している人ですが、「おはなししてくださっていて」と言ったのにはがっかり( ̄д ̄)! 「ご(お)~くださる」なら「おはなしくださる」で、「お話しくださっていて」です。「~してくださっていて」と続けるなら「話をしてくださっていて」です。下手に「おはなし」なんて言って「を」を省くから変なことになるのですよ。「お話」でも、「話」と「話し」の区別がちゃんとできていれば「お話をしてくださっていて」になるはずですけどね、結局、基本を忘れているということです。
「ダウンタウンなう」で、元銀行員の女性が「お仕事をさせていただいて」と言ったけれど、あ~ぁと思うだけでメモはしませんでした。次に「左遷させられたり」と言ったけれど、池上彰のせいかぁ~と思うだけでメモはしませんでした。そして、次に「(横領を)すごく巧妙にされているかたもいますね」と言ったので、やはりメモすることにしました。いいかげんにしてぇ~( ̄д ̄)!