浮き浮きはむやん
「様々な要因によって蔵を閉じる危機に幾度と見舞われてきました」「酒を醸造させるタンク」「黒く変色した銅を磨き、細かい槌目や線をうきだたせていきます」という「デザイン トークス+」のナレーション、ナレーターは秀島史香。「幾度となく見舞われてきました」もしくは「幾度も見舞われてきました」、「醸造する」でしょ! 明らかにおかしい日本語でもそのまま言っちゃうのがナレーター? そういうもの?
「うきだたせて」については説明が必要です。原稿に「浮き立たせて」と書いてあったから「うきだたせて」と読んだのでしょうか。でも、「浮き立たせて」は「うきたたせて」であって、「うきだたせて」と濁るわけではありません。しかし、そもそも「浮き立つ(うきたつ)」は心が楽しく陽気になるという意味ですから、「細かい槌目や線が浮き立つ」とは言いませんし、「細かい槌目や線を浮き立たせて」とも言いません。
あるいは、「浮き出たせて」と書いてあったから「うきだたせて」と読んだのでしょうか。もちろん「浮き出たせて」なんてありえません。それを言うなら「浮き出させて(うきださせて)」です。「浮き出す(うきだす)」は、浮いたように出る、水の表面に出るということですが、銅板をたたいて作る鎚起銅器ですから、見た感じと言葉が合いません。
「浮き出る(うきでる)」なら、「浮き出す(うきだす)」の意味に加え、くっきり見える、表面に出る、という意味がありますから、これですね。「浮き出て」を「せる/させる」の形にすると「浮き出させて」になります。「浮き出させて(うきでさせて)」ですよ、「うきだたせて」でも「うきださせて」でもありません。原稿をテキトーに読んでいるだけなのですね、正誤は気にしない、ナレーターってそういう職業?
本来の「出して(だして)いただいて」や「出させて(でさせて)いただいて」はどこかに追いやられ、芸能人は「ださせていただいて」と言う人がほとんどで、さらに、大橋未歩アナ(フリー)が「ださせていただいて」と言うのを聞きましたし、アナウンサーですら「ださせていただいて」などと言うのですね (`^´)。「うきだす」「うきださせる」「うきでる」「うきでさせる」の区別をすることなど、もう無理?
敬語でも何でも、基本を知らないのに無理してそれっぽくしゃべろうとするから変なことになるわけですが、今更、日本語の基本を学ぼうなんて思わないでしょうし、そんな時間もない? もし、ちょっと変だと感じたら、「黒く変色した銅を磨き、細かい槌目や線が浮き出るようにします」と、無理のない形にすればいいのです。もっとも、変だと感じることすらできないのなら・・・打つ手なし、か Ψ( ̄д ̄)Ψ?
「見たことがない形に想像が膨らむと、高い評価を受けたという」「見たことのない形が子どもの想像力を膨らませ、遊びの本能を刺激する」も「デザイン トークス+」のナレーションで、やはりナレーターは秀島史香なのですが、同じことを言っていて、前者は「想像」、後者は「想像力」、それでも、そのまま読む?
「見たことがない形に 膨らむ」が「見たことのない形が 膨らませる」になっただけですから、それで「想像」が「想像力」になるなんておかしいでしょう!? プロダクトデザイナーは「見たことない形を見た瞬間、スイッチが入って、これは何だろうと考えだす」と言いましたしね、まさに「想像が膨らむ」わけです。原稿を書く人も、ナレーターも、一度ちゃんと調べてみたらどうなんですかね ┐( ̄д ̄)г。
「様々な要因によって蔵を閉じる危機に幾度と見舞われてきました」「酒を醸造させるタンク」「黒く変色した銅を磨き、細かい槌目や線をうきだたせていきます」という「デザイン トークス+」のナレーション、ナレーターは秀島史香。「幾度となく見舞われてきました」もしくは「幾度も見舞われてきました」、「醸造する」でしょ! 明らかにおかしい日本語でもそのまま言っちゃうのがナレーター? そういうもの?
「うきだたせて」については説明が必要です。原稿に「浮き立たせて」と書いてあったから「うきだたせて」と読んだのでしょうか。でも、「浮き立たせて」は「うきたたせて」であって、「うきだたせて」と濁るわけではありません。しかし、そもそも「浮き立つ(うきたつ)」は心が楽しく陽気になるという意味ですから、「細かい槌目や線が浮き立つ」とは言いませんし、「細かい槌目や線を浮き立たせて」とも言いません。
あるいは、「浮き出たせて」と書いてあったから「うきだたせて」と読んだのでしょうか。もちろん「浮き出たせて」なんてありえません。それを言うなら「浮き出させて(うきださせて)」です。「浮き出す(うきだす)」は、浮いたように出る、水の表面に出るということですが、銅板をたたいて作る鎚起銅器ですから、見た感じと言葉が合いません。
「浮き出る(うきでる)」なら、「浮き出す(うきだす)」の意味に加え、くっきり見える、表面に出る、という意味がありますから、これですね。「浮き出て」を「せる/させる」の形にすると「浮き出させて」になります。「浮き出させて(うきでさせて)」ですよ、「うきだたせて」でも「うきださせて」でもありません。原稿をテキトーに読んでいるだけなのですね、正誤は気にしない、ナレーターってそういう職業?
本来の「出して(だして)いただいて」や「出させて(でさせて)いただいて」はどこかに追いやられ、芸能人は「ださせていただいて」と言う人がほとんどで、さらに、大橋未歩アナ(フリー)が「ださせていただいて」と言うのを聞きましたし、アナウンサーですら「ださせていただいて」などと言うのですね (`^´)。「うきだす」「うきださせる」「うきでる」「うきでさせる」の区別をすることなど、もう無理?
敬語でも何でも、基本を知らないのに無理してそれっぽくしゃべろうとするから変なことになるわけですが、今更、日本語の基本を学ぼうなんて思わないでしょうし、そんな時間もない? もし、ちょっと変だと感じたら、「黒く変色した銅を磨き、細かい槌目や線が浮き出るようにします」と、無理のない形にすればいいのです。もっとも、変だと感じることすらできないのなら・・・打つ手なし、か Ψ( ̄д ̄)Ψ?
「見たことがない形に想像が膨らむと、高い評価を受けたという」「見たことのない形が子どもの想像力を膨らませ、遊びの本能を刺激する」も「デザイン トークス+」のナレーションで、やはりナレーターは秀島史香なのですが、同じことを言っていて、前者は「想像」、後者は「想像力」、それでも、そのまま読む?
「見たことがない形に 膨らむ」が「見たことのない形が 膨らませる」になっただけですから、それで「想像」が「想像力」になるなんておかしいでしょう!? プロダクトデザイナーは「見たことない形を見た瞬間、スイッチが入って、これは何だろうと考えだす」と言いましたしね、まさに「想像が膨らむ」わけです。原稿を書く人も、ナレーターも、一度ちゃんと調べてみたらどうなんですかね ┐( ̄д ̄)г。