今晩は人生の恩師K氏と会食。K氏との出会いがなかったら今の私はいないでしょう。 久しぶりに「時間がない?」とのお誘いにもう一晩札幌です。
昭和の終わり・・・「バブル景気そしてバブルの崩壊」と言われたあの時代の真っ只中で出会いました。不動産開発で健康複合レジャー施設を計画実行に移す仕事をしていた時期がありました。そしてその事業の立ち上がった現場でスポーツクラブの運営をマネージャーをしました。まったく知らない業界に入り、その人材の確保のためにスポーツクラブのインストラクターを養成していたK氏とであったのです。
その後、氏の養成学校の教務責任者として3回目の転職をし、その中で北海道自然体験学校NEOSを立ち上げたのです。彼の支援がなければNEOSは生まれませんでした。 現在は看護系の専門教育をされていますが、先日第一線を退かれました。でも、持ち前のチャレンジ精神は今も健在です。
シルバー世代向けの事業を考えようとのこと。私も50を越えていますし、自分たちの年代が楽しめる「場」づくりも そろそろ本格的に始めなければなと思っていた矢先なので、無理なく楽しみながら新たな事業を一緒に考えたいものです。
思えば、その健康レジャー施設計画をしていた時期、30代の中半ですが、驚くべきことに気づいたことがありました。
20代から30代前半は貿易の仕事をしており北欧に行く、北欧の人々に出会った機会が多くありました。税金は高いが暮らしやすそうな国々だなと感じていました。そして、その後健康レジャー産業に身を置き事業開発をしていた時代に、
「日本は間違いなく高齢社会に突入する。それも北欧のような国家戦略を何も持たずに、何の社会的ビジョンも描がけずに、高齢者社会がやって来てしまう」
「その真っ只中にいることになるのが、将来の自分なのだ!!」と気づいたのです。 それはショックでした・・・・。
事実、今の日本は 年金制度は破綻しているだろうと思われるし、福祉が削られ、医療制度も数々の問題が表面化し、はたまた世界的な金融危機で むやみな経済優先政策がとられそうですし・・、食品の安全、教育など・・ますますビジョンのない混沌とした世界に突入する気配が濃厚になっています。
しかし、あの時・・一方では、自分が60を迎えるまでは25年あるとも気づいたのです。25年をかけて自分が「心豊かに楽しく過ごせる場」を生み出そうという魂胆をもって生きてゆけば、なんとかなるだろうと楽観もしたのです。
と・・いう間に・・私も54になります。おー、もう6年しかないじゃあないか!!
でも、20年前に論議できなかったような理想を語り合える仲間も増えました。あらゆる分野でのNPO活動も起こってきました。そして、私の身辺でも、ここへ来て、北欧の野外自然教育をテーマとする北海道教育大との交流が始まり、スカンジナビア政府観光局の方と出会い、スウェーデン語を話せるスタッフが仲間となり、まがりなりとも「自然学校」というコンセプトの拠点(場)づくりが進み・・・、K氏からお声がかかり・・、
なにやら 人生のタイミングが再び訪れつつあると 感じておりまする。
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おまけ・・
写真の水は、黒松内のお水です。ローソンで売ってます。ご賞味ください。