高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

ごちゃごちゃしていて、いいじゃん

2009-08-15 01:14:41 | 日記
オッホ祭りと名づけた、夏の長期村、第1期のお別れパーティが開催されました。子ども達とスタッフがいろいろな店を出すアジアンマーケット方式。手作りフリーマーケット、染物手ぬぐい屋、エビと小魚すくい、くじ、投てき屋、クラフト屋、焼き鳥屋、焼きそば屋、ちぢみ屋と・・・いろいろ、多彩となりました。

にぎやかな夜となりました。

オッホ札の流通は、それなりに行われていたようですが、どの程度、どのように行われたのか、アンケートをとってみたいなあ。明日、緊急的にやってみるかな・・・。経済分析をせんことには、大統領として、将来の流通の有用な活性化のため対策が立てられない。

最初からあまり登場しない共和国大統領(私)でしたが、プログラム開始時に「大統領に選挙でないの?」なんて、悪意のない素朴な質問が子どもからあがったのには・・・、実は、密かに・・・驚ろいていたのです。 「結構、おまえら、勉強知識はあるじゃん」と・・・。

元々あった共和国を想定し、そこにやって来た「移民の諸君!」なんてストリー^で、開催時に、きちんと「施政方針演説」も用意しておかんといかんな、と反省しております。

ともかくも、子どもは「なんとか楽しめた」だろうと・・・、思います。

お化けトンネルツアーも、懸垂下降の体験にも、オッホ札を払って参加しなければなりませんでしたし、買った薪でお湯を沸かして、草木染をした手ぬぐいを売った子もいますし・・、

私のツアーに参加した子から、50オッホ(アイスクリーム付きですが・・)をもたった時、今晩のマーケットで、売るもの無くて、MRKさんと私の名刺をセットにしたら、710オッホまでオークション的に値段が釣り上がった時・・・、すいませんが・・なんだか、妙に嬉かったなあ。

絶対君主制に近い(RSA?)共和国の評議会議長のマムの奮闘努力に・・、敬意を表します。

しかし、このオッホ流通プログラムをけっこう楽しめた子と(女の子の方が多い?)、物足りなかった子(肉食系になれそうな気配がある男の子?)の差があったなという印象です。私が個人的に期待していた自ら企画する野外活動は、結局登場しなかった・・・。 もう少し声掛け、そそのかし、ふりかけをするべきであったと思うし、もっと時間が欲しいところだったかな。

当初、仕組みを造りこみすぎて、基本ルールに乗せるのに手間をかけ構成的にしてしまった感もありました。しかし、とりあえずは・・・と大雑把な振り返りをすれば、あまり構成しない(作り込まない)「生活系プログラム」のやり方が見えました。

 地域通貨はあまり心配しないでも、それなりの仕掛けをすれば、子ども達の方が、当たり前ですが、遊びながら「流通」させます。
 「お金」を払う良し悪しはありますが、みんなのタメの仕事をする子が多くいました。
 一方、そんなことは関係なく、まさしくボランティアでスタッフのお仕事や小さい子、赤ちゃんのHIKARUの面倒を見る子もたくさんいました。
 上手にお金を貯めて(仕事をする)、ツアーや買い物に使っている子もいました。
 「お金」の使い方は、人それぞれ違います。
それを、遊びでお互いに身近に見て・・考える そんな機会のひとつにはなったと思います。

子ども達からもアンケートをとりたいですが、関わったスタッフ達からも きちんと感想を聞きたいです。

次に実施する時に必要なのは、このプログラムを実施する側が、どうやってお互いの「構え」を共有するか、だと思います。

 つまり、何もしないでのんびり過ごす子が出たとしても・・どこまで、そのまま受け止める・・・、グループ(国)単位で活動企画を立てることだけは全部ではなくても一部日程で確実にルール化させる・・・、そんな「大枠」の共有が、ディレクター側できるか、ということだと思う。

たくさんの人達が参加して頂けるプログラム・・・??

壮大な矛盾を一緒くたに含むしかないですね・・・。

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ハナイグチ?

2009-08-14 22:33:28 | めずらしい

巨大なキノコ。ハナイグチ? つまりラクヨウキノコ? 裏側はスポンジ状だしなあ・・・。 イグチ科であることは間違いなし。しかし周りはトドマツなんだよなあ・・・。

 では、ヌメリイグチ? でも図鑑によると「傘はチョコレートのような赤褐色。食べ過ぎると中毒を起こすことがあるので注意。茹でこぼして調理」とある。

どうしたもんか・・・
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仕組み変え

2009-08-14 00:12:00 | 日記
小雨が降る中、長期村参加者6人、一般の参加者4人と歌才の北限のブナ林へ久しぶりにガイドにでかけました。 足元に注意して歩いてきましたが、多少なりともザックも背負っての登り下りがある散策路は、いつもより登山道ぽく感じてしまいました。

夕方より、懸案の原稿着手。なんとか、先ほど草稿を終えました。あとは、明日手入れ直して、写真をピックアップするか。

長期村は、チャレンジプログラムがないので、やや盛り上がりには欠けるが、これまでと異なるプログラムストーリーを目指しているので、これまでと比べても仕方がないと思うことにした。 問題は来年以降のプログラム変容なので、そういった点からは、大きな試行錯誤ができ、来年以降の体制でやって行けそうな目算も立ったかな・・・

ともかく、今日は身体と頭脳も使ったんで、疲れた・・・。

MRKさんも一日飛ばし気味なので ダウンしてます・・・。

来週1週間の最終盤は、身体を動かしたい。
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遊ばせ遊ばれる関係

2009-08-12 22:41:10 | 日記
共和国プログラムの実施にあたり、ディレクター陣と私の思い、イメージのすれ違いがあったようです。ちょっと「管理的」となり、窮屈な感じを持ったので、スタッフ会議で微調整を計ろうと 強い意見を述べました。

非構成と構成プログラム、自由度と管理度のバランス、矛盾や起こるであろう混乱を飲み込むこと・・・・

ディレクター陣、オッサン、マダムからの 意見もいろいろですが、そもそも新しい試みなので、いたし方なし。 ここで次の段階へ脱皮してゆけるか、実顕化です。 と 大げさなようで大げさでない、大したことではないけれど、大したこと・・

遊ばせ遊ばされる そういう遊び方をしたいもんです。

***
◆恒例のトンネル怪談話とツアーを2回も実施。ウソか真実の話か・・自分でも分からなくなるほどに、作りこんでしまってます・・・・ あ~ 恐しや・・・

◆腰を痛めて寝ていたときは、2~3時間の睡眠の断続だったので、そのままぐっすりたっぷりと一度に睡眠がとれない生活パターンになってしまってます。すぐ眠くなる・・ちょっと集中力がたらん・・ しかし、たくさん眠れない・・・

◆明日、歌才の森のガイドデビューをします。
 明日は、雨?
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一転話題はウニ

2009-08-11 09:16:29 | 日記

子ども達の海活動の送迎に弁慶岬に来ましたが、さすがに磯遊び、飛び込みはできません。 やっとホモサピエンス・サピエンス並みに歩けるようになったばっかりで、腰の安定度も今一つです。

寿都の田舎で働き隊のWTBとの打ち合わせもあるので、政泊港で待っていると、ウニが水揚げされました。 山盛です。 今年はちょっと寒さが続き、水温が低かった影響か、大きさの割にはちょっと身が小さいとか。

この周辺は、ウニの産地ですが、海産物は漁師さんのもの。きちんと説明しました。
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多勢に無勢 次の難題?

2009-08-11 05:06:09 | コラム風味
予感として・・・これじゃあまずいのでは? という小さな波紋が及んで来た・・・

ガイド資格制度と旅行代理店業の関係性についてです。某大手旅行代理店会社の本州支店から直接、ガイドの申し込みがあったのですが、それに北海道支店から介入がありました。支店というより本部の意向を踏んでいるのでしょうが・・・。

旅行代理店が手配した先に対する包括的な賠償責任のあり方がなんでも強化されたようなのです。万が一事故がありその賠償責任を問われた時に、当然「過失」が焦点となります。 だから、旅館であろうと運送であろうと旅行代理店は手配する時に、それらの免許をもっている旅館業者であり運送業者を手配するわけですが、ガイドについても、北海道アウトドアガイド制度で資格を持っているガイドを手配するという方向性を打ち出しています。

トムラウシの事故の一件もありますから、社会的に当然のことではあります。
しかし、これは別の側面から見ると それでいいのか?という問題点もあります。

◆ 資格を持っていれば、そのガイドは大丈夫なのか?
ガイドは技術職です。そして、それを維持してゆくためには日常のトレーニングやスキル維持のための勉強が必要です。 この資格制度は、現状では更新講習、スキル維持のための講習などを恒常的に実施するにいたっていません。

では、そういった機会を提供してゆけばいいではないか、となりますが、制度維持のためにはコストがかかります。それを誰が負担するか、明確な状況となっていません。個人が講習に必要なすべての経費を負担すべきか、税金を使うべきか・・・?

ガイドの技というのは、本当に公的機関、公的性ある機関だけで保障できるものなのでしょうか?

◆ 地域振興の観点からの格差の問題
多様で広い空間の自然地域には、ガイドをする機会が多く生じます。観光客が来ますから。しかし、小さな地域には、それほど多くのガイド希望の来訪者は来ませんし、また、キャパシティの問題から多くの観光客の来訪も望んでいない場合もあります。前者をフィールドとすれば、時間とコストをかけて資格を取ることにメリットもでるでしょうが、後者は年に数える程度のガイドの機会があるだけかもしれません。すると、あえてコストと時間をかけて、ガイド資格を取ることの必要性が薄まります。

すると、旅行手配があるツアー、あるいはガイドは、多くの観光客がくる自然がある自然観光地だけとなり、小さな地域は陽の目があたらなくなる可能性があります。 ましてや、現在国が推進している農山漁村交流プロジェクトでのガイドも同様に考えられてくると・・・、多くの観光客、来訪者が受け入れられる場所だけが、より脚光を浴びてゆくという傾向が強まるかもしれません。

ある程度の大きさの観光地と旅行代理店には意味があるけれど、本当に利用者にとって、あるいは地域にとって意味があることなのだろうか? 

***

◆ガイド資格制度はひとつでいいのか?
今のところ、アウトドア事業に関ってこなかった人たちにとって(つまり利用側)、ガイドの資格性を判断する基準が明確にないから・・ということから北海道アウトドアガイド資格制度ができあがったのだと思います。しかし、それを公的機関、あるいは 唯一の公共性機関だけが担っていいのか?という問題が論議されていません。

自動車免許などとの資格性とも違う、医者や弁護士とも違う、調理師免許とも違う・・・ ガイド業というのはまた違った特性を持つ仕事だと思うのですが・・・。また、全てのガイド領域に資格制度が必要なのか?その論議が深まっていないと思います。

はたまた、利用するフィールドの質、地域性の違いがあります。それを一様のガイド資格でカバーしていいものか? という考え方もあります。 このことは、これまでも、ナショナル資格か、ローカル資格にすべきか、いろいろな議論があります。

リスクマネージメントが最大の利用者側(旅行代理店)の期待するところでしょう。 それは当たり前のことで・・・、結局のところ 個人の資質にかかっている能力でもあります。単に制度を敷いたからといって、リスクマネージメント力が高まり、事故がなくなるものではない・・この辺りが、なかなか理解されない。

***
ねおすとしての 制度も 考える時期かもしれません。
あまりコストがかからなくても、個々人のリスクマネージメントを高めるサポートをすることを目指して・・・

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壮大なごっこ遊び

2009-08-10 23:30:42 | プログラム

明日からの共和国プログラムの各国民が決まりました。共和国政府組織の概要もスタッフに説明がありました。

そもそも、このプログラム 子ども達は「遊び」としてすぐに楽しめると思っています。むしろ、共和国政府側=管理側=スタッフの度量が試される、スタッフにとっての試練かもしれないあな。

子どもがどんどんとイメージを膨らませるかもしれません。そのハチャメチャな発想を統制する共和国政府・・・資本主義と社会主義をごっちゃにしながらやるわけですから・・・若いスタッフの方が、「お金」というものの存在意味を考える機会になりますね。きっと・・・

働かないと食べられないかもしれない・・・しかし、怠惰に日々送ることもできちゃうかもしれない・・・どういう展開になり、どういうふうに介入してゆくべきか・・・、

その以前に、スタッフ=大人?の方が、国の有り様、共和国制、連邦制、政府、社会主義、資本主義、自由と統制、流通の意味、労働と怠慢、貨幣価値、等価交換など・・・について考える機会となりそうです。

そして、中学生くらいの子ども達とは、余裕があれば、終わった後にしっかりと・・このプログラムで感じたことを「ふりかえる」時間が作れるといいなと思ってます。

第1回共和国会議の様子は下記「長期村日々奮戦記」のブログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/bunamori/e/24cebae0a55f5a361b96d2570e8ef487

また、ご興味ある方は、明日から始まる「壮大なごっこ遊び」プログラムをレポートする長期村ブログの 2009年8月11日からの記録をお読みください。

さあて・・新しいプログラム実顕をスタートするぞ。

大統領令を出さなくてはいけない場面はあるかなあ・・・

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共和国プログラム

2009-08-10 08:09:46 | プログラム

長期村も3週間目に突入。
風や空には 真夏の様子はなくなりましたが、お天気は上々です。 北海道はこのところ8月中旬から9月末くらいの方が、かえって夏らしく感じます。

さて、今日の午後説明会が始まり、いよいよ明日より「共和国プログラム」が始まります。初の試みです。 自然学校だけで流通するお金が登場し、市場経済体験の複数日にわたる「ごっこ遊び」です。 食事をするにもオッホという地域通貨が必要となります。車に乗って自然学校外に遊びにでるときは、BTB(ぶな森トラベル・ビュロー)にお金を払わなければなりません。 お菓子を作って販売することもあれば、燃えやすい薪の販売もあります。もちろん、自炊が中心で材料は買わなければなりません。 予約制のレストランもでます。

それなりに作り込んでいますが、初めてのプログラムなので大混乱があるでしょうが、それらをすべて飲み込んで、面白いものに仕上がったらいいなと楽しみにしています。

「自主的に決めて自分達で生活する」 究極のプログラム

ただ、オッホ札を子ども達がため込まないように 流通させることができるかが大きなポイントです。

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40Kmウォーク開催

2009-08-09 19:58:55 | プログラム

開催中の子ども長期体験村の中盤期の乗り切りプログラム、太平洋から日本海へ一日で歩く40Kmウォークを本日は開催中です。 スタッフと子ども合計40数名が挑戦しました。

今現在も、なんとしても歩き通したいという4年生がゴール直前、たぶん1Kmは切った所くらいを歩いていることでしょう・・・。

40kmウォークは、札幌時代には、10月に札幌市内の幌平橋から支笏湖のポロピナイまで実施していました。4,5回は開催したでしょうか。黒松内では、10月の月例会や夏休みに実施していますので、合計20回近く開催していると思われます。

***
最終者のゴール、今、報告が来ました。
よかった。

過去、この手の催事では、ウォーカーとして歩くなり、バック支援し後半、夜の安全管理をずっとして来ましたが、今回初めてまったくタッチしませんでした。(ブログでの状況発信をしましたが・・・)

40kmは昔で言えば10里。一日に10里旅できれば一人前という主旨です。実際、30kmくらいであれば歩行に支障がない方あれば割と歩けます。しかし、40Kmはちょっと頑張る必要があり、また一日で歩けます。これが50Kmとなるとかなりの人がリタイアします。 ですから、挑戦するのにとてもいい距離なのです。

秋にも実施します。ご興味ある方はご連絡ください。

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気功 猿人しょう

2009-08-09 07:16:15 | 日記

霊元功という気功があるのですが、道教と仏教の流れを引くもので、その基本姿勢の一つに「猿人しょう」というのがあります。 しょうは、木偏に庄と書きます。

何もしないで、ただ立っていることも気功で、自分で頑張って立つのではなく、天地の間に任せて楽に漂うように立つ「無極しょう」という姿勢があるのですが、私は、今その状態がとれません。 楽な姿勢は、写真の通りなのです。この姿勢は、まさしく「猿人しょう」なのです。

膝を落として肩甲骨を開いて、腕をだらりと垂れる・・・。尻尾が生えているとイメージする。あるともっと楽だろうなあ・・。

この状態で、気の球を両手を向かい合わせて少しずつ丸めるようにしてつくります。それをお腹の前に持つイメージが「抱球」です。気の球は「その気」になれば誰でも作れます。

大切につくった気の球を・・・だいじにそっと掲げてゆき、いったん天と自分の周囲の環境に戻すようにしてから、ちょっと背筋を伸ばしてから、リラックスしつつ 両手を上から両側に降ろし、真横あたりにきたら、ちょっと手首をゆらゆらと回してゆっくりと身体周辺の気をかき混ぜます。

そして・・・、背後も意識しながら、手のひらを後ろから前に向けて、身体の前後左右上下、全体の気をもう一度両手でゆっくりと優しくかき集めるようにして、もう一度抱球しなおします。その気の球に感謝しつつ、手のひらで腹の前から腰へと身体の中に埋め入れてゆくようにします。 これが「手当て」です。

とても気持ちがいいですよ。

こんなことをなんとなく知っているのに、実践しないのが、いかんのだな・・・。







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