PANで徐々に画面OUTしていく。
傷心の美琴の弱っていく様子を見せる部位を少なくしていき、
同時に目の動きを印象づけてそれをより強調している感。
今回は前回自分が飽き飽きしてると書いた描写の連発だったわけですが、
全く飽きておらず楽しんで見れていたので、
そのときの印象はそうだったのかもしれない。
『あの夏』が一番辛かった記憶がある。
一位の旗。
作画多人数の余裕の無さを感じつつも、
こういう細かな細いヒモの描写をおろそかにしないところが気になった。
婚后の存在が美琴にとって頼れるか細い糸のようなもの、
という心理的なものとして描いているのかなと思えたり。
婚后さんのセリフの意図を強調する意図での目線外しと表情見せ。
今回は髪の描写も良くてグッときたな。
やっぱ総作監の冨岡さんなんですかね。
『青い花』のときなんかは全開にやってましたが、
近年自分が見た作品内では見かけた記憶がなかったので、
婚后さんのアップ絵は嬉しかったな。
ミサカ妹の首筋にある髪なんかも色っぽくてGOOD。
2期3話の美琴を思い出す髪のタレ具合かな。
この辺は監督の手が入ってるんだろうか。
この話数で一番インパクトのあるカット割り。
むしろ割ってるのかと思うほど。
落ちてきたフェンスと舞う土煙に浮かぶ婚后さんの影。
舞乙 24話のラストカットを思わせる風貌だなと。
ただちゃんとカットは割ってるみたいなので、
前カットと同位置になるようなレイアウトになっていて、
非常に実験的な感じがして目を引かれたな。
この後の1カットと合わせて2カットは想定線を超えた描写で、
そこも気になる感じ。
最初は舞乙24話的な感じで婚后さんの影が煙に当たってるような描写かと思ったり。
勢いのある煙や巨大なアンテナが疾走するインパクトもありグッとくる。
婚后さんの活躍をじっくり見れるのもいいですね。
初登場からどれだけ待ったかこの瞬間を!
という長年の鬱憤が晴れる形でもあり。
まあ2期なんかでも活躍してましたけども。
新鮮なポーズの見せ方だなと。
今回は色んな婚后さんが見れてよかったです。
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