ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

年賀状を書く

2015年12月12日 | ばあやの本棚

12月も半ばちかくになり、そろそろ年賀状を書きはじめなくては・・・

今年はなんとなく喪中のはがきが多いような
名前を見ては あ~このかたもと・・・いっそう寂しさが募る。

やがていつの日か わたしたちもこんな知らせを
子どもたちが書く時が訪れるのだろうな・・・

机の前に正座して、昨年いただいた年賀状をひらいてみる
毎年頂いた年賀状は、別に冊子にして大事に保存してある。

来年の干支は申か・・・
12年前の年賀状をひらいてみたら、一枚の年賀状に目がとまった
 

 

 干支 申の絵が描かれた妹からの年賀状だ。

妹は3人目の孫の誕生を病床で待っていたがその願いもかなわず
56才の誕生日を目の前にして、壮絶な癌闘病の果てにとうとう亡くなった。

そして、これが最後の年賀状になった。
お正月には医師の許可をもらい一時帰宅、大勢の家族といっしょに
お得意の鍋料理をかこんだであろう・・・

そしてその年5月7日 ひとり旅立った
干支は申  あれからもう12年が流れた。

「しいちゃん、安心していいよ。4人の子供たちはそれぞれ結婚してね。
初孫だったK君はもう高校生になったよ。
長男のY君もあなたによく似たお嫁さんをもらってね。
女の子がうまれたよ。よかったね」

年賀状を書く手がとまって、しばし妹と語り合った師走の一日だった。

   幼きまごの 声聞き点滴の手をのばし
               姿を探る我が妹悲し 
 

コメント (2)
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