hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

本八幡駅(都営新宿線)

2015-11-09 05:00:02 | 日記

『metroに乗って』その29。今回は都営新宿線本八幡駅を訪れる。都営新宿線のブログにも以前書いたが、都営地下鉄の駅でも珍しい東京都以外の唯一の駅である。もちろん、東京メトロには東西線の千葉県在の駅は複数あるが。

都営新宿線は一度地上に出るが、また、地下に潜り、本八幡駅は地下駅である。駅は千葉県市川市八幡にあり、周囲にはJR総武線本八幡駅、京成本線京成八幡駅とも乗換えできる。

八幡の名前であるが、葛飾八幡宮に因んだものである。駅を降りて千葉街道を千葉方面に歩くと5分ほどで葛飾八幡宮の参道に辿り着く。ちょうど今は菊花展を境内で開催しており、見事な黄色や白、赤の菊花の鉢がならんでいる。


境内は随身門の先にある。境内に入り、すぐに気がつくのは神社にも関わらず鐘楼があり、鐘が吊るしてあること。

これは廃仏棄釈以前に別当寺の天台宗法斬寺が管理していたものだが、異様な風景である。



さらに、その前には源頼朝の駒止石やこの石を持ち、境内を走って競ったという力石などもある。この神社はボロ市でも有名である。



千葉街道まで戻り、反対に渡ると『不知森神社』と書かれた祠と鳥居があり、その後ろは欝蒼とした竹林になっている。これは『八幡の藪知らず』と言っていわば禁足地、つまり足を踏み入れると戻って来れない神隠しの言い伝えがある。

古くは小竹、漆、杉、柏、栗、松などが欝蒼と生えた藪だったが、今は孟宗竹が蔓延り、昔の趣きはないようである。

タワーマンションが林立する中にこのような言い伝えが残る地が依然としてあるのも中々面白いものだ。