クリスマスまで1ヶ月を切り、ポインセチアにするか、シクラメンにするかでこの季節は毎年悩む。というのはどちらも鉢植えの多年草であり、うまく育てれば1年後も保つのに、結局枯らしてしまう。その反省と罪悪感があるが、中々育てるのが難しい。
ポインセチアはメキシコ原産でトウダイグサ科の常緑低木であり、和名はショウジョウボクと言うが、その名前は知っている人は少ない。昨年購入したポインセチアは三鷹の農協で1400円(?)ほどを出して赤ではなくピンクの葉を付けたものを購入した。
あまり、大きな株ではなかったが、年明けまでは綺麗に紅葉し、ピンクの葉も結構のこった。さらに夏くらいになって、すべての葉は緑になったもの、まだ元気でいた。しかし、秋の便りを聴き始めたら急に水を吸わなくなり、枯れてしまったのである。これでも恥ずかしながら、歴代のポインセチアでは最も長命ではあったのであるが。
性懲りも無く、農協にポインセチアを見にいくが、その種類はどんどん増加していることに今更ながら驚く。もちろん、あの鮮やかな赤が大勢ではあるが、白いふが入ったもの、鮮やかなピンクのもの、さらに薄いピンク、濃いピンク、乳白色、薄い黄緑色。それについに紫色のものまで発見してしまった。
ポインセチアはメキシコ原産の常緑低木であり、最低気温が5℃にならなければ枯れないため、九州などでは庭植えしても越冬できるらしい。
葉が赤くなるのは紅葉するからであり、日照時間と関係する。さらに黄色い花芽を付ける場合には夏ごろから1日も欠かさず、夕方から朝まで真っ暗にする必要があり、箱などをかけなければならないが、そのコントロールは中々難しいようである。寒さと水分コントロールをうまくして、花芽はともかく、今年こそ大事に育て、来年のクリスマスには年越しをしたポインセチアを紅葉させてみたいものだ。