六本木ヒルズ内にある森美術館で開催されている村上隆の『五百羅漢図展』に行く。実は朝日新聞の販売店に切符を貰ったので暇つぶしついでに行ったもの。
同時にピラミッド絡みの展覧会も開催されているのと連休中ということもあり、中々の観客を集めている。村上隆は奈良美智などとともに日本現代アートの大家であり、DOB君などで有名だが、小生は展覧会は初めてであった。
会場の入り口には朱雀、玄武、白虎、青龍の四神がお出迎え。特に白虎は『俺は一番の暴れん坊なんだ、ビャッコー』『英語では、ホワイトタイガーだ、ビャッコー』と叫びながら耳を動かす、デパートの上にある動物(^^)の乗物のような作りにその可愛らしさからとにかく感動。中に入ると作品のパンダや髑髏、さらに中に出てくる村上氏のその大胆な色使いと細かなデザインに目を奪われる。
また、『宇宙の産声』や『欲望の炎』など金や銀の立体造形がよく分からないけど素晴らしい。
あとは個人的な感想だが、五百羅漢図の羅漢一人一人の表情が複雑で左右対称な顔がないこと、来迎図の大胆かつ現代風の解釈から昔の日本人は来世からくる釈迦をこんな風に感じたのではと思うなど次第に楽しくなり、解放された気分になった。
まあ、細かい解説を小生がするより、是非行って自分の五感で感じてほしい美術展と紹介しておきたい。
それにしてもあの髑髏はいくつあるのだろう。因みに五百羅漢図は200人の羅漢さんがいるらしい。
なお、この展覧会は写真は撮ることができる。