hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

新木場駅(東京メトロ有楽町線)

2015-11-27 05:00:57 | 日記

『metroに乗って』その30、今回は東京メトロ有楽町線に乗って新木場駅で降りる。新木場駅は1988年にまずは東京メトロ有楽町線、1990年に京葉線、さらに1996年にりんかい線が開通し、3線の乗換駅となっている。

駅周辺にはその名前の通り、江東区木場から移ってきた新木場地区の貯木場や木材関連業が多いが、NECの関連会社、東販、ぎょうせいなどオフィスも増加している。


駅を出ると明治通りと湾岸道路の交差点の前に出て右に曲がると夢の島、左に折れると貯木場となっており、駅には木材のオブジェや駅名表示板などが多くある。


小生は夢の島方向に向かうが、大型トラックが行き交う明治通りから一歩入るとかつてゴミの島だったとは思えないような広大な公園に変わっている。明治通りの向かい側には夢の島総合運動場、競技場。さらに橋をわたると東京辰巳国際水泳場などスポーツ施設が並ぶ。


さらに明治通りを奥に行くと右側に夢の島熱帯植物園、第五福竜丸展示館がある。

地図を見るとこれら施設はすぐそばにあるように見えるが、歩くとかなり遠い。埋立地だけにフラットではあるが、11月の日差しが暑い。
第五福竜丸展示館の外にはエンジン、さらに原爆症で亡くなった久保山愛吉さんの記念碑が並んでいる。その碑に刻まれた『原水爆の被害者はわたしを最後にしとほしい』という言葉は重かった。


展示館の中に入ると木造のマグロ船がそのまま展示され、まずはその大きさには驚かされる。周りには1954年ビキニ環礁で行われた水爆実験に巻き込まれた第五福竜丸の悲劇をかいたパネルが設置されているが、久保山さんだけでなく、その後乗組員が殆どが肝臓癌や肝硬変で亡くなっていることに衝撃を受けた。



展示館の外に出ると目の前が夢の島マリーナ。クルーザーがたくさん係留され、工場の煙突が無ければとても東京湾とは思えない風景である。


そして海を見ながら、家族連れがランチを楽しむ平和な午後がある。そこまでの深謀を持って名付けたのではないだろうが、『夢の島』とはなるほどなあと思った次第である。