日本橋町巡りシリーズ その23。このシリーズも後は『中央区日本橋』のみとなってしまった。今回はその中で日本橋2丁目を取り上げる。
日本橋2丁目は元々は中央通り(日本橋通り)を中心とした日本橋通2丁目と昭和通りを中心とした江戸橋2丁目が合併してできた町で西側が丸の内仲通り、東側は高速道路に囲まれたほぼ長方形のエリアである。そのほぼ中央には日本橋高島屋と丸善といった日本橋を代表する建物が集結。
周りにはかつて赤木屋証券ビルや山本山などがあったものの、現在中央通り通り昭和通りに囲まれたエリア半分日本橋高島屋を除きほとんどが再開発の途上である。
東京日本橋タワーやPMO日本橋2丁目などが完成またはほぼ完成したもの、アーバンネット日本橋2丁目ビルなどが建設途上、さらに高島屋新館や高島屋の隣などはまだ整地中である。
それでも八重洲側との境にある通りには立食い蕎麦で有名なよもだそばなどサラリーマンのランチを支える店が並び、また、高島屋と昭和通りを挟む一角には山本山や鰻の美国屋、穴子の箱飯で有名な玉ゐ、寿司の美家古寿司など古い建物もわずかに残されている。
何れにしても小さな町に2本の巨大な道路が分割しており、それぞれが隣の1、3丁目との強い繋がりを作っている。
江戸橋という地名は1973年になくなり、また、都営地下鉄浅草線にも江戸橋駅があったが、1989年に日本橋駅に変更されている。ただ、その名残として今も永代通りと昭和通りの交差点は『江戸橋1丁目』として残されている。
この街はあと、3年くらい経てばどうなっているのか、嬉しさ半分、虚しさ半分の期待度で見ていきたい街である。