hokutoのきまぐれ散歩

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ラグビー リクシルカップ決勝戦観戦記

2016-01-26 05:00:30 | 日記

24日に行われたリクシルカップ決勝戦は中々見応えのある試合となった。今年はラグビーにとってワールドカップで南アフリカを下すなどエポックメーキングな年となったが、東芝・パナソニック両軍共ワールドカップ出場選手が多数抱え本当にワールドクラスの戦いとなった。

前半はパナソニック(P)⇒東芝(T)⇒(T)⇒(P)とトライ・ゴールを重ねたが、Tの1本目のトライはNo8リーチマイケルの怒涛のような突進、一方、Pの2本目のトライはSH田中の絶妙のパスとHO堀江の突進と見ている方にはエキサイティングとしか言いようがない。

また、Pの2本目のトライ直前のPのWTB児玉選手を押し出したリーチマイケルのプレーも素晴らしい。その後、ペナルティをPのSOパーカーがきっちり決めて前半は3点差でPのリード。後半はPGと田中⇒堀江⇒CTBのJPピーターセンの素晴らしいパス回しでのトライゴールでPが27ー14とリード。


しかし、Tも途中から入ったWTBのクラスカの目の醒めるようなトライで6点差。Pは嫌な予感がし始め、最後うまく時間が使えず、度々東芝FWが狙ったモールアンプレアブルが決まり、ホーンと同時にスクラムを得る。このボールをステインの突進とTのCTBカフィの絶妙なパントキックが楕円球独特のバウンドとなり、途中交代のWTB豊島が押さえ1点差。しかし、最後のゴールは角度がある上、いつものキッカーSH小川が退いていたため代役のステインが外して1点差でパナソニックの勝利となった。そして、リーグ戦は同点、リクシルカップは1点差と2試合で1点しか差のない両チームのしのぎを削った試合は殆ど差がないものであった。

また、名前が出てきたメンバー以外も献身的なプレーが随所に現れていた。こうした試合はどうしても蹴り合いになるところだが、接点の激しさ、華麗なパス回し、トリッキーな目をみはるプレーと最後にインタビューでパナソニックのキャプテン堀江選手が言った通り、見ているには楽しい試合であり、特に最後の最後に決着が着いたあの神戸製鋼・三洋電機のウィリアムスのタッチ際の力走を思い出した。

しかし、これだけの名勝負をTV地上波で流さなかったのは大変残念である。また、最後に解説者が、東芝は選手が不祥事を起こしチーム存続の危機となった際に会社が救ってくれたこともあり、今の厳しい環境にある東芝全社に元気を与えたいと選手が頑張った姿勢は素晴らしいと言っていたが、まさにその通りである。日本ラグビーの益々の発展を願って行きたい。