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ラグビーの話題をもう一つ。ラグビー日本選手権が来たる1月31日に秩父宮ラグビー場でトップリーグ王者パナソニックと学生王者 帝京大学の対戦で開催される。実はこうした形での開催は19年ぶりなのである。この事実を伝えたくてブログを書いてみる。
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ラグビー日本選手権のルーツは1961年1月に開催された第1回NHK杯に遡る。ただ、この頃は対抗戦で優勝チームなしという年もあり、本当の王者が決めにくい状況にあった。そのため1964年度より大学選手権の優勝チームと全国社会人大会優勝チームが1月15日に対戦するシンプルな方式になった。ちなみに第1回は同志社大が近鉄を下し、チャンピオンに。第2回は八幡製鉄、第3回は早稲田大学、第4回は近鉄と学生と社会人の力は拮抗していた。しかし、毎年メンバーがあまり変わらず、優秀な選手を集める社会人チームと卒業でメンバーの変わる学生チームでは徐々に力の差が出てくるのも当たり前である。
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14回~22回は新日鐡釜石など社会人が連続勝利し、1985年の慶應義塾大と1987年の早稲田大が優勝した以外は全く学生が歯が立たなくなった。
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さらに1994年の32回大会では7連勝した神戸製鋼が大東文化大相手に102点を取るなどわざわざこの制度を残すべきかという議論にまでなった。
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そして遂に社会人vs学生は1997年を最後に大会の方式が社会人上位3チームと学生2チームのトーナメントに変わった。さらにその後、出場チームを増やし、また、トップリーグ開幕以降は毎年のように参加チーム数ややり方は変わってきたが、学生王者とトップリーグ王者が決勝戦で戦うことはなかった。
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しかし、今年はワールドカップ開催による変則日程のため、昔のような学生vs社会人(トップリーグ王者)の対戦になる。
色々と意見はあるかも知れないが、リクシルカップがあるのに再度日本選手権でトップリーグの王者を決める従来のやり方より、本当の頂点を決める今回のやり方の方がワクワク感があって楽しみと思うのは小生だけだろうか。
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選手の体格を言い出せば日本がワールドカップで活躍することもなかったであろう。強い相手に学生では敵なし(対抗戦では筑波大には負けたが)の帝京大学がどんな試合をするのか、是非よくパナソニックを研究していい試合が見たいものである。
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