『metroに乗って』その31。今回は東京メトロ東西線東陽町駅、1967年に東西線が開通した際の終点で東西線が開通した際に小生はこの町の名前を初めて知った。駅の場所は四つ目通りと永代通りの交差点の下にあり、近くには江東区役所などがある。
地上に出て四つ目通りを北に向かうとすぐ左側に深川高校が見えてくる。深川高校は旧東京市立一女の系譜があり、卒業生には五月みどりや三遊亭円楽(6代目)もいる。
少し行くと右側に江東区役所、その前には洪水の際の水の高さを示すオブジェがある。これを見るといかに伊勢湾台風が凄かったのかがよく分かる。
その先には横十間川親水公園と井住橋跡がある。横十間川は川とはなっているが実は運河で、江戸城から見て東西に流れているため、『江戸城から見て横方向に流れる十間幅の川』から名前が付いた。流れは細いが、川沿いに進むと四つ目通りの喧騒が嘘のような静けさがある。
元に戻り、葛西橋通りを超えると次は仙台堀川にぶつかる。この川は先ほどの横十間川より川幅があり、こちらも親水公園となっている。川のそばまで降りて豊住橋をくぐり反対側に歩いてみる。
川のほとりにはススキの穂が揺れ、鴨たちが泳ぐまさにサンクチュアリーになっている。その先にプールのような施設があるが、これが豊住釣り場で誰でも道具を持って来れば無料でへラブナ釣りができるらしい。また、釣れた人は1匹に限り持ち帰ることもできる。ただ、午後3時までのため、釣り場には誰1人おらず、寂しく噴水が水を噴き上げていた。
(以下、次回)