hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

西武多摩川線

2016-09-05 05:00:15 | 日記

『鉄道シリーズ』その150。今回は西武多摩川線。西武鉄道で唯一直接の接続がない孤立路線で東武東上線のように長い路線ではなく、東急世田谷線のように路面電車でもない不思議な路線である。JR中央線武蔵境駅から府中市是正駅まで8km6駅のミニ路線である。

路線の歴史は古く御多分に洩れず多摩川の砂利を採取する目的で1922年に多摩鉄道により全通、その1927年に旧西武鉄道に合併され、旧西武鉄道が現在の西武鉄道の傘下になり、現状に至る。1950年に電化はされたが、単線のままで途中駅で交換を行う。


12分間隔で運転され、是正駅で乗車したのは13時33分発の武蔵境行き。是正駅は多摩川の是正橋からすぐの所にあるが、他には何もない駅でなぜ終点かは京急大師線小島新田駅と同様やや不可解であるが、砂利を採取するという目的ならば分からないでもない。


是正駅から隣の競艇場前駅まではほぼ直線。まだ、開催中なのか、乗車する客は少ない。


そのまま、京王線の高架をくぐり、すぐに白糸台駅に到着。ここには現在4編成の101系車両の基地となっている。京王線の多磨霊園駅・武蔵野台駅とは乗り換えることができる距離にある。ここで最初の交換をする。


次の多磨駅は元は多摩墓地前と行っていたが、周囲の住宅地化の中で2001年に改称(同時に北多摩駅を白糸台駅に改称)している。その後、東京外大などが建設されたため、この駅からの乗車が最も多かった。

野川公園の横を抜けると新小金井駅、まだまだ畑の中を行くことが多いが、途中で高架になり、住宅が増えるとすぐに武蔵境駅。


高架になり、JR中央線の駅とも並んでいる。乗っていてもあっと言う間に終点だが、乗り込んでくる客も多く、住宅地化はまだまだ進んでいるようだ。

一時、海外ファンドが西武HDの株式を保有した際に廃止候補にもなった多摩川線の益々の繁栄を望みたい。