hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

下河原線広場公園

2016-09-04 05:00:32 | 日記

『鉄道シリーズ』その149。府中本町駅でふと思い出したのはかつて国分寺駅と府中競馬場駅を結んでいた下河原線(通称)の存在。

下河原線は多摩川の砂利を採取するために1910年に東京砂利鉄道として開業、これを1920年に国が買収、鉄道の砂利として使われていた。一旦廃止されたが、1933年に東京競馬場が開設されたのを機に競馬場へのアクセスとして旅客扱いを開始した。実は府中本町駅から南に200mのほどの所に東京競馬場前駅はあった。しかし、武蔵野線建設にあたり、この線の一部を利用する事になり、1973年に廃止された。ちなみに廃止されるまで日本で一番長い駅名であった。


その記念公園が近くにあると探す。府中本町駅に面している府中街道から入ったところにあるというネット情報を頼りに北に向かう。

甲州街道を渡り、左に行くと地下に武蔵野線(この辺りはトンネル)が通る緑道がある。そこに『下河原線広場公園』を発見。


ちょうどホームのように作られた上に駅名表示板を模した看板があり、前に線路が残されている。

プレートにはJRから府中市がこの土地を譲り受け、下河原線の詳細とその痕跡を忘れないように残した経緯が書かれており、マニアとしては感動。まあ、わざわざ見に来る人はあまりいないかもしれないが。

ところで本日でこのブログも1200日目になります。いつも読んでいただき、ありがとうございます。どこまで毎日更新が続くかはわかりませんが、引き続きよろしくお願いします。