hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

茅場橋・鎧橋

2016-09-22 06:00:03 | 日記

『ぶらっと橋めぐり』その4。どうしてもまずはご近所からと第1回第2回に続き日本橋川に架かる茅場橋から渡ってみる。

日本橋より下流の橋は昭和通りが上を走る江戸橋、その次が鎧橋、さらに新大橋通りが上を走る茅場橋となり、海までにあと橋は2本しかない。

(鎧橋から望む)

茅場橋はその名前の通り茅場町交差点のそばにある橋であり、どうも初めて架けられたのは関東大震災後の復興時のようである。

現在の橋は1992年と比較的新しく、高速道路の下にある57mほどのいわば普通の橋である。やはり雨がしのげるからか、昼間も寝ているおじさんが結構いる。


その隣は鎧橋だが、江戸時代には橋がなく渡船『鎧の渡し』で結ばれていた。その由来だが、源為義が奥州征伐の際にこの場所で暴風雨に遭い、自らの鎧を海中に投げ入れ、海神に祈りを捧げたところ、収まったとする説、平将門が兜と鎧を奉納したとする(兜は兜神社)説などある。橋が初めて架けられたのは1872年のことで三井ら豪商が金を出し合い建設され、路面電車も走っていた。

しかし、1946年に老朽化のため都電の通行は中止され、1957年に今のゲルバー桁橋に架け替えられた。

証券取引所のすぐ手前にある橋で、他の橋に比べて欄干も低く、モダンな感じがする橋であり、小網町側には小さな園地もある。

上を通る道は平成通りと名付けられているが、江戸橋(昭和通り)や茅場橋(新大橋通り)に比べると車の通行量も少なく、比較的静かな橋である。