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『井の頭線気まぐれ各駅停車』その1。井の頭線の駅を降りてぶらり散歩する新企画。まずは1日の乗降客が渋谷、吉祥寺、下北沢、明大前に次いで多い高井戸駅からスタート。あまり知られていないが、2014年度までは明大前駅より高井戸駅の方が多く、急行通過駅では最大の乗降客を誇る。
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高井戸の地名は古く、また広範囲に渡る。由来は(1)伝説の『堀かねの井』があった、(2)高いところから冷泉が湧き出ていた、(3)『高井堂』という地名からついた、さらに高台にお堂があったなど諸説あるが、高井山本覚院という由緒ある寺があり、この名前から付けられたとする説が有力とすぎなみ額倶楽部のHPには書かれている。
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前置きは長くなったが、最初は高井戸駅から北に少し戻る。高井戸小学校の正門に到着。何の変哲も無い小学校だが、その歴史は古く明治8年に高泉学校・郊西学校として創立、明治24年に統合されて高井戸尋常小学校として設立した。つまり、141年の歴史を持つこの辺りでは最も歴史のある学校である。
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その向かい側には有名な杉並清掃工場、煙突も新たに塗装され、高井戸のシンボルとしてそびえている。実はこの工場、現在建て替え中で2017年には新工場が稼働の予定。工場の廃熱利用のプールには日頃よりお世話になっている。また、地域センターとしての役割もあり、図書館や集会室などにも利用、清掃工場の地元への見返りらしい。
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余談だが。高井戸駅前には歩道橋があるが、高架のホームとほぼ平行にあり、歩道橋を渡ると電車を待つ人と目が合う不思議な位置関係にある。
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駅をくぐるとすぐに神田川に架かる佃橋、このあたりは江戸時代は高井戸宿のうち上高井戸宿と言われたあたり、最盛期には上下高井戸宿計で34もの旅籠屋があったと言われている。また、佃橋から下流は両岸に桜が植えられ、地元では有名な花見の名所となる。(以下次回)
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