hokutoのきまぐれ散歩

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酒味処きの字〜大塚グルメ

2016-09-17 05:00:38 | グルメ

久しぶりに大塚の居酒屋に行く。大塚と言っても丸ノ内線新大塚駅から2分のところにある『きの字』というお店。予めの情報では(1)酒の種類が多い、(2)つまみ、特に日替わりのポテサラが絶品とのこと。

店は半地下にあるが、入口には白い暖簾と杉玉、中々期待させる雰囲気である。なぜか、サッシの横開きのドアを開けると中には魚の骨が干してあり、さらに酒蔵の前掛けが並んでいる。



まずは生ビールで乾杯、お通しは『ミニ人参と味噌、魚の南蛮漬、煮豆腐、自家製そぼろ』が少しずつ。煮豆腐は山椒が効いている。

すぐに日本酒とメニューを見てビックリ。知らない酒が多い上にA42枚に小さな字でびっしりと並んでいる。中々決まらないので最初は『而今』(三重県)純米吟醸、酒米は千本錦を注文。まずはぐい飲みから決めるがこれも種類が多いが、やはり目玉の猪口にする。

酒はすぐに登場するところが嬉しいが、まず一口、なぜか安心する。つまみは『日替わりのポテサラ』『金アジのなめろう』『坊ちゃんかぼちゃの肉詰め』『秋刀魚の塩焼き』『揚げたて厚揚げ』をお願いする。

最初に『ポテサラ』、今日はピーマンと塩昆布のポテサラ。ピーマンの食感と塩昆布の塩がよく効いて酒のつまみ用ポテサラである。


次いで『かぼちゃ』も甘み控えめで自然の甘みと薄味の出汁の効いた挽肉が美味い。『厚揚げ』もかりっとふあが混在していい感じ。やはり自家製厚揚げは大塚の『ぐい飲み大』同様絶品である。
酒は3人で呑んだこともあり、色々とチャレンジ。2本目(1合徳利)は『8号酵母』(山口県岩国市)の酒。これは常温だが、これぞ酒という懐かしい風味、燗にすると良さげである。

次は『山の壽』(福岡県)のニゴリストだが、オリンピックの年のみの日の丸ラベル。キレが良く、あまり甘さが前に来ない爽やかな味。まだ暑いだけに嬉しい味。

ニゴリついでに『萩の露』(滋賀県)もお願いする。



つまみが全て出てきたので次は『ごぼう唐揚げ』『ナスのみぞれ煮』『三元豚の西京漬』を追加注文。酒は『summer time blues』(福島県喜多方市)という限定400本の夏酒、少し度数が低く、ぐいぐい行けるが、実はあれから5年目の夏をコンセプトに反原発のメッセージを込めた酒とのこと。ラベルがカッコイイ。


さらに『不老泉』(滋賀県高島市)『スッペッタ コッペッタ』(福島県喜多方市)ともう片っ端から呑んでしまう。


何れも特徴があり、美味かったはずだが、正直あまり覚えていない。

最後に『丸干しイワシ』『ご飯もの』を食べてお開き。いや、若い人出て呑むとつい行き過ぎてしまうが、いい酒、いいつまみ、いい相手と呑むと悪酔いはしない。楽しい秋の宴であった。

酒味処 きの字
豊島区南大塚2ー11ー12
0339468898