hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

両国橋

2016-09-25 05:00:20 | 日記

『ぶらっと橋めぐり』その5。今回は両国駅から歩いて橋を巡る。両国駅は1904年に開業、かつては両国橋駅と呼ばれ、房総方面への起点であった。



そのため、JR両国駅には房総方面への急行の始発が出ていた3番線を昔のまま保存し、途中をミュージアムにしている。


さらに改札に向かう途中には大相撲の優勝額がいくつも飾られ、雰囲気を醸し出している。駅前は場所中ということもあり、普段より人が多い。

そのまま道を渡り、まっすぐ行くと隅田川にぶつかる。階段を上り、下って隅田川テラスに降りると目の前に総武線隅田川橋梁、川上には蔵前橋を望むことが出来る。


そのまま川沿いを歩くと秋めいた風が心地よいが、川は台風の影響か濁った茶色をしている。護岸には両国橋の浮世絵がいくつも並べられ、川を見ると最新型のスケルトンの遊覧船が川を下っていく。


神田川の合流点の先には両国橋。上に京葉道路(国道14号)が通り、交通量も多い。千住大橋についで2番目に架けられた隅田川の橋で江戸初期に作られた。名前は当初『大橋』と付けられていたが、西側が武蔵国・東側が下総国の2つの国に跨ることから両国橋と呼ばれるようになった。


今の橋は1932年に竣工したゲルバー式鋼板桁橋で言問橋・天満橋とともに日本三大ゲルバー橋と言われている名橋。渡ると途中に2箇所突き出た部分があり、そこからのスカイツリーは中々のもの。


欄干も丸い立派な物で風格を感じる。渡ると中央区東日本橋、かつて江戸時代には両国広小路と言われた火除け場であり、見世物小屋などで大変栄えたが、日本橋両国の名前は明治には廃れ、反対側が両国、こちら側は東日本橋となってしまったのである。

やはり、隅田川に架かる橋は川幅が広いこともあり、立派な物が多い。