hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

都立大学駅周辺の坂道(1)

2017-07-25 05:00:19 | 日記

『江戸の坂・東京の坂』その85。今回は都立大学前駅周辺の坂道を歩く。
ところでその前にふと私が気づいたこと、それは東急線の駅名が現状に整合していないことである。修正したものとしては、近隣遊園地が廃止されたため改名した『多摩川園』→『多摩川』、『二子玉川園』→『二子玉川』、温泉施設が減って『綱島温泉』→『綱島』などがある(二子玉川は意味がよくわからないではないが)。

しかし、『学芸大学』は大学が小金井市に移転したのは1964年と半世紀も前なのにそのままであるし、今回降りたった『都立大学』駅も肝心の大学は2011年に廃止、改組した首都大学東京(2005年4月開学)も南大沢に移転、しかし、駅名はそのままとなっている。ちなみに都立大学の前身である府立師範が開学する前の駅名は柿の木坂であった。ただ、実際にこの辺りを歩くと『都立大学』という名前は単なる大学名ではなく、完全に地名化しており、マンションやアパートので名前にたくさん付いていたのである。このため、敢えて名前は変えないのであろう。

本論に戻り、坂道巡り、まず最初は柿の木坂に行く。都立大学駅を降りて目黒通りまで出てら右折する。目の前に東急東横線の高架が見えてくるが、この辺りは目黒通りの拡幅以前は勾配はもっと急であった本に書かれていた。

その先で環七通りと交差するが、現在は交差点までゆるゆると上り坂となっている。名前の由来は以前に大きな柿の木があったという説、近所の子供たちがこの坂を通る荷車から柿の実を取ったので柿抜き坂とよばれたことが起源とする説などがある。環七通りの高架橋も柿の木坂陸橋と名付けられ、また、地名にも使われるなど有名な坂道である。

次の坂は一旦今来た道を戻る。歩道橋で目黒通りを反対側に渡り、左に分かれる道を行き、さらに右に曲がると目黒キャンパスに向かう道になる。

だんだん、上り坂になって行くがこの坂道が『天神坂』である。天神はどこかと少し行くと坂の表示板上り坂向かいあたりに北野神社がある。


そばによると『柿の木坂の天神様』とあるが、この神社が坂の名前の由来であった。(以下、次回)