hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

千駄ヶ谷付近の坂道(1)

2017-07-30 05:00:11 | 日記

『東京の坂、江戸の坂』その87。新国立競技場の建設に沸く千駄ヶ谷近くの坂道を訪ねる。新国立競技場だけではなく、現在JR総武線千駄ヶ谷駅も工事の真っ最中で駅の中まで削岩機の音が響き、まずは驚く。

そうでなくても毎日暑い日が続く中、左手には都営地下鉄大江戸線国立競技場前駅の入口、向かいに渡ると東京体育館、これも前の東京オリンピックの際に造られたのだから、かれこれ半世紀になる。その前を通り過ぎ、まっすぐ行くと鳩森八幡宮前に到着。

八幡宮に沿って下っていく坂道が『八幡坂』、由来はもちろんそのままである。

鳩森八幡宮と言っているが、正式には八幡神社であり、千駄ヶ谷一帯の総鎮守である。

その由緒は神亀年間(724〜9)に創建された社に860年慈覚大師が神功皇后・応神天皇・春日明神の像を添えて八幡宮とした、と言われる。


境内にある都内最古の富士塚も有名だが、この神社の裏手にある日本将棋連盟から奉納された大きな駒と御影石の将棋盤を納めた将棋堂という六角堂もある。

神社の前を八幡坂と反対に少し行き、次の道を左に曲がると道が狭くなる。その先に聖輪寺があったが、この寺にかつて如意輪観音があったため、この坂道が『観音坂』と名付けられた。
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ただ、戦災で観音像も燃えてしまった。なお、今でも聖輪寺は一本隣の道に面して建て替えられている。(以下、次回)