三鷹農業公園には農園があり、今は夏野菜のナス、キュウリ、トマトが実をつけたり、花が咲いたりしている。今住んでいる近所の畑も徐々にアパートや老健施設に建て代わり、これらの野菜を見ることも少なくなった。もちろん、プランターでナスやミニトマトを作っているうちはあるが、農園のそれとは規模が違う。
まずはナス。ナスの背の高さが80cmほどもあり、ナスの実をたくさんつけている。花は紫色で花芯は黄色と中々コントラストが取れ、美しい。
『茄子の花と親の意見は万に一つも無駄がない』と言われるほど無駄な花は少ない。
トマトも同じナス科だが、実のなり方は随分違う。ツル性の植物ではないが、弱くひょろっとしているため、添え木が必須である。花は黄色いが地味に小さな花で目立たない。
最後にキュウリだが、こちらはウリ科のツル性の植物で添え木に巻きついて育つ。しかし、農園のものは茎が太く、がっしりとしている。
花はやはり黄色いが、トマトに比べ大きく、花の付け根の子房の部分は小さいキュウリのようで可愛らしい。
いずれも夏の日差しを受けてどんどん育っているようで収穫を逃したのか、大きなキュウリがぶら下がっていた。