hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

御成門駅

2017-07-29 05:00:21 | 日記

『メトロに乗って』その64。今回は都営地下鉄三田線御成門駅で降りて見る。都営地下鉄三田線は1973年都営地下鉄三田線(当時の6号線)開業とともにできた駅である。出口を上がるとすぐ目の前には大きな東京タワーが現れる。

駅名の由来は当時御成門交差点あたりにあった増上寺の門に由来するが、実は御成門自体を見たことがない。御成門はどこにあるんだ?これではいかんと反対側に渡ると芝公園の入口に出る。


ここで2つ目の疑問がわく。隣の駅名は確か芝公園駅なのに、1つ手前の御成門駅で降りると目の前に芝公園があるのかが気になった。駅名に関して調べて見ると『芝公園』は南北は御成門駅から芝公園駅まで広がっており、また、地名として港区芝公園に芝公園駅が存在する(御成門駅は西新橋)ためである。蛇足ながら、東京プリンスホテル、東京プリンスパークタワー、増上寺は全て芝公園に囲まれている。

元に戻り、芝公園の中を抜けて、みなと図書館あたりまで行く。その向かいに渡ると東京プリンスホテルの敷地の中に古ぼけた門らしきものを発見。そばによると『東京都史跡 御成門』とある。

増上寺の正門は大門であるが、徳川家の強い庇護のもと、将軍が増上寺に行く際はこの御成門を使ったため、この名前がある。御成門は国道1号線建設の際に明治25年にこの地に移されたのだが、戦災も免れ、今もその勇姿を保っている。


国道1号線まで戻り、東京プリンスホテルの前を抜けて行くと増上寺の前に出る。現在は増上寺の寺宝と徳川家将軍の墓所を公開しているらしい。


そして、国道1号線を反対側に渡り、しばらく行くと大門が見えて来る。かつてはこの前には落語ではないが、『芝浜』が広がっていたのであろう。