hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

福徳神社

2017-12-02 05:00:02 | 日記

七代目市川染五郎のTVCMに出てきたのが、日本橋COREDO2の裏にある福徳神社である。今やっている三井不動産のCMでは江戸時代にタイムスリップして七代目染五郎と初代染五郎が語り合う設定となっているが、実はこの周辺は三井不動産がCOREDOの開発に合わせて『福徳の森』PJとして地域の歴史や伝統を再現したものである。


ただし、福徳神社は歴史は古く、9世紀貞観年間にはすでにこの地に鎮座していたとの記録もある。1657年の明暦の大火で社などは焼失、碑石は崩壊したが、その内容を書き写した書物は残った。源義家、太田道灌、徳川将軍も参詣したという。二代秀忠が参詣した際に椚の木でできた鳥居から芽吹いたため、芽吹神社と命名され、今もその名前で親しまれている。

入口はCOREDO2の横を入ったあたりにあり、新しい社殿には狐が両側に鎮座する。もちろん、上を見上げると高層のオフィスビルが背後に立つが。


その隣の蔵のような造りの社務所では3時までは朱印も受けることができる。また、この社務所はハイテクで地下にある自転車駐輪場の入口も兼ねていて、その隣に立派な神輿が置かれているのは再開発事業らしい光景である。

周辺には色々な木、椚や楠、萱、枝垂桜、枝垂れ梅、紅葉などが植えられていて、四季の移ろいも楽しめる。


また、隣には薬の街日本橋を象徴する薬祖神社も移転、小さい社ながらその周囲の石柵を寄贈した企業は超一流の薬品会社ばかりである。

さらにその隣には芽吹茶屋が並び、信州名物おやきを酒とともに楽しめる。都会の真ん中のビル開発もこうした緑や神社を作ることにより安らげるのも素晴らしいことである。