日本橋のランチタイムは良く長い列に遭遇する。たぶん、最長は天丼の『金子半之助』、天ぷらめしの『金子半之助』も最近は列も長く、讃岐うどんの『ほし野』、立食いそばの『そばよし』あたりも長くなる。
しかし、列ができなくても気になる店がある。金子半之助のそばにあるカレーの店(昼)『らいん』はその一つで、メニューは辛口のビーフカレー(860円)と甘口のポークカレー(810円)の2種類のみ。
思い切って店に入ると完全に喫茶店の造り、真ん中には石油ストーブ。しかし、夜は居酒屋と明記されている。カウンター内にはおじいさんが2人、ホールには女性1人。注文は辛口のビーフカレーにしてみるが、大盛は流石に300円増しを見てやめておく。
カレーだから、すぐ出るかなと思ったが7、8分待たされ、金属製の学食くらいでしか見なくなった皿に入ったカレーが登場。付け合わせは大きな容器の中には、はりはり漬けのようなたくわん。
カレーには肉片が5、6個入っているが、ルーは少ない目。まあ、ルーが少なくてもたくわんがあるから大丈夫だが。ルーはサラッとした粘性のないタイプ。味は辛目でスパイスがよく効いてそれなりにはうまい。
しかし、860円でこれしかないのというコスパの悪さにはびっくり。それでもいつのまにか8人くらいお客さんも入っており、この味はくせになるのかな?と勝手に考える。それほど時間もかからずに完食。
まあ、腹八分目は医者いらずというくらいだから適量なのかもしれないが、いくら手作りカレーでもやはり高いね。残念ながら、再訪はないでしょう。
らいん
中央区日本橋室町1ー11ー2
0332795084