hokutoのきまぐれ散歩

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来春の年賀状

2017-12-08 05:00:03 | 日記

『切手シリーズ』その68。早いものでもう師走、来年の年賀切手やお年玉年賀ハガキなども発行されている。現在の年賀状の常識は年末25日までに年賀ハガキを投函すれば元旦に配達してくれるというものだが、明治以降もハガキが用いられることは少なく、また、元旦に書状を書いて送るものだった。

しかし、1871年に郵便ハガキが発売されると安価で簡易に行えるようになったと習慣となって行き、今度は年末年始に一斉に郵便ハガキが増加、配達が遅れてしまう。ここで考えられたのが、1899年(1900年の元旦分)郵便局に12月20日から30日までに持ってきたハガキは元旦の消印で配達する制度が始まったのである。

そうした年賀状の増加も2003年がピークで2015年はその3分の2まで減少している。携帯電話やメール、SNSなどの普及に加え、習慣として年賀状を全く行わない若者が増加しているためである。
日本郵政も打開策として人気グループをCMに使うなど色々な手を打ったが、ついに今年は値下げという手段に出た。通常のハガキの料金は62円だが、年賀状に限っては官製、私製を問わず料金を52円にすることとした。言い分は纏めて配達するため、経費が安く抑えられるとのこと。

しかし、制度はやはり親方日の丸まるだしで、この特例が受けられるのは12月15日〜1月7日に投函された分のみとしているのだ。そのため、12月14日以前または1月8日以降にお年玉年賀ハガキ(52円)を投函した場合は超過料金を差出人に要求、さらに私製ハガキの場合は年賀と朱書きしない場合も同じく超過料金を取るとしているのである。全く現場を考えない発想には頭が下がる。

しかし、私は今年喪中、そのため喪中のハガキを11月に出したが、当然のことながら62円が必要であり、この恩恵にはあづかれなかった。何となく不公平な気分でいっぱいである。