hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

正音〜下北沢グルメ

2017-12-03 05:00:50 | グルメ

気がつくと確かに下北沢であまり蕎麦屋で一杯はしたことがない。せいぜい、駅から少し池ノ上に歩いた途中にある『打心蕎庵』にランチで行ったことがある程度である。しかし、今回、グルメサイトで良さそうな店を発見、早速訪問してみた。

店の名前は『正音(まさね)』、下北沢駅北口から徒歩5分程度、洋服を扱う店が立ち並ぶ一角にある。(ぐるナビには2分とあるが、早朝か深夜でなければ5分はかかる)大きな看板があるので見おとすことはない。

一応、6時に予約したが、入店すると中高年のカップルとグループが太宗を占めているので一安心して席に着く。まずはエビスビールで乾杯、突き出しに出されたのはカニとワカメの酢の物。カニの身が多くて嬉しい。

つまみを5品頼む。まずは白いか刺身が登場、ねっとりとした白いか独特の旨味とよく効くワサビがいい。お酒はまずは冩楽(福島県)から、一合ずつ片口で出してくれるが酒器も趣きがあり、嬉しい。


次に出汁巻、出汁がよく効いて甘みの少ないしっとりタイプ、蕎麦屋の出汁巻は外れないが、やはりごま油などのアクセントがあるとさらにいいかも。

そして、鴨の九条ネギ焼き、鴨の上にはたっぷりの九条ネギ、醤油ベースのタレも美味い。とにかく、焼くと硬くなる鴨の身が柔らかい。


酒はすぐなくなり、次は雨後の月(広島県)、これはしっかりした旨口、温度管理がよく、冷えすぎていないので味がよく分かる。

ここで蕎麦味噌、この店の蕎麦味噌は甘みが少ないタイプで蕎麦の実がプチプチ、それを大葉で巻いて供せられる。食べやすいが、量は少ない。


次の酒はばくれん(山形県)、スッキリとした辛口。つまみは最後に豆腐の土佐揚げ、豆腐に小麦粉と鰹をまぶし、揚げだしにしたもの。鰹節の香りを楽しめる。

そして、締めの蕎麦は相方がもり蕎麦、私は揚げ玉蕎麦。まずはもりが登場、蕎麦は腰があり、半透明な細いタイプで喉越しがいい。ただ、残念ながら鰹節・鯖節と言った出汁の香りが足りず、少し平板な感じ。私はもう少し主張のある蕎麦出汁が好きである。

一方、揚げ玉蕎麦は厚切りのカマボコと椎茸が入っているが、椎茸は甘く煮てあり、美味い。天ぷらの新しい揚げ玉も良く、出汁もしっかり、良くまとまっている。

全体として店の応対も雰囲気も良く、まだまだメニューも豊富でぜひまた来てみたい。これで新たに下北沢で飲める店が一軒増えたのは大変喜ばしい。満足致しました。

正音
世田谷区北沢2ー28ー1
05058906388