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毎年、年末恒例となった浅草への買い物に行った。朝から日差しはあるが10℃を越えない寒い土曜日、浅草に到着したのは16時半。もう外は真っ暗になり、まず雷門に行くが、記念撮影の人でごった返している。
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それでも正面からライトアップした雷門を1枚。では雷門の大きな提灯、裏には何と書いてあるか?正答は次の写真。
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『風雷神門』。この門には右に風神、左に雷神が祀られており、風雷神門が正しい読み方であったが、気が短く、何でも略する江戸っ子が縮めて雷門としたのである。その結果、風神はどこかに行ってしまった?
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雷門を潜り、仲見世に入るとすでに羽子板や追羽根、鏡餅などのお正月用のディスプレイに変わっていて、来年の干支のいぬはりこも加わっていた。浅草寺が店の地代を大幅に値上げするらしいが、まだ、いつもの風景が広がり、外人が土産物を探している。ただ、こころなしか、以前からの人形焼屋には人がおらず、揚げまんじゅう屋は休んでいた。
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左手に浅草寺幼稚園が見えてくるともう仲見世も終わり。次の門が見えてくるが、この門には『小舟町』の太文字。
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現在の会社事務所がある日本橋の小さな町だが、町内が頑張ってこの提灯を奉納している。因みにこちらの裏には小舟町の資金提供をした賛同者の名前が書かれている。この提灯を始めて奉納したのは340年前で当時の小舟町は魚河岸がある日本橋から近く、繁栄していたが、その心意気で提灯を奉納。現在の提灯は平成15年に奉納したものである。
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午後5時になると本堂の入口が閉まるため急いでお参りをする。それにしても外国人が多いのにはビックリ。
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お参りを終えて、本堂に向かい左側に出る。しばらく行くと『旧五重塔跡』の石碑。江戸時代は上野など江戸四塔の一つに数えられていた徳川家光が寄進した五重塔がここにあったが、1945年空襲で焼失。現在の塔は1973年にコンクリート造りで再建された。
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そのまま真っ直ぐ行くと手ぬぐいの藤屋。歴史ある手ぬぐい屋であり、この時期には来年の干支の手ぬぐいを2種類販売している。来年は戊戌(つちのえいぬ)であり、犬の2種類の手ぬぐいを販売中。縦型が『チンのような犬』、横型が『手ぬぐいで遊ぶ2匹の犬』のデザイン。
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悩んだ挙句、2匹の犬に方した。この手ぬぐいは来年を迎えるにあたり、家に飾るつもり。手ぬぐいを買いに来たらもう来年もすぐにやって来る。あっという間の一年である。