![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/5d/1b4b2f2a5d17586bed64f4881c30d3ad.jpg)
銀座で天ぷらというとまず思い出すのが『天一』、有名どころで敷居が高いのが『近藤』、他にも有名な店が多いが、私が好きなのは『ハゲ天』である。銀座3丁目、向かい側には白いバラという昔風のキャバレー、そしてカツカレー発祥の店と言われる洋食の『煉瓦亭』、老舗が多いところに本店がある。銀座の店は昭和3年開店だからもう90年にもなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/86/e5505364bd5bc51e9d1a98ec023693f1.jpg)
名前が面白いから子供の頃から覚えているが、初代渡辺徳之治が完全な禿頭だったので客から『ハゲ頭の天ぷら屋 ハゲ天』と呼ばれて親しまれていたのを逆手にとって銀座に店を構えた際に『ハゲ天』を屋号にしたとのことである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/e9/9ce5ce08a2cc6d685ddde13227df2728.jpg)
しかし、昼から高い店にはと思っていたら、銀座5丁目、すずらん通り沿いに『小ハゲ天』という天丼中心のリーズナブルな店があった。入ってみるとチェーン店てんやとそれほど変わらない価格で提供している。メニューは色々あって悩むが、今回は『小ハゲ天丼』(税込760円)を御願いする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/71/f5e72890fc80a71ec9606afa000217dd.jpg)
店は明るく、職人さんのようなベテランがお茶を持って来てくれる。11時40分だが、ほぼ席は満席、ただボックスに1人というところもあった。
5分ほどで小ハゲ天丼到着。天ぷらは海老2本、キス1本、カボチャとインゲンと計5品が乗っている。これに赤だしと漬物、漬物は3種(沢庵、キュウリ、柴漬け)の相盛りで色鮮やかである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/7e/7426864684d652415d778228d0eefced.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/77/5cf15c8c5d8734e618eb68e9c5d8a6be.jpg)
まずは赤だしを一口、美味い。インゲンからいくが、これが揚げたてでパリパリしている。次に海老、丼ツユも染みてちょうどいい。たしかにさいまきではないかも知れないが、技術は一流である。カボチャもホクホク、また、ご飯と天ぷら之バランスがいい。気がつくとやはりかき込んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/5a/7874e490c995b0214160545e73d3b92d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/73/79e35e89135720b0f2cf0b09fe45f38a.jpg)
他にももっと景気良く天ぷらがたくさん乗った天丼もあるが、わたしにはちょうどいい。後味もよく、満腹。御馳走さまでした。
小ハゲ天銀座店
中央区銀座5ー6ー7
0332898920