先日のブログでは沈丁花を取り上げたが、通勤路、特に水天宮前駅を降りてから事務所までの約10分の間にも色々な香りを楽しむ(⁈)ことができることに気づいた。
私は8時前に水天宮前駅の8番出口を出て横目にハクモクレンを見ながら左に曲がる。この辺りは小さな居酒屋が立ち並ぶところ。日にもよるが、まず鼻をつくのが生ゴミのような臭い。まあ、これは早足で通過する。
その先、谷崎潤一郎の生誕地付近にはコンビニが向かい合い(なぜか2つともファミマ)、この先を右に折れると『人形町薮そば』という蕎麦屋の前に出る。今は蕎麦屋の前の梅の木が盛りだが、蕎麦出汁をとる鰹の香りがする。。
その先には件の沈丁花が10mおきに植えられていてずっと甘い香りが続く。
左折すると正面には日本橋小学校、この土地は明治時代初期に西郷隆盛の屋敷があった場所である。
突き当たりを右折、有名なシュークリーていうシュークリーム屋さんを左に曲がり、さらにつぎの路地を左に曲がっていく。シュークリームを朝9時半から販売するのでバターのよい香りがする。この店のことはMetroWalker春号にも取り上げられている。
右折すると蕎麦屋、しかし、出汁は先ほどより香りが強い鯖節の香り。この香りには惹きつけられるがまだは入ったことはない。なお、時々出会う三毛猫もこの蕎麦屋が住まいである。
大通りに出るともう事務所はすぐ、毎朝こんなに色々な香りが待ち受けているのである。
改めて書いて見て何回も道を曲がることに気づいた。また、いつもの道から少し外れると何故か線香の匂いがする路地や豆腐を作る香りがする道など道を変えると匂いも変わるから面白い。