hokutoのきまぐれ散歩

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鎌倉橋

2018-03-20 05:00:11 | 川と橋とダム

『ぶらり橋巡り』その66。今回は日本橋川に架かる鎌倉橋に行ってみる。実は以前に神田川に架かる鎌倉橋(杉並区)に行ったことがあるが、この橋は鎌倉街道に架かる橋であった。しかし、神田の鎌倉橋は旧神田鎌倉町・鎌倉河岸にあるためにこの名前が付けられた。

上を外堀通りを通り、さらにその上には首都高速環状線が通っている。鎌倉河岸は江戸城を築く際に鎌倉から石材を陸揚げしたことから付いた名前。

橋の歴史だが、初めて作られたのは江戸時代、関東大震災後の復興事業として架け替えられたコンクリート製のアーチ橋で1929年に完成した。欄干には1944年にアメリカ軍の機銃掃射の銃弾跡が残されている。

日本橋同様に上を高速道路が走るため、一日中薄暗く、また、橋もよく見えないのが残念なところ。周囲の人々が橋を美しく保とうと定期的に清掃をしているらしい。

鎌倉橋は神田地区と大手町地区を結んでいるが、実際に渡ってみると鎌倉橋手前の神田地区はビルも低層の中小かつ古いビルが多く、橋の向こうは新しい高層ビルが立ち並んでいて橋がちょうど境となっている。これは江戸時代も同じで神田には商人や職人が住んでいたが、橋を渡ると大名屋敷が広がっていたようである。