hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

厩橋

2018-03-06 05:00:51 | 日記

『ぶらり橋巡り』その65。蔵前橋の次は隅田川のさらに上流にある厩橋(うまやはし)を渡ってみる。厩橋は都道453号線、通称春日通りが上を走る。


この橋の歴史は古く、花見客が多いために江戸時代後期には船の転覆事故が頻発し、民間で木橋を1875年に架橋したのが始まり。木橋の老朽化により東京府が1893年に長さ150mの鉄橋を架橋し、その後春日通りの建設が始まった。さらに関東大震災の復興事業として1929年に現在の橋が完成した。厩橋の上には16系統(大塚駅前〜錦糸町駅)の都電が走っており、私も小学生の頃に都電で渡ったことがある。


橋長150m、幅員22mと蔵前橋とはほぼ同じ規模であり、塗色は緑色である。橋の周辺は屋形船や都の作業船の船着場となっている。橋の名前は江戸時代に西詰にあった米倉の使役用の厩(御厩河岸)に由来する。


橋のレリーフや電灯の根元などに馬に因んだものが多く配されていて、そんなことに目をやるのも橋の楽しみである。