渋谷には色々なカレーの店があるが、訪問した『パク森』はかなり特徴的なカレーである。以前は市ヶ谷にも店があり、こちらには何度かお邪魔したが、いつのまにかなくなっていて、気が付いた時には理髪店となってしまっていた。現在は渋谷1店舗しかないが、場所は道玄坂の真ん中あたりでケンフラのすぐ先あたり、地下一階にある。
緩い坂を登るとか右側に緑の特徴的な看板、地下に降りると店のこだわり、毎日食べても平気な日常的なカレーと書いてある。
その先、左側のドアを開けると奥と左側にカウンター、さらに厨房前にもカウンター、少人数の客に適した席の配置となっている。
メニューはパク森カレーを中心に各種トッピング、ご飯の量や辛さも調節できる。久しぶりなので『パク森カレー、唐揚げ乗せ』(980円)にしてみる。
5分ほどでカレーが登場、ご飯を平たく盛った上にキメが細かいキーマカレー、さらに周りには普通のカレールー、ご飯は上からはほとんど見えず、つまりどんな食べ方をしてもカレールーが不足しないのが特徴。キーマの乗ったところをそのまま食べてもいいし、カレールーをかけてもいい。通常カレーのため、辛味はあまり感じないが、野菜やひき肉から出る風味が旨味を出している。
3分の1程度食べて唐揚げを一つ食べる。唐揚げだけでもきちんと味が付いていて、基本具がないカレーのため、一緒に食べるのもいいし、カレールーを絡めてもいい。
少しインパクトを付けようとテーブルにある『超超激辛』ソースを小さじ一杯かけて薄くのばして食べるが、ガツンと辛みがやってくる。注意書通り量を考えないと口が痺れて味がわからなくなりそうである。
この超超激辛ソースをかけた場所とかけない場所を代わり番に食べるのも面白い。若者にはご飯の量が少し少ないが、このタイプのカレーは滅多にない。癖になりそうなカレーである。ご馳走さまでした。
カレー屋パク森
渋谷区道玄坂2ー16ー8
0334649778