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暑い暑いと言っても夕方からは少し涼しくなるはずと今日は東京国立博物館平成館で開催中の『縄文特別展』に重い腰を上げて行く。
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もちろん、切符は大手新聞社販売店さんに頂いたもの。休日も夕方からはお年寄りが帰るためかなり空いているというのが、今までのパターン。15時に家を出て、博物館には16時過ぎに到着。
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入口も大して人もおらず順調。今回の展示は大きく分けて前半が縄文式土器、後半が土偶となっている。また、縄文時代と言っても紀元前11000年〜400年と1万年以上あり、これは6つに分類されている。
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まずは土器の展示が多いコーナーから。いわゆる小学校で習った縄文式土器とは一味違う壺型の先が尖った土器が並ぶが、これはかなり古い世代のもの。しかし、紀元前4000年には漆を塗ってベンガラで赤く彩色されたものが登場するのには驚く。石斧や鹿の骨で作った釣り針も並ぶが手先はかなり器用である。また、耳飾りや装身具で貝やヒスイを使ったものもある。
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その先には火焔型土器、ようやく知った形が登場するが、意外にも大きい。また、火焔型土器以外にも焼町土器、関山式土器など作り方の異なる土器も多い。
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そして、ようやく土偶に近づく。まずは国宝に指定されている火焔型土器、バランスも大きさも素晴らしい。さらに国宝の土偶が次々に現れる。
最大の45cmある『縄文のビーナス』、曲線で女性、しかも妊婦を表した『縄文の女神』。
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体育座りのような『合掌土偶』、仮面をつけたジャーマンのような『仮面の女神』などなど。いずれも女性の神秘、子孫繁栄を願う心がわかる。
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次のコーナーには土偶といえば思い出す亀ケ岡出土の遮光器土偶、顔がハート型にデフォルメされているハート型土偶などとにかくたくさんある。
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中には家畜や獲物、特に親子のイノシシなどは見飽きない。全部で207点もあるが、その美しさに魅せられた展覧会であった。
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個人的には『縄文のビーナス』が一番好きであったが、これらの土偶が発掘されたのがあまりに最近であることも知ることができた。
ちなみにいつもの展覧会に増してスーベニアショップが混んでいて飴で作った土偶や土偶貯金箱、折ると土偶になる土偶折り紙などは思わず買いそうになった。
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