人形町の夏の風物詩、せともの市が6日から3日間開催されている。歴史も古く1954年から毎年行われており、人形町通りの人形町交差点から水天宮交差点までの両側に沢山の露店が並ぶ。店もコンテナーにドサッと置かれた特価のせとものから1つが1万円を上回るような茶碗まで色々な種類の店が並んでいる。
もう、私も人形町に勤めるようになって日が経ち、せともの市は5回目ということもあり、大凡はどの店に行くと好みの商品があるかはわかっている。また、毎年狙っているのは片口・ぐい呑だけであるため、置いている店も限られる。今年も昨年と同じ店に行くと萩焼の白っぽい片口・ぐい呑のセットで12000円、青みがかった片口が8000円と欲しいと思うものは高い。
いつものように初日には目玉になるようなものを狙った人たちが買い漁っており、買う人は多い。一方、私はいつも最終日の夕方に残っていれば少し値引いてもらい買うのだが、結構欲しいものがないことも多い。
波佐見焼や小鹿田焼など生活用の瀬戸物を売る店が多く、中には沖縄ガラスや曲げわっぱ、箸など瀬戸物以外の店も出ている。その中で一山いくら、コンテナー内は一律20%offといった店が人気のようだ。
ほかにロクロや色付けの体験コーナーもあり、親子連れなどが楽しんでいる。一度、色つけは体験して見たい。
時間がありさえすれば丁寧に見てまわるのだが。いつも平日のみの開催のため、中々回りきれない。それにしても人形市、歳の市などとともに欠かせない人形町ならではの風景である。