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この時期の花といえばヒマワリやアサガオなどが思い浮かぶが、木の花としては百日紅と夾竹桃が挙げられる。百日紅の読み方は『サルスベリ』または『ヒャクニチコウ』と読む。後者は花の生きが長く、いつまでも日持ちするからのようである。
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一方、前者は木の表面の古いコルク層が剥がれ落ちて、新しいすべすべした感覚の表皮が残るため、ツルツルしてさぞや木のぼりの上手い猿も滑り落ちるだろう、としてつけられたもので、『猿滑』と書くケースもある。しかし、これは人が勝手に想像しただけで、実際には猿は簡単に登るようだが。
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久我山駅までの通勤路に大小様々な百日紅が花を付けているが、花の色はピンク、赤紫、白の3色。その割合はピンクや赤紫が80%で白系は少数派である。大木と言ってもせいぜい5mどまりのため、庭木には使われるのであろう。
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また、あまり花をしげしげと見たことがなかったが、花の真ん中が黄色くなり、その周りを縮れた花びらが覆っている。ただし、結構落ちやすく見るときには注意がいる。
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先日、埼玉県川口市見沼代用水路を散歩した際にはピンクの百日紅が道や水路に沿って植えられ、花びらが流れの遅い水路に落ちると、まるで桜同様にピンクの花筏を形成していたが、その美しさには驚いた。
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また、白い百日紅は国立博物館の入口に背の高い木があって現在満開だが、隣のピンクの百日紅と好対照で中々美しい。
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夏はいつまでも暑いが、それに負けることなく、咲き乱れている百日紅はまさに夏の花の象徴である。