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私は居酒屋がホームグラウンドではあるが、たまにはフランス料理に行くこともある。しかし、行くと苦労するのがメニュー、例えば①砂肝のコンフィ、②人参のラペ、③豚肉のリエット、前菜だけでも素材は分かるのだがその料理法がこれだけ分からない。
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(ラペ)
解説すると①コンフィは低い温度の油で煮るという調理法、②ラペは人参で作ることが多いが、スライサーなどで千切り(刺身のツマの大根のようにする)をドレッシングで和えたもの、③リエットはパテに似た調理法で豚肉を細かく切り、強めの塩をしてラードの中でゆっくり加熱、脂肪分がペースト状になるまで冷やした料理でうさぎやガチョウ肉を使うこともある。
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(ビスク)
次にスープ・メイン料理だが、①オマール海老のビスク、②白身魚とホタテのクネル、③サーモンのミキュイ、④ステーキフリット、⑤豚のケークサレ、⑥牛肉のポワレ、⑦天使のエビのフリール、⑧仔羊のラグー、いずれもよく分からない。もちろん、聞けば教えてくれるが、恥ずかしくて全ては聞きにくい。
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(ミキュイ)
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(ケークサレ)
また、解説すると①ビスクは甲殻類を裏ごしにしたクーリと呼ばれるソースに野菜や玉ねぎ、魚の出汁と共に煮詰め、生クリームを加えたスープ、②クネルはすり潰した魚肉に小麦粉、バターなどを練り合わせ、球あるいは俵形にして蒸したり、茹でたりしたもので日本のハンペンに近い、
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③ミキュイは食材の中まで微妙に火を通した調理法で鮭でよく作られる、④フリットは衣をつけて揚げた料理、フライのこと、⑤ケークサレは直訳で塩ケーキ、つまり野菜やチーズ、ベーコンなどを入れた食事向きのパウンドケーキ、
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(ポワレ)
⑥ポワレはフライパンなどに油を引いて魚などの表面をパリッとするまで焼く調理法、⑦フリールはたっぷりの油で揚げた料理、⑧ラグーはシチューのように堅い肉を柔らかくなるまで煮込む調理法、となる。これだけ知っていてもまだ足りないかも知れないが、最低限は理解できるであろう。フランス料理は難しい。
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(ラグー)