hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

宿場町草加を歩く①〜旧日光街道と歴史民俗資料館

2021-12-12 05:00:00 | 日記
今回は旧日光街道の宿場町、草加を歩く。草加の玄関口である草加駅は東武伊勢崎線に乗ると急行で北千住駅から2駅、埼玉県の最も南側に位置する。日光街道の宿場町は日本橋を出発して千住、草加、越ケ谷(越谷)、粕壁(春日部)と続く。

草加駅は思っていたより規模が大きく、東口・西口にそれぞれバスターミナルを持つ。東口を出ると巨大なSCに圧倒されるが、駅前すぐのベンチ横に腰掛けた女性のブロンズ像がある。

よく見るとお煎餅を焼いている女性、彼女こそ草加せんべいの起源と言われている『おせんさん』である。俗説ではあるが、茶屋で働いていたおせんさんが新しい商品を考えていたところ、通りかかった侍が一旦乾かした上で焼いて焼き餅としたらいいのではと言われて(売れ残った団子に困っていたという説も)作った。

これが宿場町の評判となり、草加せんべいが生まれたとされている。



駅前のロータリーからまずは旧日光街道に向かう。かなり古くからの家がそこかしこ。これだけ見て回るだけでも時間はたっぷりといる。
道を左に曲がり、歴史の散策路と名付けられた道を左に曲がる。商店街となっていて飲食店も多い。



小さな公園があるが、とやま公園と名付けられている。草加宿を開いた大山図書の屋敷にあった林がとやまと呼ばれていたためついた名前である。



その先には『草加市歴史民俗資料館』、元は草加小学校の校舎であり、自体が文化財になりそうな古い建物である。外には子供たちの可愛らしい靴がたくさん脱いである。

上履に履き替え中に入ると弥生時代の遺跡から明治明治・大正の農機具まで沢山の歴史遺産が所狭しと並んでいる。もちろん、先程の靴の主たちが狭い廊下を走っている。



ちょうど消防署が企画した『火消しの歴史』という企画展も行われていて、龍度水や古いポンプ、火消しの装束なども展示されている。



面白かったのは江戸時代の宿場町のジオラマと昭和初期から戦後まで活躍した映画俳優の大川平八郎氏の展示であった。(以下、次回)