hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

神田尾張屋本店〜神田ランチグルメ

2021-12-30 05:00:00 | グルメ
神田駅近くには老舗蕎麦屋が多く集まっている。神田やぶそば、まつや、室町砂場、罠庵などたくさんあるが、尾張屋本店もその一つである。神田にも支店を持ち、5階建のビルで営業している。薮蕎麦は東京根津が発祥、更科は長野、砂場は大阪にルーツがあると言われている。尾張屋は1465年(応仁の乱の前年)に京都創業の店があるが,神田尾張屋・浅草尾張屋のルーツはどうなのであろうか。

店は地下鉄の神田駅出口から1分、お隣はかんだきくかわという老舗の鰻屋さん。ただ、現在は休業中であるが。昼時、店に入るとかなり混雑している。1階から2階と半地下に分かれているが、半地下の2人席に案内された。メニューを広げると温かいそば、冷たいそば、ご飯もの、さらにそば前と呼ばれる酒のつまみも豊富である。



寒かったこともあり、本日は『肉なんばん』(900円)をお願いする。というのも私の席が階段下で入口が開くと冷たい空気が入り、寒くてせいろという気分ではなくなった。

私の隣には神田の商店のご主人と取引先といった風情の2人が盛んに話をしている。内容はよくわからないが、体調というか、病気自慢ばかり。その後ろの同僚のような2人はこれから予約する旅行の話が中心。

少し経って湯気が立つ肉なんばん蕎麦登場。見た目は会社のそばにある堀留庵の方が盛りがいいなと感じる。丼は口径が広く、やや浅め。豚肉とネギの他にほうれん草が入っている。まずは麺からいただく。かなり熱いがしっかりと打った麺で喉越しもいい。

具材は豚肉がちらほら見える程度ではあるが、蕎麦をたぐると意外に具も多く、ツユは出汁がしっかりとしていて全体のバランスがいいのか、美味い。七味唐辛子をたっぷりと振り、熱い蕎麦をハフハフ言いながら平らげていく。

丼の形状のためか、結果としてはさ量もしっかりあった。コロナなどない時代なら豊富な蕎麦前で一杯行きたい店である。ご馳走さまでした。




神田尾張屋本店
千代田区神田須田町1ー24ー7
0332562581